足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ウォール街で海運株人気が鮮明

2013-09-20 07:41:36 | 株式

 連銀FOMCの現状維持の政策で急騰したNY株の2日目も高値圏で引けた。

 市場の予想の多数決は資産買上げの縮小にあったが、予想は外れた。

ビッグサプライズであっただけにメデイアの評価は賛否両論だ。

そのようななかで世界最大の投資家ウォーレン・バフェットは「バーナンキ議長はだれよりも景気の現状を熟知している。政策は難しい局面にきたが、自分で始めた仕事は自分の手で終わらせるのが本来の筋だ」と今回の政策決定には大賛成だ。バフェットはかねてバーナンキ議長の継投を主張してきたひとりだ。

市場のハト派エコノミストは「イエ―レン色が鮮明になった決断」と評価する。メデイアは様々な評価をするが、リーマンショックという恐慌の一歩寸前で米国経済を救ったバーンナンキ議長の功績と手腕にはだれも打ち勝つことはできない。それを引き継ぐとしたらイエ―レン副議長をさておいて現在では考えられない。

 今年のNY株は年初来、15%以上も上昇した。歴史的にみて19月に15%以上も上がった相場はかならず年末まで上昇トレンドをたどったというデータをBiriyniは昨日、発表している。

 昨日のウォール街では引き続き海運株が活況であった。先に「トリトンスクエア通信」で紹介した海運株ドライシップス(DRYS)が、昨日もが大商いの内に+9.6%も上昇した。久しぶりの大人気に投資家の関心が高まる。

根底には海運株のファンダメンタルの改善がある。

 

東京市場でも海運株の人気はこれからが本番であるとみる。