足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

IPO(新規公開)への投資の仕方

2006-02-06 18:20:27 | 株式

今週の8日(水)から2月のIPO(新規公開)が本格化する。今週は7銘柄が公開される。

8日は岩井証券(8707)、エヌ・デーソフトウェア(3794・JQ)、フェリシモ(3396・東2)、9日はドリコム(3793・マ)、10日はエスプール(2471・HC)、ハウスフリーダム(8996・福証)、グラウンド・フィナンシャル・アドバイザリー(8783・JQ)という顔ぶれ。

ライブドア問題で新興市場に対する人気が冷え、IPO市場にまで影響が及ぶかという懸念もあったが、1月末から今月初めに公開された2銘柄は相変わらず過熱気味の人気だ。

1月30日に公開したエステック(6161・マ)はIPO価格35万円に対して89万円で寄り、高値は119万円まであった。本日は87.9万円。私の理論株価は84万円。自動車の生産現場で使われるねじ、ナットなどの自動締め付け機器のメーカーである。

2月2日のヒビノ(2469・JQ)はIPO価格2,000円に対して4520円で寄り、高値は4,900円、本日は3,550円。理論株価は3,700円。業務用の音響機器の設計、販売、レンタルというビジネスモデル。

新興市場フアンにとっては「初値をどこまで追いかけてよいか?」、「うまく投資できてどこで利食いするか?」が最大の関心事である。

なによりも大切なのはビジネスモデルの検討で、「当面、30~50%以上の成長が期待できるか?」の問題にある。私はその回答のカギとしてウォール街でどう評価されているかを参考にする。

ただウォール街にも先例のない日本独自のビジネスモデルも出現するケースが、これから出てくる。

今週の7銘柄のなかには初値で投資して短期での成果を上げることの出来る銘柄もでるだろう。特に銘柄数が多いのはチャンスである。理論株価をもとに考えることにいている。

2月