足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ソニーをどう攻めるか・・・ダン・ローブ

2013-07-24 07:43:32 | 株式

 本日の日経新聞にも報道されているが米ヘッジファンドのダン・ローブ(サードポイント)が米ヤフーの筆頭株主の座から降りた。2011年に米ヤフーの大株主になりグーグルマリッサ・メイヤーをヤフーのトップに引き抜き短期間に再建をはたした。ダン・ローブはアクティビスト活動で有名だが、もともとはハイテクにも造詣が深い。

米ヤフーはダン・ローブの持ち株を自社株買いで受け保有する。

 ダン・ローブにしてみればソニーにエンターテイメントの分社化を申し入れてから2ヵ月以上が経つ。「まだ2ヵ月か」という見方と、「早くも2ヵ月」という時間の感覚差がソニーとダン・ローブの間である。

 彼は1995年に330万ドルで会社を立ち上げ、現在ではおそらく1兆円近い資金を運用しているだろう。アクティビストといえば暗い影もともなうが、彼にはそのような印象は全くない。

ヤフーの再建で大きな貢献を収めたいま、国際的にも存在感は高まってきた。インターネットの世界は依然として猛スピードで成長を遂げている。

 ダン・ローブは今回の米ヤフーの再建の成功でソフトバンクとも間接的につながりができた。

両社が共同歩調をとれば、世界的な規模で大きな再編の波が出る可能性もある。