足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

前連銀議長が助け舟

2019-01-11 21:24:25 | 投資戦略
ウォール街では相場の13年ぶりの好調なスタートに注目する向きが出てきた。これまでのところ年初来の連騰相場をみて慎重派にも見方を前向きに修正するのが散見されはじめた。
年初来の連騰相場は2006年以来のことである。
連銀パウエル議長はワシントンの経済クラブで、これまでの連銀議長2人との座談会で市場の利上げ懸念を和らげる発言をした。これがきっかけになった。これまで市場がタカ派的寄りとみなしてきたが、2人の前連銀議長を前にして、市場が感じ取ってきたパウエル観の修正に努めた。先輩の前連銀議長もパウエル議長の評価を変えることに努めた観がある。
クリスマス前に遡ると市場の人気が大きく転換してきた。
さすがは世界の中央銀行といわれるだけに、その影響力を意識しながらの座談会であった。株式市場にはなによりもの新年のお年玉である。