足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

2019年の相場に明るいサイン

2019-01-12 12:48:06 | 投資戦略
年明け第2週目のNY株は小幅安。しかし週間では主要指数のダウ平均、S&P500、ナスダック指数が揃って上昇、特にナスダック指数の上昇が目立った。
ワシントンの経済クラブでパウエル連銀議長が「金融政策には柔軟性と忍耐が必要」と発言したが、早急な追加の利上げの可能性が後退したと受け止めた。発言は先行き早急な追加利上げがないと言う印象を投資家に植え付けた。
米国の政府機関の一部閉鎖は3週間に及び、過去の最長記録と並んだが前例からみて相場の方向性を変えないという確信が強い。
年初来の市場で問題になってきた米中の関税戦争も相場には織込み済みと見る向きが多い。テクニカル指標も強気派を後押しする。
バンク・オブ・アメリカのBull&Bear指数が1月3日に極端な弱気になったが、経験則から目先の株価の上昇を暗示した。
年末には恒例どおり投資家は手持ちのポジションを減らしたことも、資金流入の背景にはある。
個別銘柄ではNetflex(NFLX)の上昇が目立つ。映画TV,DVDをインターネットを通じて視聴するサービス提供をするが、最近の成長銘柄の先導役になった。
年末に懸念された株価の不振懸念が遠のき、2019年の相場の先行きに楽観する投資家が日が経つにしたがって増えてきた。
幸先に明るい光を投げかける新年相場の展開である。