知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

頭を鍛える。

2010年04月19日 | 自分の未来を組み立てる。
NHKの「ハーバード白熱教室」のサンデル教授の講義を聞けば、
 日本の大学のレベルが、いかに低いか
が分かります。

僕が大学のころに思ったことは、
 海外の有名どころの先生の授業を予備校みたいにサテライトで放映したらいいのではないか
ということでした。

 この人の講義に授業料の価値はないな
と思った人が何人かいたためです。

講義は、教える技術が必要ですが、
 日本の場合、教える技術(スキル)を磨くトレーニングをする機会がない
ため、大学講師のうまい下手の差が大きいわけです。

特に、経験もない人は最悪です。
教え方を研究している人は、経験によってだんだんうまくなっていく。
そういう意欲のない人の講義は非常につまらない。

その点、このサンデル教授の授業はとても面白い。
学生との議論の中で、話が進んでいく。

しかも、すごく頭が切れるので、
 学生の話を的確にいい変えて、軌道修正を図ることができる。
鋭い眼光で、どう展開しようかを瞬時に判断して、学生に鋭い質問で切りかかる。

また、学生もその質問にがんばって答えようとする。
さすが、ハーバードだけに意欲的な人が多い。

こういう環境で、講義を受けていれば、
 自然と考えるトレーニングとなり、頭が鍛えられる
と思います。


日本の大学では、なかなかこうはいかないと思います。
例外的に非常にうまい人もいますが。


サンデル教授の授業のスキルは、
 自分で考える際に応用できるスキル
なので、一度見てみるとよいと思います。

ある見解について、事例を踏まえて頭に入れる。
その見解のおかしいなと思うことを考える。
それに対する反論を考える。
さらに、それに対する反論を考える。

このブログでも軽く触れていますが、
 功利主義の話

 金持ちからたくさん税金を取ることの妥当性
など、
 正義や公正とは何か
がテーマです。

こういった政治哲学を学んでおくと、
 自分の人生を深く生きられる
と思います。

広い視点で考えることで、
 大衆に埋もれることから脱出する。

行動は大衆と全く同じでも、
 視点は変わってくる。

そういう視点が大切です。

最近では、ロースクール生ですら、
 政治哲学、法哲学、法社会学
といったマクロ的な視点を学ぶことなく弁護士や裁判官になっているそうです。

憲法、民法、刑法などの試験に出る科目の学習に手いっぱいで、
すぐには役に立たないものの、考える下地になるような学問は軽視される傾向があるということらしいです。

法社会学は、弁護士や裁判官の存在意義にかかわる非常に大切な学問ですが、
 試験には全く関係ない
ので、無視されているわけです。


哲学などの学問は、直接には役に立たないかもしれないですが、
 人生をより深く楽しむためには必要だと思います。

 何のために生きるのかを考えている人と、
 ただ単に生きている人
とでは、
 いろいろ差が生じてくる
はずです。

ただし、あんまり考えすぎると、精神疾患に陥る危険性があるので、
 理想と現実のバランス
 精神と肉体のバランス
を取るように気をつける必要があります。
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リーダーシップとは何か。

2010年04月18日 | 国家論
リーダーシップのなさが原因で、
内閣の支持率はかなり落ちてきています。

マニフェストが守れないことは
想定していたので、大分落ちるだろうとは思っていましたが、
ここまで落ちるとは思っていなかった。


リーダーシップについては、非常に難しく、
学び出すと何年もかかると思います。
本もセミナーも数えきれないくらいあります。

ただ、
 一言で言ったら?
といわれたら、
 目的を達成するための行動力
といえそうです。

僕の国家論からすると、
 国家の目的は、国民を幸せにする
ということです。

リーダーシップは、
 それを実現するための手段。


みんな言いたいことを言います。

ただ、みんな納得がいく結果が得られれば、黙ります。
 まぁ、仕方ないよな。
 色々あるもんな。

それによって、
 みんながまぁ仕方ないよな
と100パーセントではないにしろ、
 60パーセントくらいの満足度
が得られる状態にもっていく。

それが、リーダーシップだと思います。

会社でいえば、
 報酬。

利益をきちんと上げ、従業員に給与をきちんと払い続けることができれば、
 優秀なリーダー
です。

待遇が良ければ、そのほかで不満が多少あっても、
黙ります。

 まぁ、仕方ないか。給与は高いんだし。うちよりいい所はないよな。
これで、会社がまとまる。

そうすると、
 リーダーとして一番大事なことは、結果を残す
ということであるといえます。


では、国家の首相にとって、結果とは。

それが、僕の国家論からすると、
 国民を幸せにする
ということ。

100パーセント幸せにできなくとも、
 みんなが60パーセントくらいは幸せだな
 まぁ、生きていくのに不自由はないしな
といえる結果を残す。

みんなの話を聞いたうえで、
その計画を立てて、実現する。

計画を立てた後に、反対派から
妨害があっても、修正する必要がないと判断したら
そのまま実現する。

その結果に対する責任は、良くても悪くても負う。

国民はその結果が、
 まぁ、納得できるラインかな
と思ったら、合格。
 全然納得できん
と思ったら、次の選挙で意思を表示する。

これが、民主主義。

小泉首相がリーダーシップがあると言われたのは、
 自分で決めたものをやり遂げた
ということです。

結果がどうかにかかわらず、やり遂げたは大きい。
今、巻き戻しが起きていますが、
 少なくとも自民党を壊した。

郵政票、地方の票を自民から切り離させた。
都市部の投票率を上げて、
 地方のひも付きの票の価値を下げた。

ちなみに、
リーダーシップがあることと
そのリーダーが正しいことをするということは
 まったく別です。

いろいろみんなの意見を聞こうとすれば、
 リーダーシップがない
と批判される。

リーダーシップを発揮し、自分で決めてやろうとすれば、
 独裁者だ
と批判される。

いずれにしても、批判されるということです。

それでもめげない人が、
 リーダーシップがある人
ということになると思います。


ここからが、本題。
今、アメリカの鳩山首相に対する評価がかなり厳しいと報道されています。

理由は、トヨタのリコールのときと同じです。

アメリカにおいては、
 ルールを守らない
ということについては、非常に厳しく対応する。

そうでないと、人種のるつぼの国家は成立しないからです。

日本は、
 ルールより空気
という感じで、
 空気を読め
とうるさい。

日本でうまくやっていくためには、
 空気を読むスキル
は大切なので、身につけて活用したほうがよいわけですが、
 それが海外でも通用する
と考えるのは間違いです。

いわば、ローカルルールでゲームをしているようなもの。


約束をしたら、絶対に守る。

日本以上に重視されている原則です。
これを無視すると、戦争になりかねない。それくらい大切。

 鳩山首相は、当初3月末にはまとめる
と言っていた。

それが、延び延びになっている。

このこと自体が約束違反ととらえられている。

仮に、早い段階で、
 グアム移転
と、アメリカが納得できないという案であるかわりに、
国内をまとめ上げて、
 膨大な金額の移設費
を払うという約束を提示できていれば、
 一定の評価はされた
はず。

アメリカから見れば、何でもいいから早く国内で案をまとめて、
 俺に提示してくれ
と思っているはず。
交渉はそれからだと。

外交の順番としては、
 国内→国外
であるわけです。


会社で案がまとまらず、金額も決まっていない段階で
 取引先にこれぐらいでやってくれませんか
と言っているようなもの。

その金額は払えるの?
それは、これから、他の役員などと相談して・・

だったら、まず、そちらをまとめて
 確実に払える金額を提示してください。
 商談はそれからです。

ビジネスだったら当然の流れ。
稟議が通らない案を相手方に提示しても、
 相手方はどう回答すればよいか分からない。

その案で、相手方が動いて、
反対する人を説得して、ようやく了承を得たにもかかわらず、
 やっぱり、稟議が通らなかったので、もう少し安くしてください
なんて言われようものなら、時間とエネルギーの無駄だからです。

リーダーシップには、
 約束を守る
という要素が不可欠です。

口に出したら、責任をもって実行する。
決めたら、だれが何を言おうとも、無視したり、排除したり、脅したりしながら、
 戦略的に実行する。

そういう点で、一般的に、お坊ちゃんよりも、修羅場をくぐりぬけてきた人の方が、
 リーダーにはふさわしい。

創業者と、創業者の息子の2代目とでは、
 一般的に創業者の方が、リーダーらしい
と思います。

いい人は、悪い人、厳しい人にならないと、
 リーダーにはなれない
ということだと思います。

厳しさが必要だからです。

時には、
 泣きながらでも、馬謖(バショク)を切らなければならない。
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みんなで貧乏になる道を選ぶか、みんなで金持ちになる道を選ぶか。

2010年04月17日 | 国家論
貧乏になるか、金持ちになるか。
シンプルに考えると、
 この差は、みんなが働くかどうか。

金持ちになるためには、
 一生懸命勉強して、
 スキルを身につけて、
 人が買ってくれる商品を作ったり、
 人が買ってくれるサービスを提供して、
 お金を手に入れる
必要があります。

実にシンプルですが、歴史的が実証しています。


知的に成長する。
しかも、みんなで。

そして、チームワークを大切にして、
 国家レベル、地球レベル
で、
 環境問題、エネルギー問題、食糧問題、水問題、貧困問題、疫病問題
を解決していかなければならない。


日本は、国として考えた場合、安易な選択をしてきています。
国債を発行して、財源を確保して、借金で生計を立てている。

金持ちや一部の企業からたくさんの税金を取り、
企業にとって重い負担となるような規制を行う。

税金を取り立てること、最低賃金を定めること、福利厚生をやれやれと規制を作ることは、
 頭を使わなくてよい。
法律を作ってしまえばそれですむからです。

しかし、少し考えれば分かるように、
高い税率を課せば、なるべく税金がかからないように
 そんなに売上を上げなくてもよい
とか、
 どうせ税金で持っていかれるなら、無駄な経費をつかおう
という動きが加速する。
これが、中小企業の社長がめちゃめちゃ高い車に乗っている理由の一つです。


日本の企業で、利益をきちんと申告して、
 多額の法人税を納めている企業は意外と少ない。

この動きが加速すれば、
暮らしにくい国、稼ぎにくい国から、
 お金持ちや優良企業が脱出する。

国内には、お金持ち以外の人と、収支をぎりぎりにして法人税をそんなに納めていない企業が残る。

お金持ちは、シンガポールやら、他のアジアなど、
 お金持ちにやさしい国家へ拠点を移す。

一流のプロ野球選手が海外に移籍する理由は、
 日本のこういった側面
にもあると思います。


お金持ちや優良企業は、
 激流を巻き起こす原動力
となります。

そのものを中心に、お金が回り出す。

貧乏な人しかいない国には、購買力がないため、
 資本が投入されない。
かつての中国がそうでした。

中国は、市場開放により、
 経済が回り出し、
 多くの国民にお金が回り出した途端
 多額の資本が入ってきた。

ここ数年で、貧乏な人ばかりだった(自給自足でお金がそんなにいらなかった)内陸部の町にも、
 海外の有名ブランド店
が出店されている。

日本からは、
 どんどん撤退していっているのに。


国を大きく変えるものは、
 法律
です。

特に、
 税法。

シンガポールのように、お金持ちにやさしい国にして、
海外からお金持ちをたくさん呼び込むのか、
貧しいものに手厚い保護を与え、貧しいものにやさしい国にして、
お金持ちが去っていくことを傍観するのか。

衆愚政治は、
 数の多い人の意見を聞く。
そして、貧しいものの方が圧倒的に数が多い。

金持ちからできる限りぶんどるべきだ。
それを貧しいものに与えよ。
累進課税の税率を上げて、最大70パーセントにしましょう。
それに、住民税、健康保険は所得に応じてたくさん払いなさい。
相続税は、100パーセントでもいいんじゃない。

賛成!賛成!大賛成!


えっそんなに?
では、もうこの国を生活の本拠とすることはやめよう。
日本には、3カ月程度にして、残りの9カ月はシンガポールで暮らそう。
そして、シンガポールの税法に従って納税しよう。

コントロールできないことは受け入れ、
コントロールできることに集中する。

そう考える人が出てきてもおかしくないと思います。

今、住宅着工件数が増えてきています。
その理由は、相続税で優遇されるからです。
住宅エコポイント以上の効果です。

国家を企業と見立てた場合、
 お客さんは、税金をたくさん納めてくれる人
です。

優良顧客を失った企業は、必ず、破産します。

税金の基本は、浅く広く公平に。
そして、
 みんなで国家を作り上げ、効率のよいシステムを築き、最大の恩恵を受ける
ようにする。

税金を払っても、
 幸せで暮らせているのだから別にいいよ
とみんなが思える国家が理想的です。

イメージはスポーツクラブの会費みたいなものです。
会費は月1万円と高いけれど、
 最新機器もあるし、温水プールもお風呂も充実しているし、
 自由に何回でも利用できるからいいか。

そういうクラブはたくさんの会員を抱え、経営が成り立つ。

高い会費で、サービスが悪ければ、みんながやめていく。

その結果、倒産する。

今、日本が抱える最大の問題は、
 日本という国家システムがうまく機能していないため、
 税金という費用に見合った恩恵という効果を
 国民や企業に与えることができていない
ということです。
(今のところ、国債である程度の恩恵を与えていますが)

金持ちや優良企業から、あるいは将来の国民から
 お金をたくさん取ればよい
という考え方は、
 みんなで貧乏になる道
であると思います。

そして、みんなで貧乏になった後で初めて気づくわけです。

お金持ちが誰もいなくなってしまったね。
優良企業もなくなってしまったね。
それによって、仕事もなくなってしまったね。
モノも全然売れなくなったね。
海外企業もいなくなってしまったね。

でも、平等な社会になったよ。
そうだね。だれもお金持ってないもんね。
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教科書が分厚くなっていく理由~発展の構造を利用する。

2010年04月17日 | 自分の未来を組み立てる。
大学で一生懸命してきた人は、本屋に行って、
 大学時代に使っていた教科書
を見てみるとよいと思います。

たいてい分厚くなっています。

これが、今回のテーマ。

なぜか?

それは、時間の流れによる
 発展
です。


第1版では、300ページ
第2版では、306ページ
第3版では、310ページ・・・

必要がなくなって、切られることがあれば減りますが、
普通は、増えていく。

版を重ねるごとに、
 新たな出来事
を盛り込んで、説明しようとする部分が増えるからです。

法律の本でいえば、
 新たな判例
ができたり、
 法律が改正
される。
そのため、
 その情報を盛り込んで説明しようとする部分が増える。

経済の本でいえば、
 リーマンショック
など、衝撃的な出来事が起こる。
そのため、
 その情報を盛り込んで説明しようとする部分が増える。


時間の流れにより、情報が増えていき、
時代に合うような質の高い本にするためには、
 ページ数が増える
ということ。
これが、ポイントです。


これからの社会では、さらに情報が増えていきます。
前述の時間軸の情報の追加のみならず、
さらに場所的な情報の追加が加わるからです。

今までは、日本だけの情報でも、ある成果を上げることができました。
それが、今は、ITの発達で、
 世界中の情報が容易に手に入るようになった。

情報は、多ければ多いほど、それを考慮に入れ、取捨選択をすることで、
 質の高い作品ができる。

例えば、大学院生が研究論文を作ろう思った場合に、
 20年前に入手できたドイツの判例情報と
 現在入手できるドイツの判例情報
とではかなりの差があります。

本もアマゾンで容易に入手できるし、公開されているデータも多いからです。

これが場所的な情報の追加。


しかも、時間的な情報の追加として、
判例は積み重なり、本などは、どんどん分厚くなっている。

そのため、20年前よりも、膨大な情報があるため、
それをうまく利用できれば、より質の高い作品を作ることができる可能性がある。
そのためには、情報に対応する力が求められているわけです。


これは、ビジネスについてもいえます。

20年前のビジネスマンは、
 日本の消費者のみを対象に、
 その当時ある情報で対応すればよかった。

現在のビジネスマンは、
 世界中の消費者を対象に、
 その当時から格段に増えた情報を駆使して対応しなくてはならない。

営業マンなら、
 製品のラインナップの多さ、
 年々分厚くなるカタログへの対応が求められていることになります。

こういった情報の拡大への対応は、
 大変ですが、やり方によってはチャンスになる。

情報が増えるということは、
宝物が増えるということ。

 ある情報が、自分に富を与えてくれる
として、
 20年前には、その情報を入手できなかった人が
 現在は、入手できる可能性があるということ。


情報が積み重なって、質の高いものになっていく。
その発展の成果をうまく利用して、自分の富に換えていく。

教科書が分厚くなっていくように、
 自分のスキルも分厚くしていく。

時間とともに新しい出来事を吸収して、自分の考える材料に加えて、
 質の高い思考力を身につける。

本とともに、自分も発展していく。

そのためには、
 著者のように、発展の努力を続けるということ
です。


大学の教科書の中には、
 著者がすでに死亡していたり、引退していたりして
版が重ねてないものもあると思います。

そういう本を手に取り、
 自分は版を重ねることができているか
を考えてみるとモチベーションのアップにつながります。


あまり売れなかった本だと、
 絶版になっているかもしれません。

めざすべきところは、
 元気なうちは、現場でバリバリ仕事や研究をして、版を重ねていく。
 カーネギーの「道は開ける」のように、ずっと書店の棚に並ぶような不朽の名作を作るイメージで、質の高い人生を目指す
ということです。

改訂、改訂・・・
第30版・・・・
毎年、改訂版を出せるように、自分のスキルを上げていく。
お年寄りになっても、
 おっくうがらずに新しいものに関心をもつ。

IPADを使って、洋書をダウンロードして、
 最近老眼でね・・
と笑いながら、
 文字の大きさをタッチパネルで操作しながら読んで、
 あっこの学者のこの理論を使えば、20年前に悩んでいたあの問題は解決できそうだ
などと、考えているおじいさんがいたら、
 かなりクールだ
と思います。

さらに、
 同じように悩んでいる人の考えるヒントになれば
と考えて、それをブログで公開している。

それで、それを読んだ人が、
 自分なりに生かして、発展させて、発信して・・・

クールで、ちょっと温かい社会。



知というソースは、
 ソクラテスの時代からそうやって受け継がれてきて
 これからも受け継がれていくことになるはずです。

知は、一部の学者のものではなく、
 頑張って生きているすべての人のためのものである。

知は、
 すべての人が幸せに生きるために
役立たれなくてはならないものだからです。
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池上彰の知的成長から学ぶ。

2010年04月16日 | 自分の未来を組み立てる。
池上彰氏は、ジャーナリストです。


1973年NHKに入社。
2005年同退社

2009年 学べる!!ニュースショー!

2010年 そうだったのか!池上彰の学べる!ニュース
      ズームイン!!スーバー

(Wikipedia参照)


池上氏の現在の活躍は、
 1994年から始まった、「週刊こどもニュース」
です。

僕も見ていました。
分かりやすく子供にもわかるように、
 視点を明確にして基礎からニュースを伝える。

この訓練を10年もしていたため、
 分かりやすく伝える
というスキルが身についた。

 週刊こどもニュースのお父さん役
も、初めのころより、回数を重ねるに従ってうまくなっていった。

ちなみに、このときは、サラリーマンでした。



何が言いたいのかというと、
 サラリーマンであっても、日々の仕事をがんばって、
 スキルを身につけていけば、その後の人生を開くことができる
ということです。

現在、独立により、NHK時代の数倍(十数倍)の報酬を得ているはずです。

 お父さん役のまとめ方(企画段階でこどもニュースのノウハウを応用)、
 資料の作り方(そのノウハウを利用して、スタッフに指示・修正)、
 語り方(長年キャスターとして身に付けたスキル)
が、今のたくさんの仕事を作っている。


これは、
 10キロのトランクの話(僕が勝手に作ったものなので過去のブログか、グーグルで、知的成長 10キロのトランク。で検索すると記事がアップ中はでてきます。)
がそのまま使えます。

開けてみたら、トランクの中身は紙幣だったということ。

多くの人は、
 今はトランクを運んでいる
わけです。

でも、中身は分からない。

だから、中身は紙幣何だと思って、わくわくしながら運んだほうがよい。

そして、積極的に、一生懸命やることで、うまくいく。

そのときに、中身を見てみる。

やっぱり、紙幣だったんだ。




子供向けのニュース番組を作るって!
そんなの、俺の仕事じゃないよ。
俺は、大人向けのいや、専門家向けの高度な番組、知的な仕事がしたいんだ。
俺みたいな、経験のあるキャスターにそんなくだらない仕事をやらせるなんて・・
そんな低レベルな人向けの番組は、知識のないやつでもできるだろ!

と仕事の内容がカタログだと思って運ぶのを断った。
あるいは、いやいや運んでいた。

10年たって、トランクの中身を空けてみた。

やっぱり、くだらないカタログだった。
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法人実在説を参考に。

2010年04月15日 | 自分の未来を組み立てる。
法人実在説というのは、
 法人は普通の人間(自然人といったりします)と同じように、存在している
という考え方です。

法人は、法人の意思をもっていて、法人としての行動をする。

法人の意思が、構成員すべての意思と一致するわけではないのは、
 法人としての独自の意思があるからだ。

この法人の意思は、株主総会や取締役会が決めているわけです。

これに対し、
 法人という存在なんてないよ。
というのが、法人擬制説です。

 すべて、構成員の行為でしかない。
 でも、法人が責任を負わされるよね。
 それは、法が、構成員の行為を法人の行為とみなしている(擬制している)にすぎないよ。
 

別に学説の対立が大切なのではなく、
 このような考え方が役に立つ。


つまり、
 構成員とその集まり(集団)
がある場合、
 その集まりに独自の意思や行動があると考える
わけです。


会社の意思や行動がある。
構成員の意思や行動とは別に。


これが、チャンスになる。

大きな会社になればなるほど、
 意思決定に時間がかかる。
 スピードが遅い。

優秀な従業員が、最高にお金になるアイデアを思いついても、
 それを形にするまでには、時間がかかる。

従業員の意思やアイデアと
 法人の意思や行動とは別
だからです。


逆に、
 法人がすごく大きくて強そうでも、個々の従業員は大したことがない場合もある
ということ。


知的成長戦略は、死ぬまで続きます。

大企業に入ることができた人は、
 偏差値の高い大学に入り、入社試験でうまく対応できた
というに過ぎません。

その後、知的に成長してきた社員と、
競争が少ない職場でのんびり過ごしてきた社員では、
雲泥の差があります。

自分が中小零細企業の社員で
 相手が大企業の課長
だからといって、卑屈になる必要はないわけです。

個々の構成員の能力は、法人の実績と一致するとは限らないからです。


よく、大企業に勤めていた人が、
 独立してコンサルタントになって失敗するケース
があります。

実在する法人と取引していた人は、
 独立した元の構成員とは取引しない
からです。


こういった法人実在説的な考え方を知っておくと、
 考え方に幅ができる
と思います。
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10キロのトランク。

2010年04月14日 | 自分の未来を組み立てる。
いいわけ。
 あの人もやってるよ。
 なんで、私だけに言うの!
 
 みんなやってるのに。

みんな。

そして、みんな不幸になっていく。

 みんな自分のことしか考えていない。
 なんで、私が人のために行動しなければいけないの!

これによって、大衆意識が築かれることになります。



平等に見えるかもしれないですが、
 アッパークラスとロークラス
は確実に存在しています。

そして、共通項があります。

アッパーは、計画的である。長期的な視点をもっている。損得の計算がきちんとできる。
一時的に損をしても、長期的に得することには、お金を惜しみなく使う。
価格と価値を比較して、価値に見合ったもののみ買う。

ローは、無計画である。短期的な視点しかない。感情的である。
楽しければ、借りてでも、お金をつぎ込む。
だまされやすい。行動をコントロールできない。


その差は、確実に教育の差だと思います。

ここでいう、教育とは、学校の教育でなく
 お金に関する教育
です。

サラリーマン家庭で育つと、
 お金は与えられるもの
という従業員の視点が身につきやすい。

それに対し、自営の家庭で育つと、
 お金は稼ぐもの
という経営者の視点が身につきやすい。

起業家精神は、自営の家庭の方が身につきやすい。

両社は視点が全く異なります。
給与を支払う方か、もらう方か。
リスクは支払う方が負います。



何で私だけが、サービス残業をしなければならないの?
何で私だけが、仕事が多いの?
こういうのは、従業員的思考です。

経営者的思考は、
 そもそも残業という発想がない。

24時間いつでもビジネスをしているようなもの。
仕事が多い時は、長時間働くし、
仕事が少ない時は、平日でも遊びに行ける。
しかし、仕事が多い時は、収入が多いし、
仕事が少ない時は、収入も少ない。

従業員的思考と経営者的思考は、
 給与の変動やリスク
と深くかかわるわけです。

給与が一定であれば、
 仕事量は少ない方がよい。
 人と給与が大して変わらないのであれば、仕事量も大して変わらないはず。
だから、不平が出る。

仮に、なんで私だけが仕事が多いの?
君には、今月から、あの子の2倍の給与払うからだよ。

 納得!!
となるわけです。


そこで、思考を変化させる。
何で私だけがサービス残業をしなければならないの?
私は、10年後に、あの子の10倍の報酬を得ることになるからだよ。

 納得!!



ここで、10キロのトランクの話。
売れない営業のA君は、たくさんのカタログを入れて、
1キロの会社までの道のりを帰っていました。
総重量が10キロのトランクは、死ぬほどつらいものでした。

宝くじに当たったA君は、たくさんの紙幣を入れて、
1キロの自宅までの道のりを帰っていました。
総重量が10キロのトランクは、死ぬほどうれしいものでした。

同じA君。
体に与えるダメージは全く同じ。10キログラムのトランクを持って、1キロ歩く。
でも、足取りは全然違う。

その差は?

 いや、全然違うでしょ。

 紙幣は将来、自分の安心や幸せな人生を保障してくれる。
 おいしいものを食べたりできる。
 嫌な仕事をしなくてもすむ。



では、
自宅に帰るまでの道のり(990メートル地点)で、
交通事故に遭って死んでしまったとします。

その差は?

・・・・


つまり、その差は、将来にありそうです。
将来、お金が使えるからこそ、死ぬほど幸せなわけです。
使う前に死んで決まったら、重量10キロのトランクは、
 カタログだろうが紙幣だろうが同じ。


これを、サービス残業の話に応用します。

つらい仕事と見る場合、それは、カタログとして見ているわけです。

それを意義あるものに変える。
 仕事を紙幣として見る
わけです。

 この仕事は、将来、自分に利益をもたらす。



物は見方次第です。
カタログと見るか、紙幣と見るか。


重量も距離も同じなら、
僕は、中身が紙幣だと思って、歩く方を選びます。
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ビギナーズラックで苦しむよりも・・・

2010年04月14日 | 自分の未来を組み立てる。
ビギナーズラックで、
 うまくいっても続かない。

ギャンブルでも、何でも、
 運が左右する場合、ビギナーズラック
がありえます。

バブル期に起業した経営者は、
 ほっといても仕事が入ってくる
ので、大儲けできました。

しかし、
 ラックは長く続かない
ので、運が切れた時に、挫折を味わうことになります。

そのため、運が切れても、
 うまく対応できるようになっておく
必要があります。

他方で、
 苦しい時に起業した経営者
は、どんな環境でも対応できる力があるため、
 その後も成長できる確率が高まります。


これは、個人にも言えることだと思います。

運よく、希望の職場に入れた。
しかし、周りができる人ばかり。
その後、あいつはできない奴だと評判になっていく。
自分に自信も持てない。
ミスが増える。
積極性がなくなる。
リストラ。

希望の職場には入れなかった。
周りはできない人ばかり。
その後、あいつはできる奴だと評判になっていく。
自分に自信が持てるようになる。
どんどん新たな仕事を任される。
積極性に、調べて努力してこなしていく。
そのうちに、知的に成長し、スキルが向上する。
出世街道まっしぐら。

人生万事塞翁が馬。

最初に腐らずに頑張る。


これは、すべてに通じることだと思います。
例えば、激戦化する司法書士の試験。
なかなか試験に受からない。

それでも、毎日頑張っていれば、知的に成長できているはずです。
そうであれば、合格後、
 ビギナーズラックで合格した人よりも、早く独立できて仕事もこなせる
と思います。

司法書士は、独立できないと収入が厳しいことが多いと言われています。

一番大切なことは、
 今やっていることに誇りをもって、
 どんなつまらないことでも、努力して、
 将来の自分を育てる
ということだと思います。

コツコツ知的に成長していくことで、
 努力を軽視したり、毎日を何も考えずに過ごしている人
とは、違った未来を築くことができると思います。


コントロールできないことも時間軸をずらすことで、
 コントロールできるようになる場合がある。


 今大変だな。才能が出ないのかな。
と悩んでいる人は、
 トレーニングの時期だ
と思って見るとよいと思います。

みんな満開の桜の木の下で、お花見をします。
桜は、その2週間しか注目されないかもしれません。

でも、よく見てみると、
 2月には、花になるふくらみができています。

だんだん大きくなって、4月に花開く。

誰も、花になる前の小さな変化は気付いてくれないかもしれないですが、
 きっと、満開になった時には、きれいだなと感動してくれる
と思います。

僕は、毎年、
 つぼみを見ながら、自分も頑張んないとな
と勇気づけられています。
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長い目で戦略的に生きる。

2010年04月13日 | 自分の未来を組み立てる。
最近の傾向として、
 すぐに結果を求める
人が増えてきています。

 今すぐ、やってください
みたいな感じです。

メールや携帯電話が当たり前になるに従って、
 その傾向は強くなる
と思います。

ただ、すぐ動くと
 無駄が多い。

思いついたらすぐ行動。
あれっちょっと違った。
よし、反対へ行こう。
やっぱり、ちょっと違う。

支持政党もそんな感じです。
民主党に入れるぞ。
なんだ、だめだな。
よし、みんなの党へ。
あれっおかしいぞ。
よし、舛添党へ。

結局何も動かない。

新入社員の人には、絶対にこうなってほしくないので
少し書いておきます。

1ヶ月くらい経つと、
 会社の嫌なところ
が見えてきます。
初めは、採用されてよかった。
内定もらえない人がいっぱいだったもんな。
よかった、よかった。

社会人として働き出すと、
 覚えなくてはいけないこと
 自分が悪くないのに怒られたり
 言いたい放題言われたり、
 へんな仕事ばかり回されたり、
 帰るのが遅くなって、
 話と違うだろ
みないな不満が湧いてくるはずです。

そこで、
 長い目で戦略を立てる
必要があります。

今、何をすべきか。
1ヶ月後に何をすべきか。
3ヶ月後に何をすべきか。
1年後に何をすべきか。
3年後に何をすべきか。
5年後に何をすべきか。
10年後に何をすべきか。
15年後に何をすべきか。
20年後に何をすべきか。
25年後に何をすべきか。
30年後に何をすべきか。
35年後に何をすべきか。
退職後に何をすべきか。

人生は意外と早く過ぎていきます。
入ったばかりの人に退職の話をするのもなんですが、
 何も考えずに日々を送ると絶対に後悔する
と思います。

会社の上司でそういう人を探してみれば、
 かなりたくさんいる
と思います。

そういう人は、既定の路線を終えて、退職するはずです。
リストラがなければ。


若い人の場合、
 今後、社会が激動の時代になる
ので、高齢者と同じ心構えでいると、追い込まれていきます。

高齢者は、退職金と減っていく年金でなんとか死ぬまでは平穏に生きられます。
今、20代、30代は、ルールがいきなり変わると思います。

それが、自助努力の社会。
民主党の国民にやさしい政治は、財政破綻により終了し、
自由主義者(舛添氏や橋下知事、中田元市長もこっち)の流れが主流になりk、
 自助努力の国家
が誕生すると思います。
プライマリーバランス上、そうならざるを得ないわけです。
お金がないのに配れないので。

そうすると、
 自助努力と言われたときに、
 まぁ、僕は自分で何とかなる程度の知的成長はしてるからいいけど。
と、人ごとみたいに聞けるようになっておく必要があります。

そのためには、
 3年は少なくとも今のところで頑張る
必要があります。

知的成長は、資格などよりも、
 稼ぐスキル
を習得するというものです。

これからの3年で、今後の30年の基礎をしっかり作っておく。
ビジネスマナー。
ビジネスの基本。
社会の仕組み。
会社の仕組み。
人間の上下関係。
顧客対応。
経理の知識。
お金の請求の仕方。
部下の教育方法。
・・・・・

3年以下でやめてしまうと、
 それまでの経過
が、リセットされてしまいます。

新しい職場でまたはじめから、学ぶ必要が出てきます。

そして、採用する側からの視点として、
 すぐに辞めるような奴は、難か問題があるはず
という推定が働くことになります。

けんか別れした。
大きなミスをした。
使えないやつだから、辞めさせられた。

倒産など明らかな理由がない場合、
 確実に不利
です。

次の就職先を見つけるのは、
 今後の経済状況からして、非常に困難であり、
 しかも待遇が悪くなる確率が高い。

そのため、3年は我慢する。

3年後には、
 一通り基本を学べましたので、
 さらに、自分で身に付けたスキルを生かせる御社に転職をし、
 自分と御社のために働きたいと思います。
 具体的には、御社の手掛けておられる・・・・

説得力があります。

1年しかいなければ、
 一通り基本を学べましたので、
などと言おうものなら、
 思いあがるな!
と内心思われてしまう恐れがあります。

そのため、戦略的に3年はがんばる。
長い目で見て、自分に特になる行動を選択する。

一時の、感情に支配されて会社を辞めて、
 後悔するようなことだけはしないようにした方がよい
と思います。
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人と違うことをする勇気をもつ。

2010年04月13日 | 自分の未来を組み立てる。
人と違うことをするには、勇気がいります。

ただ、同じことをやっていたのでは、
 同じような人生
を歩むことになります。

平均的。
平均的な労働。
平均的な賃金。
そして、人と比べる。
人より劣っていると劣等感を感じ、不満をもつ。


満員電車に乗る。
21歳、新入社員。
 40年後
同じ満員電車に乗る。
60歳。定年退職。

そういう人は、かなりたくさんいると思います。

人生の戦略を練っておかないと、
 あっという間に40年が経ってしまう
と思います。

それで、幸せだと感じられれば、いい人生だと思います。
価値観の問題です。
いいご主人、いい御父さん、いい御爺さんとなり、
 家族のために頑張る。


ただ、
 もっと、いろいろな世界を見てみたいな。
と思ったら、
 目線を上に設定する。

人と違う行動を取るわけです。

満員電車に乗るのが、人と同じ行動であれば、
1時間早く起きて、比較的すいている電車に乗る。
電車で勉強をする。

1時間早く、会社につく。
仕事の準備と段取りに取りかかる。

定時に上がる。
満員電車になりそうなら、近くの図書館やスクールに移動。
夜の比較的すいている電車に乗る。
電車で勉強をする。

日曜日は、いっぱい遊ぶ。

人と違う行動は、
 効率がよく、時間から得られる効用が大きい
と思います。

満員電車に乗れば、
 何もできない。
 ストレスだけがたまる。

移動のために、時間とエネルギーを消費している。

時間をずらすことにより、
 勉強の時間を得られる。
 ストレスによるエネルギーの減少を防げる。

時間とエネルギーという資源を効果的に使って、
 将来のスキルアップという投資をしている
ことになるわけです。

この差が積み重なると、
 人材の差につながる
と思います。

自分で会社を立ち上げることもできるようなスキルが身につくかもしれない。
そうなれば、
 会社で得られる給与よりも、自分で稼ぐお金が多くなり
 会社に残る意味もなくなる。

会社内で、生きていこうと思った場合、スキルがあれば、出世にも有利。

ピラミッド構造である以上、出世できる人は、少数派です。
そうであれば、人と違うことをして、
 少数派になる
必要があるわけです。

それが、希少性。
希少性は、お金になります。
(需要と供給の曲線)
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