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Jリーグの話題43

2013-08-24 00:22:03 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 来シーズンに発足するJ3で、U-20チームの参戦の話がありますが、当ブログでも取り上げた育成に長けているC大阪から、昨日異論が出ていると報道が流れました。読んでみると、なるほどなぁと感心する話でした。媒体は東スポWEBですが。以下、抜粋して紹介。
    
 来シーズン発足のJ3に、日本協会がU-20選抜チームの参戦計画があるが、Jクラブから「異論」が噴出。最近、代表選手を輩出していて、自前の育成システムに自信を持つC大阪の岡野社長が以下のコメント。

「うちは反対。週末だけ集まって試合をする事は簡単ではなく、ナンセンス。個々のクラブで育成はきちんとできるはずで、例えば、うちでクルピ監督のサッカーを叩き込まれている選手が、選抜チームで集まった時にいきなり「ドン引き」のサッカーをさせられたら、どうなるのか。若い世代だからこそ、やはり一貫した指導が重要。育成に力を入れるクラブは、どこもそのへんを考える」
 岡野社長は、チーム運営の費用負担や、選手が故障した際の補償など、クリアすべき課題が山積していることを理由に問題提起し、C大阪としてはあえてJ3に頼る必要なない姿勢。この反対論には、一般論として同調するJクラブが多くあるとの見解も。

 現在流れているU-20選抜参戦プランは、試合ごとにJ1、J2の各クラブから2人を招集して編成。チームの主力として活躍する選手については、クラブの拒否権を認める形で日本協会と話を進めるとか。活動拠点などは設けず、試合ごとに集まりリーグ戦に参加。遠征費はクラブの負担だが日本協会関係者によると、育成に絶好の場となるため各クラブは協力的とされています。

 ただ、選抜チームは試合前々日に集合し、極めて限られた時間の中でミーティングや練習を行う予定で、その短い時間では戦術理解や選手同士の連係度が深まることは期待できない模様。加えて、各クラブでの指導方針を始め、出場可否や異なる起用法によって、選手が混乱することも考えられるため、逆に成長を妨げる危険性も。ただ、クラブには拒否権があるため、反対クラブが増えれば、U-20選抜の参戦プラン事態が頓挫する可能性も高いとしています。

 この「トップチームと同じ戦術の一貫指導」というのは、実は同じく育成に長けたJ1柏も同じ事が言えます。「攻撃的なボールポゼッション」などが、一貫した指導で育成のコンセプトとしています。つまり、ボールをつなげて前へ攻めるという戦術は、アカデミーでも幼い世代から一貫して選手に叩き込まれているという事です。確かに小学校の頃からポゼッションサッカーを習ってきたのに、J3の試合に行くと守ってカウンターというサッカーをさせられると、混乱するかもしれませんね。

 この記事を読むと、拒否権があるのでC大阪のようにメリットを感じないクラブは、参加させないと思いますが、南野選手のように主力選手だけでなく、対象選手そのものを参加させない可能性があります。また、同調したクラブがJ1を中心に増えるでしょうが、余りに反対が多いと、確かに頓挫する可能性もあります。個人的には黄色いチームは、基本的にアカデミー重視期間が長く、開放的なので、「違う戦術も経験」という事で反対はしないような気がします。
 Jリーグはここ最近、2ステージをはじめ、次々と改革案を出されますが、日本全体がニッコリできるように、ファン・サポーター不在の暴挙にならないように、慎重に事を進めていく事をお願いします。ポストシーズン制は大反対ですが。
東スポWEB該当記事:http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/175418/
Jリーグ組織問題関連k⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130818
   〃          ⑭:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130712
   〃          ⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130711
   〃          ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130710
   〃          ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130704
   〃          ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130614
   〃          ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130518
   〃          ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130125
   〃          ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121228
   〃          ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121217
   〃          ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃          ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃          ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃          ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃          ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

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