YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

MLB World Series 2017

2017-10-30 09:18:27 | スポーツ
こんなにワールドシリーズにはまったのは1991年以来。地元チームタイガースが出場した時以上に熱心に観ている。現在5戦目が終わってアストロズが3-2で王手を掛けている。

今シーズントレード締め切り直前にタイガースから移籍したバーランダーが好投を続けている事、ドジャーズにはダルビッシュと前田がいる事で興味が湧いたのだが、シリーズが始まると一戦一戦がスリリングで目が離せなくなった。

明日の6戦目はバーランダーが、タイガースで果たせなかった優勝を掛けて登板する。一方で、ダルビッシュは3戦目で早々と打ち込まれ3回で降板、シリーズ無失点だった前田も昨日の5戦目で3ランを浴びている。前田は、スターターから中継ぎに回っており、シリーズは連投でキレが無くなってきている感じ。(中継ぎ前田の登板はありそうだが、ダルビッシュの先発はなさそう)

場外で話題になっているのは、ダルビッシュからホームランを打ったアストロズの選手が、目尻を指で引っ張ってアジア人差別のジェスチャーをした事。(アジア人の目の細さを揶揄したジェスチャー)球場の中の事なので気にする必要は無いと思うのだが、ポリティカルコレクトネスが蔓延しているアメリカでは許されない。ダルビッシュが批判的なコメントを出し、アストロズの選手が謝罪している。(来季5試合の出場停止処分も決定)スポーツ選手が「おこちゃま」なのは仕方ないと思うが、リーグの処理は大人げないと思う。

但し、MLB は、NFL や NBA に比べると人種差別的な問題が起きていない。大リーグの歴史が長いのが一番の要因だと思われるが、黒人選手が少ないもの大きな要素だろう。ではなぜ黒人選手が少ないかと言うと、インナーシティ、貧困問題というアメリカの影の部分との関連が出てくる。

黒人率の多い都市部では草野球すらできる環境が乏しい。アメリカは若い(幼い)タレントを発掘するシステムが異常に発展しており、小さい頃に頭角を現さなければ、プロへの道は遠い。野球は、バスケットボール、フットボールに比べると技能的な要素が多いので、小さい時からの環境が無いと運動能力だけでは限界がある。

MLB は、エリートっぽい道を歩んできた白人と小さい頃から野球ばっかりやってきたヒスパニックが圧倒的に多い。そして、野球が盛んなアジアの国からのスターがチラホラ混じるモザイク模様だ。

そんな小難しい事は置いといて、昨日の第5戦は延長10回サヨナラゲームで終了は夜中の1時半。こんな調子で7戦目までもつれ込むとえらいことになりそうだ。

オバマ政権時代の疑惑がニョロニョロ

2017-10-26 15:17:44 | アメリカ政治
大統領(オバマ)、国務長官(ヒラリー)、司法長官(エリックホルダー)、その他国税庁の高官等、権力を乱用したキナ臭い話がチラホラ当時からあった。特に、ヒラリーに関しては、クリントン元大統領とパッケージで非営利団体のクリントン財団の胡散臭さが常に取沙汰されていた。

ヒラリーは、ロシアがトランプと共謀で秘密裏に大統領選挙に工作したので当選したと、つい最近まで大真面目に語っていた。が、ここにきて展開が怪しくなってきている。

特別調査官が任命され、ロシアの大統領選への工作が調査中であるが、その情報の怪しい出所にヒラリー陣営、民主党が支払いをしていた事が判明した。その上、ヒラリーはアメリカ核燃料採掘権の一部をロシアの会社に売る事に賛成しており、その前後に、クリントン元大統領がロシアで法外な講演料を受け取ったり、財団への寄付が行われている事実が出てきている。

落選してからのヒラリーは完全に狂っている。敗戦記 " What Happened" の宣伝のためにツアーを行っているが、落選の原因を自分以外の全ての人、出来事のせいにして顰蹙を買っている。

さて、オバマを含めた政権官僚、高官が起訴されるかがこれからの焦点だが、可能性は低いだろう。しかし、何かの間違いでいよいよ危なくなって来た時の人柱(トカゲの尻尾)はヒラリーになる様な気がする。理由は、落選後のKYぶり、ビルとともに高齢であるし、娘のチェルシーは政治的な価値が感じられないからだ。

調査、もし捜査まで発展しても時間が掛かるし、彼らは元々弁護士であるし法律の不完全さ突いて逃げ切るのが得意なので、結局、オバマ政権に群がったウジ虫たちは、ダーティーなイメージを引き摺ったままアメリカ政界で優雅に生き延びそうだ。

かとう家の小ばなし

2017-10-23 13:50:28 | ブログ探索
地元である愛媛県西予市に家族で移住し、地域おこし協力隊で働く子連れ御夫婦のプログ。(私の親戚の近所に住まれているようだ。(伊賀上!?チーおばちゃん元気ですか?)追記:どうも統合前の皆田小学校区の様だ)

何かと地元の事は気になるものだ。ブログに掲載されている写真を見ていると、田舎っぽくてダサいと思っていた全ての風景が懐かしい。

自分で捨てた感覚があるのに、そこで頑張ろうと他所から来る人が存在すること自体には驚いたが、気に入っているというコメントには納得出来る。宇和町、特に卯之町周辺は、田舎の割には便利が良く住みやすい町だ。

ご夫妻のお子さんが大きくなるので、地域おこしの中でも田舎での教育問題に取り組まれて行かれるそうだ。日本を飛び越えて世界への視線で、地方の教育を考えて欲しいと思う。確信を持って言えるのは、農業、林業、(やった事無いけど漁業)の体験は、日本でも世界でも、非常に重要だと思う。勉強なんていつでも始めれる。自然の中で雑多な経験をし、生業を肌で知っている事こそが大事なのだ。

東京、アメリカで出会った人の多くは、四国を訪ねた事が無い。行きたいという人に「何もないので行かなくて大丈夫ですよ」とアドバイスしていたが、猛反省。(謙虚さの裏返しで減らず口を叩くのは悪い癖)これからは、正直に勧める様にしよう。(問題は、私が何も知らない事だが)

トランプ大統領の10カ月

2017-10-14 11:27:13 | アメリカ政治
選挙公約の実施を、ここまで愚直に邁進する大統領は居ないのではないだろうか?

トランプの掲げていた公約は選挙中から叩かれ続けているが、当選の原動力であったのは間違い。当選後、誹謗中傷が蔓延する中でも支持(支持率では無く)が根強いのは、公約からブレないからであろう。

ツイッター等で物議は醸すものの、行動はまっとうである。

不法移民問題、税法改革、オバマケアの撤廃、国際関係の見直し、二大政党の垣根を越えてアメリカの根本的な問題に真摯に取り組んでいる。

いろんなしがらみから解放されている状態での大統領当選であり、その原動力である公約とその公約を通じて固く結び付いている有権者を信じて、このまま突っ走ってほしい。

この10か月間を見ていると、期待に応えてくれそうだ。頑張れ、トランプ。

Blade Runner 2049

2017-10-11 09:29:21 | 映画
公開直前なのでテレビで頻繁にオリジナルを放映していた。初めて通しで観て、30年間、ストーリーや設定を全く勘違いしていた事に気付いた。原作は、"Do Androids Dream of Electric Sheep?" なのだが、てっきり "Can a human love an android? Or can an android love a human?" 的な理解であり、ハリソン・フォード演じるブレードランナーが実はアンドロイド(レプリカン)との定説がある事など全く知らなかった。

今回は復習したので、珍しく予習せずに出撃。続編感覚で違和感無く世界に没入。

妊娠、出産が出来るアンドロイド存在するという設定は素晴らしい。このアンドロイドこそがオリジナルでハリソン・フォードと駆け落ちするレイチェルであり、出来た子供の父親は勿論ハリソン・フォード。ストーリーは、妊娠、出産出来るアンドロイドの秘密を探るために、その子供を探すのが大きな流れ。

結局、アンドロイドが夢を見れて、妊娠、出産出来るようになれば人間と同じになるので、アンドロイドによる解放集団とかが登場し、矮小された人間臭さが織り込まれてガッカリ。その上、ストーリーを引っ張る子供探索自体に深みが乏しい。主人公である K (ライアン・ゴズリング)がその子供であるようなエピソードで展開していく。(結論は違う)

暗いシーンが続き、映像的な意外性は無い。あちこちで登場する日本語がオリジナルに比べて正確になっているのはありがたいのだが、オリジナルに登場する「強力ワカモト」の電光掲示板のインパクトは無い。

オリジナルは興行成績が芳しくなかったがカルト的になったので続編が製作された。今回もパットせずカルト的になりそう。巷で言われている様に2052年に "Blade Runner 2084" が公開されそうだ。

オリジナルを観ていれば楽しめる。白紙状態から楽しむのは厳しいかも。

アンドロイドの生殖能力と言う素晴らしいテーマを提示しながら、ストーリーが矮小化され、素晴らしいだけの映像しかないのは残念。だが、観る価値はあると思う。

いつもの近所の Emagine でロイヤリティポイントを使ってタダ、火曜日のロイヤリティメンバー特権でスモールポップコーンもタダ。


video killed the radio star

2017-10-04 09:03:49 | 音楽関連
高校卒業直前の1月、2月は受験勉強する位しかないので、土曜日の夜は友達の家で汽車通学仲間と良く飲んだ。詳しい事情は知らないが、慎ちゃんは母子家庭の一人っ子で、土曜の夜は彼の母親が不在で格好の溜まり場であった。一度だけ、酔っぱらったお母さんが乱入して、何だか楽しかった記憶がある。

慎ちゃんとはそんなに仲が良かった訳では無いのだが、何かの拍子に一度だけ私の事を分かってくれている発言があり、うれしくて心が震えた事を今でも鮮明に覚えている。そんな彼がこの曲の解説をしてくれたことがあり、解説内容はとっくの昔に忘れたが、この曲と慎ちゃんは切り離せなくなった。

私は人の事をめったに褒めない。しかし、自分の心に響くことがあれば絶対に伝える事にしている。慎ちゃんの一言が、それ以来ずっと自分の中で自信の裏打ちになっているからだ。