J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化等「岡山からJリーグ百年構想を」。情報リスペクトブログ。

地域に溶け込む川崎フロンターレ9 【J特】

2011-04-22 01:13:44 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 しまくんのブログ情報で、J1川崎の「フロンターレ日記」の存在を知りました。毎日更新しています。その事を知った瞬間、「あぁ、川崎への旅が始まってしまった・・・」と思ってしまいました。出てくるのは素晴らしい事例ばかり。当ブログで取り上げた事例も含めて、これでもかというくらいにあります。「川崎への旅」というのは、「すべて観る」という事です。すべて観ないと語りにくいので。
 毎日更新といえば、某黄色いチームの「日立台広報日記」がありますが、向こうは練習内容や試合会場の様子など、現場の記事が多いですが、川崎さんは運営側ばかりですね。見応えがあります。

 今回は詳しく紹介しませんが、ザザっと観た感じで目にとまったものをいくつか。しまくんブログにもありましたが、商店街訪問(その1その2)です。毎年、必勝祈願の後の市内14エリアにわかれて商店街まわりをされているそうです。(お参りして、ハイ解散!とは違いますね)
 いつもお世話になっている商店街の皆さんに挨拶をする日でもあり、現選手には改めて、新入団した選手達には、J1川崎はこうやって地元・川崎の皆さんにサポートして頂いているからこそ成り立っていて、サッカーをやらせてもらっているんだってことを文字通り身体でわかってもらう日だそうです。選手達も十分に理解し、むしろ積極的に、皆さんに直接お会いできることを本当に楽しみにしている様子とか。いいですねー 
 「このような地域貢献活動、商店街回りは、これまで所属したどのクラブでも経験が無いことでした。素晴らしいことだなと。これがフロンターレがフロンターレたるゆえんなのかな、と思いました。」と稲本選手のコメント。
 「今日、皆さまから頂いた想いをパワーに換え、より一層、熱いプレーを見せてくれることでしょう」と締めくくっています。

           
 この活動では、まだサポートショップに加盟していない店舗に「川崎フロンターレです!!サポートショップに加盟お願いします!!」とカタログを持って入っていき、加入勧奨をされているそうです。サポートショップ、すなわち当ブログでも大昔から紹介し続けている「協賛店制度」です。 ちょっと観ましたが、スゴい(よく使う表現)です。憲剛や稲本が普通に商店街をローラー作戦しています。行く場所行く場所で、すごい出迎えを受けていますが、どの選手も慣れた感じですね。最後に「力をもらった」と締めくくっています。だから強いんでしょうねぇ。
 「この商店街の皆さん、このサイン会に集まった100人くらいのファン・サポーターが、みんな今日は俺のプレーを観てくれてるはず」と思って、プレーに集中でき、苦しい時にももう1歩走れるのではないでしょうか。いろいろ観ていると、「サッカーだけで頑張る」と選手を出したがらないチームも見かけられますが、こちらは全く逆。だからJ1の上位につけているのかな。

 あと、古い読者の方はご存知と思いますが、当ブログでは商店街・商店を、支援する三位一体(行政・財界・市民)に続く第4の極と呼んで、紹介してきました。ファンクラブカードを提示したらメリットがある等の「協賛店制度」を大昔から紹介し、J2では3クラブのみ未実施(当時)と紹介しております。この辺りなんでしょうかねぇ。
J1川崎公式HPサポートショップページ:http://www.frontale-city.com/

             
 あと、観たのが、フロンターレの計算ドリル。目標としていたアーセナルのように、地元自治体も運営資金を負担してくれるようになったと、喜んでおられました。レベルが違いますね。教育など更に深い部分で、クラブを溶け込ませていこうという強い意志を感じます。
 中にはせっかく行政から、こういう提案を受けても、「まずサッカーに専念して頑張りたい」と断っているクラブもあるかもしれませんが、確かJ2湘南は、年間予算の2割(だったかなぁ)をサッカー以外の社会貢献活動に充てるとして、事業計画に組み込まれていると聞きました。「価値観」の部分でしょうか・・・
J1川崎公式HP計算ドリルページ:http://www.frontale.co.jp/diary/2011/0413.html

 ちなみに憲剛選手といえば、今日付けの報道で、東日本大震災の被災者への義援金として、今季の全公式戦で1得点、1アシストを記録するごとにそれぞれ10万円をJリーグを通じて日本赤十字社に寄付すると発表しています。「川崎の一員、一人のサッカー選手として少しでも継続的に支援やサポートをしていけたらいい」と本人のコメント。

 「サッカーでできる事を考える」(どこかで観たどこかの事例)のも良いと思いますが、「Jリーグファミリー」である以上は、「Jリーグ百年構想」を事業の根幹に置く事は当たり前の事だと思います。
 ちなみに、具体的にどこのクラブと比べてという事はありませんが、日々ネット等ですべてのJクラブの動向をチェックしていると、自然と「違い」を認識してくるし、メジャーで常勝で、J1の優勝争いをしているクラブは、実はJ1川崎のようにしっかり底辺での「草の根運動」をやっている事に気づかされます。そういうのを観ていると、「だから強い」「だから勝てない」と自己分析してしまいますね。
 さぁ、「川崎の旅」頑張りたいと思います。 うーん、ネックはサイトが全体的にやや重い事、そして次のページを開きにくい事かな。皆さんも一緒に「川崎の旅」ご一緒しませんか?
J1川崎公式HP「フロンターレ日記」:http://www.frontale.co.jp/diary/
しまくんブログhttp://ameblo.jp/sannchan1k-15shappy/

コメント (2)
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