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地域に溶け込む川崎フロンターレ106

2022-09-05 00:03:42 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今回は事例紹介114を誇る当ブログの巨頭川崎さんの登場です。今回は今年2月に就任された吉田新社長のスポナビのインタビューです。吉田社長は親会社富士通の副社長で、東京五輪の推進本部長を勤められた経験豊富な実力者ですね。川崎さんのいいところは、企業チームとして代々の社長が親会社から天下りしてくる形なのに、どの人も優れた価値観でクラブを成長させているところ。市民クラブでありながら、「親企業の無い企業チーム」状態と見受けられるところよりもよっぽど地域に根差しており、地域貢献活動をすればチームも強くなる事を実践された付加価値が高すぎるクラブです。さぁ吉田新社長はどういう価値観なのか、気になります。

クラブをより深く地域に浸透させる。そしてアジア戦略。川崎フロンターレの吉田明宏社長が描く未来 - スポーツナビ

クラブをより深く地域に浸透させる。そしてアジア戦略。川崎フロンターレの吉田明宏社長が描く未来 - スポーツナビ

8月19日に公開された動画コンテンツで、川崎フロンターレの吉田明宏社長が語るサッカー経営の「最前線」という興味深い内容の…

スポーツナビ

 

【クラブをより深く地域に浸透させる。そしてアジア戦略。川崎フロンターレの吉田明宏社長が描く未来】
「いまや名実ともにリーグを牽引するビッグクラブとなりつつある中、川崎フロンターレというクラブがいかに変化し、どこに向かおうとしているのか。吉田社長の言葉から、その方向性について考えてみた。
『クラブが地域のインフラ的存在になること』
 吉田明宏社長が就任当初から宣言している目標である。これは単なるサッカークラブではなく、生活の一部としてなくてはならない存在を目指すというものだ。川崎フロンターレが街や暮らしに違和感なく溶け込むだけではなく、最終的には水道や電気と同じレベルで欠かせないものになる。そんな目標を掲げている。」
「まだまだ歴史は浅く、先は長い。だからこそ、『生活の中にフロンターレがある』ということを浸透させていくための姿勢は常に惜しまない。先日発表された、かわさきこども食堂ネットワークの支援開始もその一つだろう。サッカーを通じて健康や教育などあらゆる分野に目を向けながら、川崎フロンターレが関わることで、社会に必要な地域コミュニティとして認識してもらう。『サッカーだけではなく、そこから派生した社会貢献活動をみんなで一緒にやる』と話しているのも、地域のインフラ的存在になるためにつながるものだと言える。さらに、そこから地元企業と連携していけるようになれば、より発展的な何かも生まれていきやすいからだ。」
「発展性も含めて、『フロンターレ経済圏を作りたい』と吉田は口にしている。ファン・サポーターを巻き込みながら盛り上がり、サッカーをきっかけに新しいビジネスが生まれていくようになれば、川崎という街の発展にも大きく繋がっていく。そうやってサッカーを通じて、関わった人たちにも豊かな人生を送ってもらいたい。それが吉田が思い描いている未来のようにも感じる。
 もちろん、社長1人の力だけで全てを変えられるわけではないだろう。ただ振り返ってみると、このクラブは、そのための下地作りは地道に進めてきた自負がある。チーム強化だけではなく、地域密着を両輪にしながら前進してきたクラブだからだ。
 少しだけその歴史を振り返っておくと、最初にそれを強く打ち出したのは2代前の社長である武田信平だろう。2000年12月に社長に就任してから2015年4月まで約14年4ヶ月に渡ってクラブの舵を取った彼は、企業のサッカー部ではなく、川崎市民のためのクラブであるという本気の姿勢を見せていった先駆者だ。」
「そして武田の後任となり、前社長でもあった藁科義弘は、前任者の土台を生かしながら、足りない部分の先行投資に力を注いだ。大物選手の獲得など、無冠に泣き続けたクラブが優勝するために必要な環境作りにフォーカスした。藁科前社長の在籍6年間で、クラブはリーグ優勝4回、天皇杯とルヴァンカップを1回ずつ、合計6つのタイトルを獲得。」
「現社長である吉田は、名実ともにリーグを牽引するビッグクラブとなった中で、藁科から社長のバトンを引き継いだとも言える。このクラブをどう発展、成長させていくのか。冒頭で触れた『地域のインフラ的存在になること』に加えて、吉田が打ち出している鍵がいわゆる『アジア戦略』。つまり、クラブをアジアにも浸透させていくことだ。
 2013年でのベトナムでの親善試合から始まり、サッカーを通した交流活動は継続的に実施していた。そんな中、今オフには、タイの国民的英雄であるチャナティップをコンサドーレ札幌から獲得。ここからアジアに向けたマーケット戦略も一気に加速した印象である。」
「なお9月10日のサンフレッチェ広島戦では、タイに関するイベント『抱きしめタイ!』を開催予定である。タイ王国大使館の全面バックアップということもあり、結びつきが強くなっていく兆しを見せていきそうだ。川崎フロンターレというクラブをより深く地域に浸透させるとともに、アジアという大きな市場にも展開していく。吉田が新社長として課せられたミッションはあまりに大きい。」
   
 という感じでした。2代前の武田元社長は当ブログでもリスペクトしていた、立派な社長さんでした。14年間でチーム強化と地域密着を両輪に前進させながらJ1のトップクラブに成長させた功労者。その次の藁科前社長は優勝という黄金時代を実現させた実力者であり、そこを引き継いだ吉田社長は本流以外の部分での伸び代を期待されているイメージです。それは「インフラ」という表現に象徴されています。元五輪推進本部長という事、フロンタウンのスタートという事で、やはり更に事業の広がりを期待されているのではないでしょうか。アジア戦略の他、SDGsやシャレンなどの取り組みもその一環でしょう。
 今後はビジネス色が増えて来そうですね。スポンサーを中心としたビジネスマッチング事業は、浦和さん、鹿島さん、大宮さんが活発にされていますが、川崎さんの事だから更に発展させて、Jクラブの新時代のビジネスモデルを産み出すと思われます。リーグ戦も佳境に入りつつありますが、順位表をよく見ると、試合数の少ない川崎さんの優勢さが見えてきます。最後はマリノスさんとの競り合いになるでしょうが、頑張っていただきたいと思います。時節開催のタイに関するイベント「抱きしめタイ!」もリスペクトせねば。
J1川崎関連:11411311211111010910810710610510410310210110099989796959493929190898887868584838281807978777675747372717069686766656463626160595857565554535251
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers

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