足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソフトバンクの孫社長の眼力

2013-09-28 09:20:43 | 株式

 中国最大の電子取引のアリババが香港取引所への公開を断念した。現在の株主はソフトバンク35%、米ヤフー24%、経営陣が10%である。公開を前にして経営者の持ち株比率を引き上げるため、2種類の株式の発行などが検討されたが香港取引所が反対した。

 アリババは地元での公開はあきらめNY市場を選択することになる。

 短期間に世界最大の電子商取引の企業にのし上がったが、経営陣も自分たちの企業が短期間にここまで成長することは読めなかった。

 ウォール街で公開されると1200億ドル(117000億円)以上の時価総額になるという見方が出ている。

 ハイテク企業の時価総額をみるとアップル(AAPL4300億ドル、グーグル(GOOG2981億ドル、アマゾン(AMZN1443億ドル、フエィスブック(FB1240億ドルで世界企業の仲間いりをする。

公開が時間の問題になってきたツィツターは100億ドルの予想でアリババの10分の1である。

 地元の中国での公開を飛び越えてアリババの米国での公開が実現しそうである。

 これらの動きをみているとインターネット業界の成長の威力を実感される。

 ソフトバンクの孫社長の時代の先を読む眼力が改めて知らされた。アリババの公開による最大の受益者はソフトバンクと米ヤフーである。両銘柄ともすでに株価は動き始めている。

 

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