足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

オリンパスの値決め

2013-07-19 07:22:20 | 株式

 

バーナンキ議長の2日間の議会証言が終わった。5月の議会証言では政策の変更を示唆する発言とみられ6月の世界の株価に衝撃を与えた。しかし今回は「雇用の回復が確認できるまでは現状を続ける」という主旨の発言で終始し、目先の出口戦略論の議論を封印した。今月末の2日間の連銀FOMCでは新しい材料は出ないだろう。

 

ウォーレン・バフェットの医療関連ダビダ[DVA]の持ち株が着実に増加している。全米で人口透析の医療機関チエーンを運営する企業だが、時間を追って持ち株を増やし筆頭株主のポジションを高めている。安定したフリーキャシュフローで抜群の資産内容だが、ビジネス環境も成長を続ける。会社はバフェットから株主権を発動して経営支配を行わないという約束を取り付けている珍しいケースだが、それでもバフェットはあきらめない。ヘルスケアの分野を金融と並んで将来の成長分野として明確に位置付ける。ダビダへの執念は異常なものだ。

 

昨日はオリンパス[7733]の海外での資金調達の値決め(2886円)が決まった。不祥事で特設ポストにも入ったが、新生オリンパスの出発が始まった。正直いって株価はいま少し低い水準で決まるとみたが昨日は買い物が次から次へとはいった。

 

最近は「低侵襲性治療」という難しい言葉が市場でも定着を始めた。内科、外科での手術で患者には出来るだけ痛みを伴わない治療を施す意味で、技術革新が生んだ所産である。入院期間の短縮、投薬の削減でアベノミクスにも乗るテーマである。

 

新しい銘柄の発掘が出てくる久しぶりの大テーマである。

 

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