NY株は2日間の続落のあと、昨日は大幅高になった。
材料はダウ銘柄の好調な決算発表である。保険のトラベラーズのほかAT&T、マクドナルド、3Mが発表した。この日までにS&P500の銘柄のうち3分の1が発表した。これからはいよいよヤマ場に入る。既発表の数字の集計では利益は-19%。発表が始まる直前の予想は-25%であったので、事前の予想を上回る企業が続出している。第2四半期は-28%であったので、減益率は縮小してきた。
市場内では結構、依然として慎重論が多く「下がったら出動」という投資家が多いだけに下値は限られる。
昨日、マイクロソフトのWindows7が発売された。おおむね市場では好評である。
デルでは「しばらく使ってみたが、すばらしい製品。再びPCに関心をもつ人口が増えるだろう。人気の長続きが期待できる」としている。PCメーカーは一斉に更新需要を取り込む戦略を打ち出した。
特にビル・ゲイツが「タッチパネルはハードに残された唯一の技術革新」と、折にふれ語ってきただけに、今回の新OS人気の目玉になりそうである。
本日の日経新聞には「9月の中古マンション価格・1都3県すべて上昇」と伝えられた。野村不動産、東急不動産が業績の増額修正をしたが、不動産市場が動き始める先行指標が好転してきた。
目先、不動産関連が再び人気化するだろう。