ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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2016-09-01 00:00:00 | 主張

今回はちゃんと記事らしいものを書きたいと思います。

労働組合は今般、我々の労働組合に限らず、組織率が低下する傾向にあります。自ずと執行部側は組織率低下を食い止めることにかなりのエネルギーを注いでいます。

執行部は加入勧奨、脱退慰留活動の中で、労働組合の意義って何?という問いを投げかけかけられ、各々自問自答しますが、導きだす答えは人それぞれかと思います。特効薬的な模範解答はそこには存在しないからです。

僕自身も日々自問自答しています。組織の意義とか理念って、どう話せば伝わるんだろう。。そんなとき思い出す体験があります。そのエピソードを、少し長くなりますがご紹介させていただきたいと思います。

大学3年のとき、僕は三菱東京UFJ銀行のインターンシップに参加しました。活動の内容としては2週間かけて、小学生の社会科見学を企画するというものでした。小学生に銀行を見学してもらい、その中で銀行とは何かということを伝える、というお題に対し、7人の班で、どうやったら金融という難しい仕組みを小学生に理解してもらえるか、議論を重ねました。僕たちはその議論の過程を通じ、また社会科見学当日の経験を経て、いかに人に伝えるというのが難しいかということを実感しました。そんな中、インターンシップの最終日、高津尚志さんという方の講演がありました。

彼はリクルートの戦略人事コンサルティング会社での経験を「感じるマネジメント」という本に残しています。クライアントのデンソーからの「理念を全社(世界三十カ国に広がる十万人の社員)に浸透させたい。歴史的・経験的に実証された、理念浸透の基本となる考え方を一緒につくっていただけますか」という依頼に応えるため、他のグローバル企業の仕組みを調査するのはもちろんのこと、「歴史的に実証」という意味で、キリスト教の布教のプロセスを学びに上智大学にも足を運ぶ徹底ぶりで、一つの答えを導きだしました。

「浸透ではなく共有、体験と対話を通じ、お互いの中にある宝物を発見し共有する。」

「感じるマネジメント」は、この記事を書くにあたり改めて読みましたが、我々の労働組合のみならず、様々な職域、経歴の人々が共存する我々の職場においてもたいへん示唆的な内容だと思います。

 以下は余談ですが、昔の手帳から、我々学生に向けての、高津さんの講演内容のメモを発掘したのでご紹介させていただきます。もちろんあくまで自分に刺さった部分の抜粋です。

ーーー以下抜粋ーーー

よい「問い」とは?よい「答え」とは?

社会に対する願いが込められている問い

Imagine how you can create societal value, with every action you take.(Keith Yamashita)

In this life, we cannot do great things. We can only do small things with great love.(Mother Theresa)

他者のために、自己の最善を尽くしきること、社会への願いを込めて。

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記事が載る頃僕はハワイに逃避行中です。M.I.Z.


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