決算発表がはじまった。
昨年末いらいの上昇相場を支えてきた日産自を皮切りに自動車株の発表が相次ぐ。しかし期待感が強かったせいか好調な決算発表にも反応が鈍い。来週は三菱自、ホンダ、富士重工業、マツダ、トヨタ自と相次ぐ自動車株の人気は終わったのか?来週の主力株の発表後の人気が目先を占うカギだが、今回の自動車株の人気が相場の流れをつくることには変わりはない。
自動車株の人気は世界的で大手ヘッジファンドをはじめ有力投信も主軸株のひとつとみている。いちばんいい例がウォーレン・バフェットだ。めずらしくGEの大株主になった。彼が注目する場合は短期的な投資であっても2~3年は保有する。単なる循環的な人気をとりにいっていくのでなく、世界経済の回復の主役のひとつとみている。
話は替るが昨年5月に公開されたフエィスブック(FB)の株価が完全に戻り歩調にはいってきた。いちはやくビジネスの主戦場をモバイルに切り替えた成果が出てきた。今週の決算発表で人気が大きく変わった。昨日はゴールドマンサックスが目標値を$45にした(引け値$34.36)。先週末比では+32%と大きく反発した。
フェイスブックだけではない。中国のネット株の百度(BIDU)が決算発表し引け後の売買では+17%も急騰した。
ウォール街でのインターネット株の人気をみていると底流には強い人気再燃の動きを感じさせる。
東京市場にもその人気が波及する可能性が出てきた感じを強くする。
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