ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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うめはる

2019-02-22 23:53:00 | 日記

みなさんこんにちは。こんばんは。

最近、私が住む北海道でもようやく寒さが和らいできたように感じます。

最高気温がプラス。なんてあたたかい…とは言えないですが、外気が「寒い」ではなく「痛い」だった一頃と比べるとだいぶ過ごしやすくなりました。

冬のピークは過ぎたけど春物を着るにはまだ寒い、そんな時期に着る服を、アパレル業界では「梅春(うめはる)物」と言うらしいです。冬物よりも色や柄が明るくて、でも生地は厚手で防寒機能はしっかりしている。そんな服のことを指すこの言葉、なんとなく響きが可愛らしくて私はとても大好きです。うめはる。大和言葉らしい、口当たりの良い語感ですよね。

ただ、この「梅春物」、北海道ではほとんど活躍する機会がありません。

先ほど、防寒機能はしっかりしていると書きましたが、あくまでも「梅が咲く頃の寒さを防ぐ機能」です。北海道(札幌)、まだまだ梅は咲きません。まず、雪、とけていません。

札幌で梅が咲く頃には、もう「梅春物」は出回っておらず、「春物」が店頭に並ぶことになります。外気が梅春なのに、買う服・着る服は春物。そして外気がようやく春物になる頃には、店頭には夏物が並んでいます。

この北海道の外気と全国的な服のシーズン(いわゆる季節感)のギャップ、他にもまだまだあります。

例えば、半そでニット。いつ着るのか全然わかりません。ファーベストやダウンベストも同様。数年前にけっこう流行し、かわいいものもいっぱいあったのですが、札幌ではまったく着れる機会がなく断念しました。

あとは、誌面に踊る「コートに合うスニーカー特集!」みたいなやつ。コートを着る=積雪な札幌では冬になったらスニーカーは物置にしまい込まれます。自転車と一緒。(余談ですが、札幌で雪の上を普通のママチャリで走っている人がいたら、9割5分は道外出身の大学生です。道民には冬に自転車に乗るという概念がほぼないかと。あれ、車を運転しているとめちゃくちゃ怖いのでほんとに止めてほしい。)

そんな「外気と季節感のギャップ」を抱えた北海道では、女性達は毎朝「寒いけどテレビの芸能人とか雑誌のモデルさんとか店頭のマネキンみたいに梅春物を着たい、けど寒い、でももうニットは飽きた、でも寒い…」と悩みながら身に着ける服を選んでいます。

もしこの時期に北国に来る機会がありましたら、ご自身の地域の女性と北海道の女性で着ている服の季節感は同じなのか違うのか、じゃあ男性はどうなのか、そんなことを見てみるのも面白い、かもしれません。

そして、北国の女性が寒いのに頑張って薄着をしているなと思ったら、どうか肩口から見えちゃっているヒー〇トテックには目をつむってあげてくださいね。

さて、明日は青年の学習会です。最高気温は2度。…何着よう。。

北海道 K川


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