知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

冷たい人と思われようが、割り切って生きる。

2010年04月09日 | 自分の未来を組み立てる。
原因と結果の法則については、前に触れました。

すべての結果には、
 何らかの原因がある
ということです。

そして、その原因は、
 コントロールできることとコントロールできないこと
に分けられる。

僕は、信号が変わっても、すぐには歩き出しません。
なぜなら、その瞬間、交通事故のリスクが高まるからです。

僕は、国家論とか言って、理想を抱きながらも、
 かなり合理主義・現実主義者である
ので、
 だれかに、自分の人生をコントロールさせるようなことは極力避けよう
と考えています。


黄色で無理やりスピードを上げて入ってくる自己中心的なドライバーは、
 かなりたくさんいるのが現実です。

そんな奴らに、自分の大事な体を委ねるなんて馬鹿げています。

歩行者の信号が青に変わっても、すぐに動くことなく、
 自己中心的で、人をひき殺すことになるかもしれないという想像もできないような愚かな人間
がいないかどうかを確認してからでなければ渡らない。

こういうことをいうと、
 いや、こっちは青で、向こうが赤だから、0対100で向こうが悪いんだし・・
などと、いう人もいます。

事故にあった人がみんな思うことは、
 お金もいらない
し、
 どちらが正しいかもどうでもよい
ので、
 事故前の体に戻してもらいたい
というものです。

事故にあって、後遺症に悩まされれば、つらいのは自分です。
ただでさえ愚かな人間であるので、任意保険に入っていないかもしれない。
そうなると、お金すらもらえず、泣き寝入り。

僕の場合には、頭を傷つけられたりすれば、お金が稼げなくなります。
頭を地面に打ち付けようものなら・・・考えたくもないです。


そういう愚かな人間に、無理な交差点侵入をやめさせるということは、
他人の行動なのでコントロールできないわけですが、
自分が注意して、
 事故の可能性を少しでも減らすということはコントロールできる
わけです。

仮に、それで、目的地に2分遅くつくことになったとしても、
 2分早く家を出ればすむ
わけです。

近視的思考しかできない人は、
 閉まりかけている電車のドアに死に物狂いで突進して来たり、
 他人を押しのけて自分だけ乗れればよい
というような行動に出ます。
しかし、そういう人に限って、
 一本早い電車で家に帰っても、ぼーと野球中継を見たりして時間を無駄にしている
わけです。
 CM分早く帰るために、他人を押しのける必要があるのか?
 電車に挟まってけがをするリスクを冒してでも?

次の電車に乗ろうと考えて、
 鞄に入れておいた本を取り出して、待っている時間に3ページ程度読む
という選択をした方が、得だと思います。

僕の鞄には、数冊の本が入っています。
人に待たされることがあっても、別に苦にならないですし、イライラすることもありません。
読書の時間ができてよかったな。と思えるからです。

人に時間通りに来てもらうことは、コントロールできないので受け入れざるをえません。
自分が、待たされることになる時間を有意義なものにすることは、コントロールできるので、
 それに集中することで、イライラしなくなる
わけです。

これも、知的な戦略です。


冷たい人だと思われるかもしれないですが、
 事故に遭う側のにも、原因がある
場合があります。

もちろん、コントロールできない事情もありますし、
 相手の方が100パーセント悪いこともある
と思います。

しかし、
 事故にあう確率を減らす努力をしていたかどうか
は、検討する必要があります。

相手が100パーセント悪くても、
 自分のコントロールできる行動により、事故を避けられたとしたら、
 その行動をなぜとらなかったのか
を考える。

相手にナイフで刺された。
相手にナイフをもたせないようにできなかったのか。
相手がナイフをもったときに、すぐに逃げることはできなかったのか。
相手がナイフをもったときに、逆に相手を叩きのめすことはできなかったのか。
そもそも、相手と二人きりになるという状況を回避できなかったのか。
そもそも、その相手と知り合わないようにできなかったのか。
・・・・

 相手がナイフをもつなんて予見できなかった。
なぜ、予見できなかったのか。
 相手の性格を把握していなかった。
相手の性格を把握するための調査はしていたか。

ナイフで刺されたという結果の原因を探求していく。
原因として、
 相手が100パーセント悪いこと
に争いがない。

ただ、
 自分がコントロールできる領域で、回避できなかったのか
については、検討が必要。


どちらが正しいかなどは、ささいなことです。
一番大切なことは、
 自分が幸せに生きる
ということ。

その目的の達成のためには、
 頭を使って、あらゆる可能性を予測して、想定される危険性は少しでも回避する。

 世の中には、愚かな者がたくさんいる
という現実を意識して、行動する。
 世の中には、不合理なことがいっぱいある
 世の中には、正義がまかり通らないこともある
 世の中には、何にも悪いことをしていない人が犠牲になることもある
という現実を意識して、行動する。

そして、回避プランを考えて、実行する。

横断歩道で、青になってもすぐに渡らない。
前の車が事故にあっても、自分は巻き込まれないように、車間距離を広めにとる。
車間距離が広めなので、ときどき割り込まれますが、
 割り込まれたらラッキーだ
と考える。
少しでも前に出たがる人は(この場合も到着時間に大差はないと思いますが)、
 車間距離を詰めてスピードを出してくるので、
 前が渋滞しているなど、こちらがスピードを落としたときに、
 追突してくる恐れ
があります。
その場合には、100対0の過失割合となる可能性もありますが、
 むち打ちなどになると、損害の立証が極めて難しく
 冬などになると痛みが出てくるのに、治療費や慰謝料はあまりでない
という、泣き寝入りのリスクが非常に高くなります。

そういう愚かな者は、後ろではなく、前においておけば、
 自分が車間距離をあけることで、
 そういう愚かな者と人生を共にしなくてもすむ
わけです。

後ろだとコントロールできないことも、
前においておくと、コントロールができるわけです。


小さなことですが、
 それで、事故の可能性を減らし、
 自分の身に危害が及ばないようにする。

こういった割り切って生きることも、
 幸せに生きるための戦略
だと思います。

幸せに生きるためには、
 野生動物のように、常に危険が迫っていると自覚する。
そして、
 よく考えて行動する。

一つ一つの行動が、
 将来の自分の未来を作り上げている
ことを自覚する。

確認もせずに青信号だからといって飛び出せば、
 将来の輝かしい未来をもっていた自分が、愚かな者の犠牲になってしまう。

 100対0の過失割合です。賠償金は1億円です。
と相手の保険会社に言われても、
 後遺症が残れば、喜べるはずはない。

法律や弁護士にできることには、限界があります。
体を元に戻すことは、できません。
それは、誰もコントロールできないので、受け入れざるを得ないわけです。

僕は電車も一番前にはなるべく乗らないようにしています。
死亡事故の場合、先頭車両の死亡率が高いからです。
ちょっと、慎重になりすぎですが、万が一事故に遭っても、
 やるべきことをやっていて被害を受けたのであれば、受け入れることができる
と思います。
足を失ってしまったけど、2両目に乗っていた以上、やるべきことはやったんだ。
注意しても巻き込まれてしまったのであれば、仕方がない。
それだけ、酷い事故だったんだ。


世の中には、コントロールできない災害がいっぱいあります。
ちょっと、慎重に行動することで、被害の可能性を減らせるのであれば、そうすべきです。

たくさんいる愚かな者の犠牲にならないこと。

僕が自分よりも若い世代に教えたいことの一つです。
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老人党から学ぶ。

2010年04月09日 | 自分の未来を組み立てる。
立ち上がれ日本。

石原都知事が名付け親らしいですが、名前からして
 昭和の香り
がぷんぷんしてきます。

平均年齢70歳。
ようやく5人目を確保。

狙うは、国民新党のポジション。


戦略ミスは、
 イメージが悪い
ということ。

食べ物のパッケージは、
 おいしそう
というアピールが必要。

 古そうだけど大丈夫かな?
という場合には、
 怖くて買えない。

 商店街に陳列されたほこりのかぶった缶詰など。

いや、ワインは熟成されてて・・・
 きちんと管理は必要。


ただ、古いと売れないのかというと、
 必ずしもそうではない
と思います。

神社や歴史的建造物は、古いほうがよい。

 その場合には、由緒正しい
という理由が必要。

経験が豊か。
スキルが豊富。
知的に成長している。
安定性がある。

知的成長戦略をうまくやっていけば、年をとっていたほうが、
 確実に強い
と思います。

知は、体力と異なるからです。

ただ、年をとると、
 意識して努力しない限り、
 新しいことに取り組んだり、
 柔軟に考えることができなくなる
と思います。

ここで、
 人生のラストシーン
が分かれる。

ワンマン社長が陥りやすいのが、汚名を残すケース。

本当にすごい社長は、後継者をきちんと育てて、
 早めに引退し、会長として見守る
ことができる。

この老人のリスクを自覚しているからです。
若い人の意見を聞ける経営者は、いつまでたっても考え方が若々しい。
しかし、あくまで例外。


こういったことを前提に、立ち上がれ日本の戦略ミスを考えると、
 経験豊かという面をアピールすることができなかった点。

若者に引き続ぐという今後のスケジュールを
 若手議員を確保できなかったため、示すことができない点。

若者が新党を結成できない理由は、
 知的成長が乏しい
からです。

新党の作り方、新党の運営の方法、新党にかかわる資金の集め方、
次の選挙での勝つための戦略、わがまま議員をうまくまとめ上げて組織を維持する方法・・・

こういったことは、
 大学などでは学べない
ので、議員をやりながら、知的に成長していかざるを得ない。

民主党が小沢氏を切ることができない本当の理由は、
 小沢氏のこういった知的スキルがほかの議員と比べてずば抜けている
からです。

あそこまで、検察に狙われて何とか持ちこたえている議員は、
おそらく過去にはいないのではないかと思います。

やっていることが正しいか、国民を幸せにすることができるかどうかは別にして、
 政治家としてやっていく知的成長レベルは、他の議員より高い
ことは明らか。

だから、メディアや他の議員、検察や官僚なども、恐れている。
恐れているから、徹底的につぶそうとする。
無害な人なら、人は攻撃ではなく、無視をするだけですみます。
人を攻撃するのもコストがかかるので、そんなことにコストをかけても、元が取れないからです。
コストをかけても、つぶさないと怖いから、エネルギーを注ぎ込む。


民主党はまだまだ、生まれたばかりの政党なので、
 選挙で勝つスキルや、お金を集めるスキル
は乏しい。


多くの国民は、責任を負わないので、言いたいことを言い、
実現可能性がないことを要求するわけです。

ただ、実現していくには、スキルが必要となります。

法に触れず、倫理に反しないことは、
 なんでもやならなければならない場合がある。

きれいなことだけでは、実現できない。

おそらく、何か目標を達成したことがある人は、イメージしやすいと思います。

 28歳で結婚しないと。
 早く親に孫を抱かせてあげなさい。
 奥さんと毎日夜ごはんを食べて、話を聞いてあげなさい。
 週末は、子供を遊園地につれていってやるべきだ。

確かに、一般的には正しいことでも、
 仕事で成功するためには、犠牲にしなければならないこともある。

何かを手に入れるためには、犠牲にしなければならないこともある。

もちろん、自分でできる範囲で、フォローしていく。
そのバランスも戦略ですが。


老人党は、新党の設立スキル、お金や票を集めるスキルはある。
若手議員は、この辺りがないが、イメージがよい。
老人党はなにがなんでも、若手議員を確保する必要があったわけです。

老人ばかりだから、
 メディアがそちらばかりを報道し、イメージが悪くなる。


こうなると、
 逆に大衆を躍らせる
という戦略も考えられます。

開き直る方法です。

お年寄りは選挙に行く。

お年寄りの代表として、
 お年寄りの、お年寄りによる、お年寄りのための政治を目指す。

そうすると、
 お年寄り票と、特定郵便局関連票の確保
が期待できる。

民主党は、責任ある政策を出さないとならないので、
 お年寄りの待遇を下げる政策を作らざるを得ない。

少数野党は、責任がないので言いたいことはなんでも言える。

もちろん、
 民主主義が成熟した国家
では通用しない戦略です。

そういう国家で、お年寄り優遇政策を打ち出せば、
 お年寄り自身が、私たちはいいけど、これからの若者、将来の国民が大変なのでは?
 私たちの待遇が悪くなっても、愛するこの国の財政が破たんしないほうを選びます。
と、票が集まらないからです。

しかし、今の日本であれば、
 自分さえよければよいという人が主流(衆愚政治)
なので、こういった票を確保するためには、
こういった戦略も有効だと思います。
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