YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

GANGNAM STYLE

2012-09-30 23:15:25 | 音楽関連


これって一体何なのかさっぱり分からないのだが、はまってしまいそう。

アメリカ人の友人に教えてもらったのだが、彼はガンムスタイルと勘違いしていた。(この曲自体が、勘違いなのか、何かのパロディーなのか全く判断がつかない)アメリカでも爆発的に(といっても YouTube の世界だけだと思うが)人気が出ているらしい。

日本語訳のもアップされたりしているので、日本でも結構知られているのかも。

韓国には馬鹿らしいさでも圧倒されてしまうのかと、ややアイゴー状態。


追記 (10-3-12)

その後調べらた GANGNAM は韓国ソウルのハイソ(もう死語だろうなー)な地区、江南という所だそうだ。歌詞は江南に憧れる人々を揶揄した内容になっているらしい。

オバマがニューヨークで諸外国の首脳と会わない理由

2012-09-26 00:16:13 | アメリカ政治
今日、オバマ大統領は国連で演説を行った。各国のトップががニューヨークに集まっているのに、誰とも会見が設定されていない。数週間前にイスラエルの首相の会見依頼も断っている。(追記:その役目はヒラリーが甲斐甲斐しくやっている)

オバマの選挙キャンペーンのスタッフが図らずも漏らしたらしいのだが、1人会うと何人にも会わなくてはならないので、事の軽重関係なくアポを入れなかったとのことだ。

その代わりと言っては何だが、ミッシェルと一緒にくだらないテレビ番組に出演していた。

アメリカ大統領は多忙だ。

大統領報道官とオバマ大統領のコメントの食い違い

2012-09-21 05:11:38 | アメリカ政治
9-11 に起きたリビア米国領事館襲撃と大使殺害について、オバマ政権は「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する映像をきっかけとした反米デモの行き過ぎ」とのコメントを出し続けていたが、9月19日の連邦下院公聴会で国務省官僚がアルカイダによる計画的なテロであることを認め、9月20日にはホワイトハウスの大統領報道官もこれまでの見解を覆した。

一方で、大統領報道官がこれまでの認識を翻すコメントを出した後なのに、オバマ大統領はフロリダで選挙キャンペーンのインタビューで、未だに「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する映像をきっかけとした反米デモの行き過ぎで、計画的なテロではない」と答えていた。

ただの間抜けと罵倒するだけでは済まない怪奇なオバマの考え方が如実に出ていて興味深い。

正しい現実認識が出来ない、嘘を付いたら、その嘘を自分の中で人事込んで自分の現実として頭に刷り込まれる、という事である。

アメリカの大使が殺害されるのは25年前のカーター政権以来で(何か暗示するものがあるが)、外交上の一大事である。未だに中東では反米デモが続いており、大統領への毎日のブリーフィングの中で、百歩譲って当初は情報がなかったとしても、現時点では大統領報道官も認める様に計画的テロであったことをオバマは知らされているはずである。それなのに、当初「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する映像をきっかけとした反米デモの行き過ぎ」という認識(というか嘘)で頭が凝り固まっている。

事実が明らかになるにつれ、ホワイトハウスとしても計画的テロという見解に方向修正を行わざるを得なかったのに、肝心のオバマは当初の嘘を信じきったままになっている。

オバマ政権としては、オサマビンラディンを葬ったことでアルカイダ勢力を弱めている事を謳い文句にしているので、計画的テロを起こされて大使を殺害されたのでは面目が立たない。よって、見え透いた嘘で事態を乗り越えようとしたのだと思う。

これだけでも大問題であるのだが、オバマが自分で付いた嘘を真実として思い込んでしまうというのは、もっと重要な意味を持つ。つまり、オバマの語る事全般に信憑性が乏しいという事になる。

今になって自叙伝の嘘などが暴露されているが、オバマは過去に都合良く付いた嘘を、真実だと思い込んでいる可能性は非常に高い。(初めて付く嘘のときは、やや吃る癖があるが、繰り返される嘘はスラスラでる)ある種の精神病を患っていると思う。一般社会ではまず相手にされないタイプの人である。

大統領の務まる様な人物ではない。


関連エントリー

「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する映像をきっかけとした反米デモ」という大嘘 (9-14-12)
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い(と思ってはいけないけれど) (3-4-10)

Chikirin のビジネスモデル

2012-09-20 05:41:46 | ブログ探索
最後に働いた日から既に747日、立て続けに本を出版し(おちゃらけ)社会派ブロガーとしての確固たる地位を築き上げた Chikirin だが、プーでも大丈夫な恒産を羨ましがりながらも、何をしたいのだろうといつも考えていた。

今日のブログエントリー『市場を作るということ』を読みながら、ついに彼女の目指すビジネスモデルを確信するに至った。

Chikirin は、栗原はるみを目指しているのだ。

働かなくなったことで、私的には話題が卑近になり過ぎて面白くないのですが、益々のご活躍をお祈りしております。


関連エントリー

Chikirin、エープリルフール一番乗りか!? (3-31-12)
日銀が国債引き受け!? (4-1-11)
Chikirin My (tough) Love (11-28-10)

"Don't Believe the Liberal Media!"

2012-09-19 06:22:48 | 雑記
リビアでの大使殺害、中東、北アフリカでの反米デモ、尖閣諸島を巡る中国との緊張の高まり、イランの核兵器開発、イスラエルとの関係悪化、国防情報の漏洩、2週間目に突入したシカゴ公立教員組合のストライキ(これは八つ当たり)、オバマ政権の政策失敗と適切な対応が出来ない不手際を示す事柄が次々と起こっている。

本来であれば、メディアが政権の失政、無能を大合唱するところであるが、極めて静寂である。(騒いでいるのは、WSJ, Fox News 等の保守系マスコミだけ)

どう贔屓目にみても、マスコミのオバマ政権に対する思い入れが報道偏重を招いているとしか言い様がない。

例えば、反米デモに対するロムニーの声明を攻撃する前に、現政権の対応を分析するのが先だろうと思う。大使殺害に対して、政権、国務省の事前諜報活動が十分であったがを検証するのがマトモナ報道のあり方であろう。 国内外で重要案件が山積みしているのに選挙キャンペーンばかりやっていると批判するのが普通であろう。反米デモの根拠とされている映像製作者を事情聴取することや、ユーチューブに公開禁止を要請する事が、言論の自由を侵犯していると憤るのがマスコミの責任であろう。

"Don't Believe the Liberal Media!" は、保守系グループによる活動である。

テレビでは、CNN, MSNBC, 新聞ではニューヨークタイムズとかワシントンポスト、通信社ではAPが、 Liberal Media の代表になると思うのだが、オバマの扱いをブッシュのそれと比較するとその違いよく分かる。特に今の状況で、オバマ政権を批判しないという異常事態である。

それにしてもアメリカのメディアのオバマへの偏重はひどい。4年経っても目が覚めないのは狂っているとしか考えられない。誰かを偶像化すると抜けれないのだろう。

情報源をきちんと選び、自分で考えないと、政治家ばかりではなくメディアにまでやられてしまうと言うことだろう。

中台危機と尖閣諸島問題、繰り返される日米中三角関係

2012-09-17 16:53:49 | 雑記
アメリカ海軍にお願いして、尖閣諸島の近くに空母を配置してもらえば、物事は沈静化するのではないかと思う。

クリントン政権時代に、中国が台湾海峡で軍事訓練を行い、中国と台湾の間の緊張が高まった時(中台危機)、空母を台湾付近に派遣し、アメリカの意思を強く押し出した前例がある。

尖閣諸島の周りをぐるぐる回って貰えば、事は済みそうな気がする。中国漁船が変なことをすれば、アメリカは気持ちよく沈めてくれるだろう。

力あっての正義、軍事力の後ろ盾のない外交交渉は領土問題では何の効果もない。

「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する映像をきっかけとした反米デモ」という大嘘

2012-09-14 22:20:51 | 中東問題
リビアで殺害された外交官の到着式典で、クリントン国務長官が堂々と発表していた。ホワイトハウスでも報道官が同じことを言っていた。

反米デモの流れで、領事館にランチャーが打ち込まれるような事はない。それも9月11日なのだ。

式典ではオバマ大統領も声明を出していたが、オバマからもヒラリーからも、政権としての悔いの言葉は無かった。

ユーチューブで流れたマイナーな映画の予告編で、大使と領事館職員3人が死ぬような事態になるわけがない。今日、非公開の諜報ブリーフィングが連邦議員に行われたが、ブリーフィング後リビアの領事館襲撃は計画的なテロの可能性が高いとのコメントが続出していた。

オバマの中東政策は完全に失敗したのだ。それをこんなくだらない大嘘の言い訳で誤魔化そうとしている。4つの棺桶を前に、国務長官として同じことを繰り返すヒラリーの(もし、2016年の大統領選を考えているのなら)将来も暗い。

9-11 のタイミングでもあり、事前に不穏な動きの情報もあったとされているのにセキュリティー強化を怠ったオバマ政権の怠慢のために命を落とした人々は浮かばれない。それどころか侮辱されていると言っても過言ではない。

反米デモは中東のあちこちで燃え上がっている。そして今日も、オバマ大統領は選挙キャンペーン、資金集めに大忙しだ。


追記:

ユーチューブがホワイトハウスの映像削除の要請を断って、今でも映像を見れるということだったので、覗いて見た。何のことはない超低予算で、出来が悪く、取り上げる価値もない映像だ。(冒涜するというより、出来悪いコメディー)オバマ政権の人々は観ていないのかも。このくらいの映像で暴動が起こるのなら、イスラム教関連の冗談を言う時は死を覚悟した方がよさそうだ。

Remembering Neil Armstrong

2012-09-13 19:54:17 | 新聞、雑誌から
9月13日の WSJ にアームストロング船長と一緒に月に降り立ったオルドリンの追悼文が載っていた。記事は "Remembering Neil Armstrong" 久々に文章を読んで心が洗われた気持になる素晴らしい内容であった。

英語が苦手な人も、勉強だと思って読んでみて下さい。( WSJ を購読してないと読めないかもしれませんが、何か手があると思います)

鬱病を患っていたオルドリンも最近は調子が良いようで、テレビなどのインタビューでちょくちょく見掛ける様になった。

気になって「宇宙からの帰還 」(立花隆)のオルドリンの部分を読み返してみた。驚くことに、彼は数学、物理は天才的であったが、国語(英語と言うべきか)が大の苦手であったそうだ。アームストロングとの仲も、どちらが最初に月に降り立つかで揉めたりした過去があったりした。

歳月とともにわだかまりが無くなったのかもしれない。

友情、業績への賞賛、自分たちが経験したアメリカンドリーム、将来のアメリカの宇宙開発への懸念、それでも失わない希望、心地良い余韻がまだ残っている。


関連エントリー

Rocket Scientist (7-21-12)
Sputnik moment (1-27-11)

偶然な訳がない

2012-09-12 21:24:09 | 中東問題
9月11日にリビアでアメリカ領事館が襲われアメリカ大使が殺害された。エジプトでは大使館が襲撃された。偶然ではないだろう。

それなのにオバマ大統領はリビアの人々がアメリカ大使館の人々を助けた事を褒め、始まって日が浅い民主主義を支援すると間抜けなコメントを出している。大使が殺害されているのだから、戦争を辞さないくらいのコメントを出す必要があるだろう。(犯人を司法に掛けれると、これまた痴情殺人へのコメントの様なことを言っている)

エジプトについても、まずエジプトのアメリカ大使館が、原因とされたモハメッドを侮辱する映像の事を謝罪する声明文を出している。

イランの核開発、混迷の度合いを深めるシリア、孤立を強いられるイスラエル、昨年のアラブの春以来、中東はざわついており、何が起きてもおかしくない。そんな時に、このタイミングで、こともあろう自国の大使が殺害されたのだ。もし、状況の見通しと何らかの外交、軍事上の準備がされていないのなら、対策を緊急に練る必要がある。

それなに、本日もオバマ大統領は予定通りラスベガスで選挙キャンペーンを行っている。

シカゴ市、公立学校区教員組合のストライキ

2012-09-10 22:12:09 | 教育
シカゴ市の公立学校区教員組合が、今週月曜日からストライキをしてる。ストライキとなるのは25年振りとのこと。シカゴ市の学校区は全米3番目の規模で、教員数は2万6千人、生徒数は約35万人だそうだ。

最大の争点は、当然のことながら昇給と、児童の学力向上を数値化する教員の評価方法である。

シカゴ市もご多分に漏れず財政状態が悪いので、組合要求の昇給に応じることを拒否しており、健康保険への負担増も要求している。又、教育改革の一環として、市は昇給を認める代わりに日当り90分の勤務延長を要求しているが、組合は拒んでいる。但し、教員の平均給料は約7万ドルで、全米でもトップクラス。

教員評価については、組合はレイオフの方法として使われることを警戒している。シカゴ市は典型的な都市部公立学校区の問題(貧困と強い組合)を抱えており、学力試験、高校卒業率などでは、全米最低レベルとなっているので、組合としては、教師の努力を超えた環境の影響についての考慮が無いというのが理由で拒否している。

シカゴ市長は、元オバマホワイトハウス首席補佐官だった Rahm Emanuel、民主党である。教員組合も民主党支援であり、教育改革を厳しい財政の中で実現させようと言う首長と、既得権を守ろうとする教員組合の対決の構図になっておいる。

更に言えば、首長の党に関係無く、教員組合に留まらず、公務員組合も含めての大きな形があり、交渉結果が今後の全国自治体の財政再建の行方を決める重大な要素となっている。

この争いの行方が注目されるのは、シカゴ市やその他自治体だけでなく、今秋の大統領選挙にも影響しそうだからである。まず、オバマは市長側につくのか、教員組合側についくのかという問題がある。

これまで、この手の地方自治体の労働争議では、(大統領としてはあるまじき行為であるが)自分の選挙基盤ということで必ず組合側についていた。今回は、自分の首席補佐官であった Rahm Emanuel との対決となっているだけに、ホワイトハウスは、どちら側にも付けず、早期解決を促すという歯切れの悪いコメントを出しているだけだ。

その上、タイミングの悪いことに Rahm Emanuel は、オバマの大口献金集めの責任者に付いたばかりだ。又、これまでも市長本人が交渉に臨むことは無かったのであるが、交渉決裂直前の先週に民主党大会でスピーチをしたり、昔の上司であるクリントンの演説でのジョークで大笑いしている映像が流れたりしている。

もしストライキが長引く様なことになれば、オバマにとっては良いことはひとつも無さそうだ。


関連エントリー

Rahm Emanuel 大統領首席補佐官辞任 (10-2-10)

Straw Man, Extremism

2012-09-09 11:54:13 | アメリカ政治
自分の感じたことを文章にするのは難しい。アメリカの政治コラムニストである Peggy Noonan は、自分の頭の中を整理してくれる様に書いてくれる時がある。

先週の民主党大会について WSJ 連載コラムで "The Democrats' Soft Extremism" (9-8-12) と題して総括している。自分が漠然と感じていたことを文章にしてもらった様な感覚であった。

まず、オバマは露出度が多過ぎて、今では退屈でもあるという所から始まる。(その通り)

民主党は現職大統領の実績を誇れないので、自分の描く未来と共和党の描く未来の選択だというテーマを大きく掲げる。そこで登場するのが Straw Man だ。例えば、女性に訴える為に、共和党は中絶を禁止しようとしてるとか、避妊薬を買えない様にするとか、あげくの果てに女性参政権を剥奪しようとしているとか、共和党の誰もそんな事は言っていないのだが、あたかも実在している人物(Straw Man)の発言として取り上げ、反対演説をするのだ。

これは典型的になリベラルの嘘の付き方であるが、党の全国大会で出てくるスピーカー、ハリウッド女優から現職アメリカ大統領まで使うのだから、民主党は完全に Extreme つまり完全に左に振り切っている。( Peggy Noonan は Soft Extremism としているが、Extremism がソフトということは無いと思う)

評判になったクリントンの演説に付いてもさしたる評価はしていないが、Medicaid(低所得者向けの医療福祉制度)を議論のテーブルに上げたことに注目していた。Medicaid 予算の半分以上が高齢者と身体障害者に対して使われている。Medicare(高齢者向け医療保険)は、どちらかというと将来の改革を議論することになるのだが、Medicaid は、手を付けた瞬間に直ぐ影響が出そうなので、共和党も今のところ議論を避けている節がある。

そして、返す刀で、共和党もにた様なもので、政治に携わるプロ(両党の党全国大会を仕切る幹部)が政治を行うことが下手になっていると結んでいる。


関連エントリー

Obama can't win but Romney can still lose (6-24-12)
Peggy Noonan "The President's Island Retreat" (8-21-11)
He made it worse (6-7-11)
当て逃げ論争からの卒業 (2-27-11)
ObamaCare の中身を知らないオバマ大統領 追記有り (3-18-10)

オバマ大統領 再選の行方(17):民主党大会、オバマ大統領の指名受諾演説

2012-09-06 23:01:22 | アメリカ政治
オバマは4年間で何も変わらなかった。

始終マスコミに出っ放しで、色あせただけだ。最近白髪が目立っていたが、今日は短く刈り上げて、少し染めているようだった。これから散発の回数と染色の手間が増えるだろう。

メッセージは単純だ。"Change" には時間がかかる。"Hope" は国民のみんなから貰っていくものに変質していた。

実績を誇るわけではなく、具体的な将来像を示した訳でもない。これ以上は言葉の無駄遣いだ。

民主党大会、クリントン元大統領のスピーチ

2012-09-05 23:05:56 | アメリカ政治
この人は死ぬまでしゃべりたい人なのだ。

ちょっと長すぎたが、クリントンより上手にオバマの業績を宣伝できる人は絶対にいない。オバマ本人より絶対に上だ。内容的には、目新しい事を言っているわけではないが、不思議と説得力がある。オバマが応援演説を懇願するのかが理解出来る。

最大の疑問は、なぜそこまでやるのかである。

ヒラリーが2016年に出馬しないとすれば、民主党の元大統領として協力するのは当然である。

もし、ヒラリーが2016年に大統領選に出馬を前提で考えると不可解な気がするが、自分のスピーチはオバマ再選に影響がないと達観している可能性がある。もし再選すれば、大きな影響があったと宣伝できるし、落選してもクリントンのせいだという人はいないとの計算があるのだろう。そう考えると、出来るだけオバマ陣営に恩を売っておけば、2016年にその借りを返してもらう密約でもあるのだろう。

大胆な推測であるが、ビルもヒラリーと同じでオバマの再選がないと確信しているのだ。

どちらにしろ、2014年頃には、この民主党大会でビルがオバマを積極的に支援した意味が分かるだろう。

クリントンが大統領の時のスキャンダルでは、大統領職を罷免はされなかったが、偽証罪で弁護士資格の停止処分になっており、政治家の矜持、男としての威厳のかけらもない最低男である。

でも、オバマよりも複雑な事を数字等を上手に使い説明出来るし、エリート臭もなく、ジョークの質も高い。絶対に信用出来ないが、不思議と一緒にいたい気にさせる魅力的な人である。過去のエントリーでも書いたのだが、ヒラリーが別れない気持ちが良くわかる気がする。


関連エントリー

Bill Clinton Talks About His Game (10-15-11)

2012 Democratic National Convention のロゴ

2012-09-05 20:03:53 | アメリカ政治


このロゴを見ると、民主党大会もオバマ陣営に乗っ取られている事がよく分かる。下のオバマのオリジナルロゴの情け無い派生版である。



それにしても、虫酸の走るロゴだ。旧共産圏の雰囲気がプンプンしている。いくらアメリカンドリームとか受けが良く口当たりの良い言葉を並べても、体質が滲み出してくる。頭隠して尻隠さずとはこの事だ。

民主党は、オバマと心中するつもりの様だ。オバマが再選されなければ、瓦解してしばらくは混迷が続くであろう。だから必死なのである。下院に続いて上院の過半数を失っても、ホワイトハウスを牛耳っている限り、共和党を批判しながら行政権で出来る範囲でやりたい放題をして放り投げる算段のようだ。

民主党大会初日のスピーチをいくつか見たが、盛り上がりに欠けている。今日は党綱領の決定に際し、伝統的に記載されていた "God" と「エルサレムがイスラエルの首都」が抜けていとの批判を受けて修正案が可決されたが、完全に2分されていた。(映像はこちら)誰の小細工か分からないが、"God" と「エルサレムがイスラエルの首都」を意識的に抜いたのだが元に戻さざるを得ず、図らずも民主党内が割れている事を露呈した形になった。


関連エントリー

David Axelrod: この程度でオバマキャンペーンを取り仕切っているのか? (9-2-12)
The Communist (8-5-12)
"If you’ve got a business, you didn’t build that." (7-16-12)