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地域に溶け込む川崎フロンターレ12 【J特】

2011-04-27 00:08:56 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 川崎への旅です。現在、2010年12月です。まだまだ先は長いです。いくつかいい事例を発見できておりますが、今日現在で一番素晴らしい事例をお届けします。
 「インターン研修」というタイトルの記事が出て来ました。てっきり、地元大学くらいから学生を受け入れ、フロント業務を一緒にやっているのかと思いこんでいました。川崎さんは違います!「選手の!」インターン研修です。
   
 選手のセカンドキャリアを考えてJリーグが実施しているJリーグキャリアサポートとJ1川崎のクラブとスポンサーが組んで行なうインターン研修で、他のサイトでは「クラブが独自に進める選手教育の一環。クラブは今後もこうした就業体験を通し、選手のコミュニケーション能力を高めていく」と紹介されていました。記事では、アジア大会が終わってすぐの登里選手、安藤選手に加え、高須選手の3名が登場しました。
 記事ではスポンサーであり、協賛制度のサポートショップであるローソンさんがわざわざ3名もインストラクターを派遣し、みっちり指導されたとか。サポートショップとの強い関係が垣間見えますね。協賛店制度を導入していないクラブもありますが、こちらを見るとクラブと店(商店街)が相乗効果を上げている事がよくわかります。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2011/0109.html

 Jリーグのインターンシップについて調べてみると、少し昔の記事ですが出てきました。Jリーグキャリアサポートセンター(CSC)は選手のセカンドキャリアに対する意識啓蒙を目的とし、2004年からJリーグの現役選手を対象にインターンシップ(職場体験実習)を実施しているそうです。2006年度については、以下のように18選手が参加されたとか。
新聞社、スポーツ店、旅館、建築会社、漁業や靴作り、サッカー解説などの仕事を体験されたようです。
Jリーグ公式HP該当ページ:http://www.j-league.or.jp/release/000/00001537.html

 Jリーグ公式HPのキャリアサポートセンター(CSC)を見てみました。もっぱら1月などオフシーズンに実施されていますね。2010年度は、スタバ、インテリアショップ、革製品工房、お好み焼き店など。2009年度は、電通、ペットショップ、証券リテール部門業務、アクセサリー店、カフェ、古着店など。2008年度は、自動車販売店、酒造メーカー、競馬雑誌、競艇場など。2007年度は、レストラン、居酒屋、かばん工房などが出てきました。余り詳しく出てこなかったですが、J1川崎では去年までしっかり事業を進められていたようです。

 J1川崎は、2010年の秋には、とんかつ和幸で研修を行われています。この時は形だけではなく「本物の」ということで、スタッフの付き添いもなく、完全に研修優先で実施されたそうです。1人の選手はこれまで一度もアルバイト経験がなく、人生で初めてプロサッカー選手以外の仕事を経験したとか。こういう選手ってどこにでもいるのではないでしょうか。
 このインターン研修は、どうもJリーグに協力を仰ぎながら、自分ところのスポンサーと連携してクラブ独自で実施されているようですね。「選手教育の一環。就業体験を通し、選手のコミュニケーション能力を高めていく」とありますが、前に何度も「選手による社会貢献活動は、選手の社会体験にも貢献できる」と紹介しています。つまり「サッカーだけやっとればええ」では、選手のためにならないのかもしれないのです。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2010/1128.html

 「うちとの契約はサッカーだけでいいから」と選手と契約するのも、結果的にはその選手のためになっていないケースが結構あるのではと思えてきました。「あそこのクラブは、引退後の事もちゃんと考えてくれていていい」と評判が立てば、若くていい選手が聞きつけて集まってくるというもの。結構そういう横の情報交換は進んでいると思います。何年か前のボランティアで一緒になった某大学女子サッカー部の子が「(なでしこで)▲▲は□□で、〇〇は環境がいいらしい。〇〇に入団したい」と話をしていたのを思い出しました。口コミって早いですからね。

 「どうしてうちのクラブはいい選手が来ないのだ?」と思っているクラブがあれば、ひょっとしたらこういうソフト面の事もあるかもと思ってしまいました。そういえば昔プロ野球のヤクルトが、そういう引退後の事も考えてくれる球団で評判になっていると聞いた事があります。
 何分素人の戯言なので、聞き流して欲しいですがJ1川崎の事例を読んでいると、Jリーグ百年構想はこうした面もカバーできている、実施できていないクラブはこういう所が影響して、うまく回っていないのかもしれないと思ってしまいました。長い目で本当に選手の事を考えてくれているクラブに、いい選手が集まってくるのかもしれませんね。もう少し調べてみるとしましょう。川崎の旅面白いです。まだまだ素晴らしい事例が登場してきますよ。乞うご期待。  

 話は変わり、J1福岡で4/29の鹿島戦の試合告知のため、27日(水)に福岡市内(天神・博多駅前)で実施する街頭キャンペーンに、福岡の選手が参加して試合告知チラシ配布をするそうです。 参加するのは吉原選手(18番)と孫選手(26番)、畑本選手(27番)、牛之濱選手(28番)だそうです。 福岡さんは、比較的こういう事例は少ないかなぁと思っていたクラブですが、こういう立派な事例を紹介させていただいてうれしいです。これからも選手によるファンサービスを頑張って欲しいと思います。
J's GOAL該当ページ:http://www.jsgoal.jp/official/00117000/00117910.html

コメント (2)
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