夏の高校野球

東海地本のＮです。
今、高校野球は全国大会である甲子園を目指して、各地で熱い戦いが繰り広げられており、私が住んでいる愛知県では、先日、愛知大名電高校が甲子園の切符を掴みました。（愛工大名電は、元メジャーリーガーのイチロー選手を輩出しており、全国的にも超名門校です。）
自分が高校時代に野球をやっていたこともあり、高校野球を観戦するときは、なぜかいつも約20年前の高校生の頃を思い出してしまいます。
あの頃の野球部はと言えば当然髪型は丸刈りで、朝練ありで練習ではひたすらバットを振らされたりグラウンドを走らされるなど、今やったら1日で心と体が折れそうな練習量を日々こなしていました。また、練習中はだいたい監督からほぼ毎日お叱りを受けるなど、好きとはいえ、いったい何が楽しくて野球部に入ったのか分からず、目標を失い辛いだけの毎日で、今すぐ野球をやめたい一心でした。（ちなみに私の高校は決して強豪と呼ぼれる高校ではなく、ごく普通のレベルの高校です。）
そんな心境で3年生になったまま、レギュラーのキャッチーとして最後の大会を迎えることになりましたが、あれやあれよと勝ち進み、愛知県大会の5回戦まで進む事ができました。あんなに辛いと思っていた野球が、勝ち進むことによって、不思議と無心で勝つことに必死になっている自分がいることに気づいた瞬間であり、自分は本当に野球が好きだったんだと気づけた出来事でもありました。
この経験は今の自分の人生でも大事にしているところであり、続けることで見えていなかった何かが見えてくることがあるのだと思います。
昨年はコロナ禍で夏の甲子園大会が開催されませんでしたが、今年は無観客ながら2年ぶりに夏において開催されるようなので、球児たちの熱い戦いをしっかり見届けたいと思います！