足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

ダウ平均の大台乗せの効果・・・投資家気分に影響

2013-05-06 08:57:15 | 株式

英語にTGIFという言葉がある。先週末、バフェットのバークシア・ハザウェイが株主総会を終えた。バフェットと参加者の脳裏には「今週もTGIFで終わった」という気持ちがいっぱいであったとメディアは伝えた。

先週末に好調な決算を明らかにしたバークシア・ハザウェイの株価は史上最高値になった。総会に集まった株主やバフェットは満足感でいっぱいであった

ダウ平均も一時は15000ドルの大台を超えた。

TGIFは“Thank God,It’ Friday”の略で「ありがとう神様、今日は金曜日」という言葉。

日本でいえば「花の金曜日」に当たる。無事に「1週間が過ぎ、来週も無事でありますよう」という願いを込めた言葉である。

ダウ平均の大台超えで、これまで眠っていた資金が目を覚まし株式市場に流入するという期待感が市場には強い。

2009年の大底以来、NYダウは2.2倍、S&P5002.3倍、ナスダックは2.6倍になった。

このような市場でのチャンスを逸し資金を抱えたままの投資家は多い。

この間、日経平均は1.91倍、マザーズは3.2倍になった。資金の滞留は東京市場でもみられる現象である。

日米とも投資家の最大の関心事は資金を投じるとして、どの業種と銘柄が有望かにある。ウォール街ではハイテク、素材、エネルギーの出遅れに注目する向きが多い。

東京市場では自動車、不動産、証券・金融が引続き人気を集めるとみる。