足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

日米ともセンチメントが弱い・・・チャンス到来

2009-10-05 18:18:15 | 株式

日米とも弱気が増えてきた。

先週末の25日移動平均の騰落指数は70%を割れた。8月下旬の日経平均1600円台のときは106%であったが、3月の70%台よりも低くなった。

市場のセンチメントが急速に冷え込んできた。

ウォール街でも個人投資家の弱気が増加している。AAII(米国個人投資家協会)指数は個人の弱気が44.5%と、平均の30%を大きく超えた。

8月は投信に39億ドルの資金が流入したが、債券投信には429億ドルと10倍以上の資金が流入している。株式への流入の10倍以上である。相場が上がっても乗り遅れた投資家の慎重姿勢には変化がない。

東京市場では野村ホールディングス(8604)の公募増資が金融株の人気の悪化に拍車をかけたが、本日は大幅に反発した。これまでの大手銀行の増資の時には、値決めまでにショート(空売り)し、値決め後に買い戻せば成功の確率が高かった。この戦法が今回は効を奏せず、あわてた売り方のショートカバー(買戻し)が出たのかもしれない。

個々の銘柄にもテクニカルの面で魅力のある銘柄が続出してきている。

9月決算で増額修正した企業でニュースの伝えられた日は上昇するが、その後は人気が続かない銘柄がここ1ヵ月間に相当に出てきた。10月下旬から11月の中間決算の発表で買われる銘柄が出てくる。

目先、押し目買いに出るチャンスにきている。