世の中を賑わせている『イクメン』なる言葉。
イクメン推進、大いに賛成。
ただ、その目的を誤ると、とんでもないことになる。
何のため、誰のために、男性の積極的な育児参加が必要なのか。
受け手の子供やママは、本当は、何を求めているのかを、よくよく見つめ直して欲しい。
育児をする女性は、決して、イケジョとして、褒め称えられることはないのだから。
イクメンタレントとして知られるつるの剛士さんだが、ご自身のツイッターで、こうつぶやいている。
『育児のため仕事を休む期間は、日頃子育てに携わる妻の心情を理解するための「妻助休業」や仕事の基盤となる家庭環境を整える「家庭月間」と表現するほうがしっくりくるといい、育児休暇やイクメンというワードに馴染めない』と。
心から共感するところである。
思えば、子供が生まれて朝から晩まで24時間乳飲み子のために自分の全ての時間を費やす妻の姿を見てからというもの、毎週金曜日には「今週もお疲れさま」の言葉を添えて少しばかりの甘いお菓子を妻に持ち帰るようになったり、時々ですが、子供は自分が面倒みるから外に出でリフレッシュしてきてなどといったやりとりをするようになりました。
数年たった今も、これらの行為は続いていますが、伝える言葉は次第に疎かになってきているように思います。
その家々で、家庭内における夫婦の役割分担や関わり方は異なるのでしょうが、良い関係を続けるために大切なのは、相手が頑張っている姿を心に留めて感謝の気持ちを新たにすることだと思うし、今回の主張は、今の状況について改めて振り返る良い機会となりました。