ZENZAIMU(全財務公式ブログ)

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要求構築・交渉能力について

2011-02-22 14:27:46 | 日記

 昨日、国公連合主催の勉強会「民間労使関係における労働条件決定システム」に参加しました。今回の講師は、弁護士の宮里邦雄先生でした。過去の様々な民間労働関係訴訟の経験談(プロ野球再編問題等)を踏まえた講義で、大変勉強になりました。先日の中央委員会でも、政労連 平山中執から、同じテーマで講話を賜りましたが、その復習の機会にもなりました。一連の講義において強く感じたのは、私たち労働組合の側でも相応の組織、交渉能力を早急に整備しなければならいという点です。

 私たち公務の特殊性を鑑みれば、多少の制約があるとは思いますが、今以上に民間の労使関係、労働条件検定システムに近づいていくことは間違いないと思います。そこでは基本的には要求、交渉、妥結というプロセスを経て、私たちの労働条件等が決定されるわけですが、多くの組合員の要望をきちんと汲み上げ当局に要求し、妥結に至るには、交渉にあたって相当の労力が求められると思います。現段階では、各級機関でどのような水準の行動が求められることになるか正確には分かりませんが、将来に向けた取り組みを、今から始めなければならないことは間違いありません。多くの支部では先週末に、独自の要求項目を含めた春季要求書を確認し、当局に提出されていることと思いますが、身近な訴えを要求項目として整理、構築し、それを当局に問題として認識させ、実現させていくことが、要求構築・交渉能力の整備についての第一歩であり、重要なことなのではないかと思います。

 今朝、N書記長と共に、公務労協のチラシ行動(ティッシュ配り)を行いました。今回のチラシは「労働基本権の確立」、「公務員の労働条件は交渉、協約で決めよう」という内容のものでしたが、このチラシであることを見てから受け取るといった方が多かったように思います。新聞記事が先行していますが、霞ヶ関に勤務する方も関心が高くなってきたのではないでしょうか?今週も、いくつかの地本、支部へオルグ等で伺いますが、このような中央情勢等がお伝えできればと思っております。

(東海の釣り好き)