知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

10キロのトランク。

2010年04月14日 | 自分の未来を組み立てる。
いいわけ。
 あの人もやってるよ。
 なんで、私だけに言うの!
 
 みんなやってるのに。

みんな。

そして、みんな不幸になっていく。

 みんな自分のことしか考えていない。
 なんで、私が人のために行動しなければいけないの!

これによって、大衆意識が築かれることになります。



平等に見えるかもしれないですが、
 アッパークラスとロークラス
は確実に存在しています。

そして、共通項があります。

アッパーは、計画的である。長期的な視点をもっている。損得の計算がきちんとできる。
一時的に損をしても、長期的に得することには、お金を惜しみなく使う。
価格と価値を比較して、価値に見合ったもののみ買う。

ローは、無計画である。短期的な視点しかない。感情的である。
楽しければ、借りてでも、お金をつぎ込む。
だまされやすい。行動をコントロールできない。


その差は、確実に教育の差だと思います。

ここでいう、教育とは、学校の教育でなく
 お金に関する教育
です。

サラリーマン家庭で育つと、
 お金は与えられるもの
という従業員の視点が身につきやすい。

それに対し、自営の家庭で育つと、
 お金は稼ぐもの
という経営者の視点が身につきやすい。

起業家精神は、自営の家庭の方が身につきやすい。

両社は視点が全く異なります。
給与を支払う方か、もらう方か。
リスクは支払う方が負います。



何で私だけが、サービス残業をしなければならないの?
何で私だけが、仕事が多いの?
こういうのは、従業員的思考です。

経営者的思考は、
 そもそも残業という発想がない。

24時間いつでもビジネスをしているようなもの。
仕事が多い時は、長時間働くし、
仕事が少ない時は、平日でも遊びに行ける。
しかし、仕事が多い時は、収入が多いし、
仕事が少ない時は、収入も少ない。

従業員的思考と経営者的思考は、
 給与の変動やリスク
と深くかかわるわけです。

給与が一定であれば、
 仕事量は少ない方がよい。
 人と給与が大して変わらないのであれば、仕事量も大して変わらないはず。
だから、不平が出る。

仮に、なんで私だけが仕事が多いの?
君には、今月から、あの子の2倍の給与払うからだよ。

 納得!!
となるわけです。


そこで、思考を変化させる。
何で私だけがサービス残業をしなければならないの?
私は、10年後に、あの子の10倍の報酬を得ることになるからだよ。

 納得!!



ここで、10キロのトランクの話。
売れない営業のA君は、たくさんのカタログを入れて、
1キロの会社までの道のりを帰っていました。
総重量が10キロのトランクは、死ぬほどつらいものでした。

宝くじに当たったA君は、たくさんの紙幣を入れて、
1キロの自宅までの道のりを帰っていました。
総重量が10キロのトランクは、死ぬほどうれしいものでした。

同じA君。
体に与えるダメージは全く同じ。10キログラムのトランクを持って、1キロ歩く。
でも、足取りは全然違う。

その差は?

 いや、全然違うでしょ。

 紙幣は将来、自分の安心や幸せな人生を保障してくれる。
 おいしいものを食べたりできる。
 嫌な仕事をしなくてもすむ。



では、
自宅に帰るまでの道のり(990メートル地点)で、
交通事故に遭って死んでしまったとします。

その差は?

・・・・


つまり、その差は、将来にありそうです。
将来、お金が使えるからこそ、死ぬほど幸せなわけです。
使う前に死んで決まったら、重量10キロのトランクは、
 カタログだろうが紙幣だろうが同じ。


これを、サービス残業の話に応用します。

つらい仕事と見る場合、それは、カタログとして見ているわけです。

それを意義あるものに変える。
 仕事を紙幣として見る
わけです。

 この仕事は、将来、自分に利益をもたらす。



物は見方次第です。
カタログと見るか、紙幣と見るか。


重量も距離も同じなら、
僕は、中身が紙幣だと思って、歩く方を選びます。
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