YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

早起きしたら日本の次の首相が決まっていた

2011-08-29 05:04:02 | 政治の話題
事前の日本の雰囲気が全くわからず、事前に情報を収集しようと思っても、ニュースを読んでもブログをウロウロ探索しても、サッパリであった。但し、決選投票になる事は正しく分析しているものが多かった様な気がする。(小沢は終わったという事なのだろうか?)

で、野田佳彦ですか。唯一知っているのは増税派という事だが、これはマズいだろう。

一般会計歳入の半分を借金で賄っているのを増税で解決するとすれば、最終的に国民の税金負担は現在の倍になる計算である。アメリカもそうだが、日本も歳入の問題ではなく、間違いなく歳出の問題なのだが、議論がそちらの方向には行きそうに無い。

増税の方法として、一番手っ取り早いのが消費税アップだ。

日本の方々は、国の財政が大変だという事を重々承知のようで、財政再建の為に増税は仕方ないと思っていらっしゃる方が多い。(何かの世論調査の結果で驚いた事がある)よって、数%のアップは、割とスンナリと受け入れられると思われる。

だが、しかし、他の税収や消費が変わらないとして、単純に消費税を27%にしないと均衡しないのである。(2009年度で、消費税での歳入が約10兆円、国債での(借金による)歳入が約44兆円)

現実的には、段階的に消費税を均衡する所まで上げて行っても、今のままだと社会保障費は増えるし、歳入が増えると、何とか理由を付けて歳出を増やそうとする輩がわんさか出てきそうだ。最低でも財政均衡をセットにしておかないと大変な事になりそうだ。

増税派ということで、比較的長期政権になるという憶測があり(この憶測も凄いけど)、消費税の大幅アップと言う大仕事を成し遂げるかもしれない。(最低でも5%アップ?)

再び、アメリカの10年先を行きそうです。(それと、上では、未だに良く分からない特別会計の事には触れてません)