足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

米雇用統計に反応し下落・・・調整は一時的

2016-06-04 07:47:51 | 投資戦略
注目の雇用統計(5月)は事前の予想を大きく下回りNY株は反落した。
雇用増は3万8000人と4月の16万人から大きく落ち込んだ。一足早く発表された民間雇用機関ADPの数字は17万3000人増であった。
今回は特殊事情として通信会社ベライゾンのストライキ3万5000人のマイナス要因があった。
大幅な減少で予想されていた今月のFOMC(14~15日)での利上げ決定予想は後退し、7月に持ち越される観測が有力になった。先物取引での今月の予想は前日の21%から7%に急減した。
月曜日にはイエレン連銀議長の講演会が予定されており、なんらかのヒントが出るだろう。新規雇用の減少は卸売り、建設分野が目立ち、増加はヘルケア業界であった。
ドル相場が下落し、円相場は106円台に上昇した。
この日の反落でもNYダウ、S&P500、ナスダック指数は50日移動平均線を上回っており、株価の上昇トレンドは健在だ。ウォール街ではダウ平均、S&P500、ナスダック指数は50日移動平均を上回っている。

円高の展開で市場の関心は次の日銀政策会合(15~16日)に集中する。
月曜日の東京市場の反応がどう出るかが関心事だが、株価が下落するなら絶好の買いチャンスとみる。
東京市場では個別銘柄の押し目買い戦略をとる。
われわれが中長期的に注目してきた特選銘柄のなからテク二カル面で注目できるのを25日移動平均との乖離率で選んでみた。クックパツド(2193)-7.17%、ぐるなび(2440)+6.0%、MonotaRO(3064)+4.3%,塩野義製薬+0.2%(4507)、小野薬品(4528)-3.1%、そーせいG(4565)-3.7%,リゾートトラスト(4681)-1.4%、竹内製作所(6432)+5.3%、ホシザキ電機(6465)+4.7%,シスメックス(6869)+4.7%、朝日インテックス(7747)+1.9%。
寿スピリッツ(2413)+15%、日本調剤(3341)+11.7%と乖離率が上に大きく乖離している。

本日の日経新聞にホンダ(7267)が取り上げられた。かねて米国の機関投資家デビッド・ヘロー(オークマーク・インターナショナル)が力をいれている銘柄だ。自動車株では人気面で遅れをとって来た。注目株に入れたい。彼は21世紀の最高の投信運用者に位置づけられている。