足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

NY株の基調は堅調

2013-09-16 12:06:31 | 株式

今週は米連銀FOMCが開催される。ことしの5月にバーナンキ議長が議会証言でQE(量的緩和政策)の手直しに言及していらい、政策の手直しは市場での最大の関心事であったが、今週の理事会ではこの問題に解答が出る可能性が高い。

いまひとつ休日中のウォール街では連銀議長の人選について一つの回答が出てきた。バーナンキ議長が来年1月に辞任することが決定的だが、後継者レースにはサマーズ元財務長官とイエーレン現連銀副議長が有力候補であった。オバマ大統領の意中のひとはサマーズ元財務長官であったが、本人が自ら辞退の意向を大統領に伝えた。

したがってイエーレン副議長の可能性が高まってきた。バーナンキ議長の緩和政策を支えてきただけに、就任の可能性が高まりドル安、株高という形で時間外取引では反応した。代表的なハト派の就任を歓迎した。

9月相場は先週まで好調な展開を続けてきた。

先週後半には注目のツイッターがSECに株式公開の申請をした。通常なら3ヵ月半以内に公開される予定である。年内の公開を目指す。

昨年5月にIPO(新規公開)したフエィス・ブック(FB)は公開後に一本調子で下落し市場の不信感を買った。世界中の投資家が第2のグーグルと夢を賭け、公開価格が異常に高い水準で決まったことが主因だ。しかし1年余を経て公開後の高値の水準にきた。

ツイッターはフエィス・ブックの2の舞にならないよう実務を担当する投資銀行も配慮するはずである。ツイッターの公開には注目したい。