YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

今更ながらオバマの支離滅裂

2014-11-28 00:27:23 | アメリカ政治
移民法では、明らかな憲法違反を堂々と誇り高く犯し、ミズーリ州の警官による黒人少年射殺事件では、警官の正当防衛が立証され無罪になると、黒人である司法長官と伴に、意味も無く人権問題として口を出し、相変わらず、大統領として無茶苦茶な言動が続いている。

マスコミ、特に保守系メディアは、オバマの言動分析に苦労しているが、これと言ってピッタリくるものがない。

私なりの結論はずっと前から出ている。改めて言おう、オバマは狂っているのだ。メディアでも気付いている人はいると思うのだが、大統領をキチガイ呼ばわりすることは流石に憚られるのだろう。

以前から、オバマの精神分析の必要性を強く思っているのだが、未だに真っ当な報告書を読んだことがない。

私が思うに、オバマの支離滅裂ぶりは、人格形成期に父親が居なかったことが一番の要因だと思う。その上ハーフの黒人と言う特殊な事情、海外で育った事が、複合要因となり性格が歪んでいると思われる。

オバマの性根は完全に腐っている。彼は悪い人なのだ。そして、幸いな事に狂っているので、遂行能力が乏しく忍耐力が弱いので、政治理念(とも呼べないが)である反アメリカ的な政策の実行が上手く出来ないのだ。

保守は、オバマの大統領初当選後の「アメリカを根本的に変革する」発言を重要視しているが、そんなに強い意志はなく、いつもの虚言のひとつと考えた方がスッキリする。

アメリカのマスコミで注目すべきなのは、誰が最初にオバマを「裸の王様」と呼ぶかであろう。但し、その発言は裸どころではなく「狂人、悪党」呼ばわりになるので、そこまで勇気の人は出てこないかも。かなりオバマに批判的な保守系のコメンテイターでさえ、オバマを悪人とさえ言えないのだから。

いつの世も、為政者に対して残酷な事実を大きな声で言うのは難しいのだ。

E G#m A B7

2014-11-27 22:36:32 | 音楽関連
このコード進行に出会ったのは大滝詠一の「恋するカレン」。特に E G#m の印象が強かったので、伊丹哲也の「街が泣いてた」が同じコード進行なのに妙に感動した。

数か月前から下手くそギターを再開したのだが、「町が泣いてた」、浜田省吾「America」、中村あゆみ「翼の折れたエンジェル」と、弾きたい日本の懐メロのコード進行が同じなのにびっくりした。(拓郎の「落陽」とか、昔弾いたことのあるフォークっぽいのにも手を出してますが)

音楽的な素養がないので、自分の好みに何か意味があるのか分からないのが歯痒いばかりだ。

浜田省吾「America」だけは4カポで弾くので、C Em F (Dm) G7となり、なんだか普通っぽい。E G#mとスライドするのがギターっぽくて良いのだが、曲の好みとは別物の様だ。


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Show Down: 不法移民に関する大統領命令

2014-11-18 12:58:57 | アメリカ政治
アメリカには約1200万の不法移民が住んでいる。システムとしては完全に崩壊している。

法的には、不法移民は強制送還が建前だが、オバマは強制送還を停止する大統領命令を、早ければ今週、遅くても年内に発行しようとしている。(大統領命令の内容は明らかにされていない)

普通に生活している不法移民の強制送還は機能していないので実質的な影響はないのだが、暫定的にでも滞在を許可する事が大問題なのである。一度、ドアを開いてしまうと改めて追い出すわけにもいかず、ズルズル合法滞在、永住権、市民権への道筋を付ける事になるからだ。

合法的に入国した人々のビザ延長、永住権への切り替え手続きが遅々として進まないのに、不法移民はアメリカに住んでいるというだけで将来の市民権への道が開けるのだ。

誰が考えても、不法移民のタガを外せば国として呈をなさなくなる事は自明なのだが、民主党はヒスパニックの票の欲しさで、常に不法移民の合法滞在の道を探って来ている。

オバマ大統領は中間選挙前でのピスパニックの投票率を上げるために実施を行おうとしていたが(ヒスパニックは伝統的に民主党支持)、政治的判断で(逆に共和党支持者を刺激する)先送りされていた。

民主党は中間選挙で大敗したので、短期的には政治的な意味はなくなった。長期的にはヒスパニックへのアピールと、ヒスパニック人口自体を増やす効果(つまり潜在的な民主党基盤の拡大)があると言われている。

オバマは議会に対して、移民改革法案審議を遅々としてやらないので大統領権限の範囲内で最大の事をやると言っているが、大統領命令は法律にならないので、既に憲法違反の批判が出ている。

大統領命令の内容にもよるが、明らかな憲法違反だと、共和党は、大統領罷免の話をせざるを得なくなる。罷免まで行かなくても、12月中旬に切れる暫定予算の延長論議で、この大統領命令を実行させないために予算カットで対抗せざるを得なくなる。(予算カットは、未だに上院過半数を持っている民主党主導の採決で秘訣となり政府シャットダウンとなる)

罷免、シャットダウンとも、なぜかいつも共和党が悪者にされるので、オバマは意味も無く共和党と対決するためだけに大統領命令を出そうとしているように思われる。

繰り返しになるが、現時点で移民法に関する大統領命令を出す意味は、移民改革法案そのものにも政治的にも、全く無いのである。

次の選挙が無いオバマはたがが外れてきている。罷免などされないと高を括っている

しかし、民主党への打撃は言い知れないほど大きいと思われる。(それともオバマは全く逆だと考えているのだろうか?)

先週の段階では緊迫していたが、なんだか萎んだ感じなのは民主党内で大反対にあっているのだろうか?次の山場は暫定予算の切れる12月中旬、それを過ぎれば共和党主導の議会となり、立ち消えになりそうだ。

やるにしろ、やらないにしろ、既に混乱状態は発生している。後2年こんな無駄な騒ぎばかり続く予感がいっそう強くなった。

もし、今回憲法違反な大統領命令を出し、もう一つ位何かやらかすと、本格的に罷免の話が出るかも。といっても、共和党にそんな度胸があるとは思えないので、オバマは恥の上塗りを続け、行政は動かないまま、オバマ退任を待つという形になりそうだ。

とは言え、いろんなことを停滞させるわけには行かないので、体よくとっととオバマを「死に体」にする超党的な合意が出来るかも。

どちらにしろ、オバマの時代は終わった。後は大統領の犯罪が暴かれるかどうかと言った所か。

今後のペース

2014-11-16 00:36:47 | このブログについて
中間選挙前に、民主党が連邦上院の過半数を失うとオバマが本格的にレイムダックになりアメリカ政局停滞すると予想したが、これからのアメリカ政局は大混乱となると訂正しておこう。

やっとオバマ政権、民主党のやりたい放題の2年間、その後下院の過半数を失い膠着の4年、計6年のマッドネスがやっと終わる。しかし、オバマが大統領である限り共和党の巻き返しにも限界がある。共和党は今後の2年間の大混乱を上手く乗り切る事でしか道は開けない。

オバマの体たらくによる支持率の低下で民主党議員のオバマ離れが水面下で進行しており、民主党は一致団結して意味のある議会活動は出来ないであろう。又、候補が誰になるとしても、次期大統領選での苦戦は避けられないであろう。

ここに来て、オバマ、民主党首脳が推し進めてきた超リベラル政策の酷さが具現してきており、共和党への追い風となっている。

このような状況が続きそうなので、共和党が次期大統領、連邦上院、下院の過半数を握ると思っている。それまで、移民法改革(というより憲法違反の大統領命令)などで、取り返しのつかない事が起きない様に共和党の踏ん張りを期待している。

主要メディアがオバマべったりだった事もあり、なかなか追及が進展しなかったオバマ政権絡みの燻り続けているスキャンダルも陽の目を見る可能性が出てきた。

オバマ大統領就任以来アメリカの政治を追いかけてきた身としては、目の離せない政局が続く。

一方で、仕事で大きな転換期に差し掛かっており、人生で一番大変で忙しい日々が待ち構えている。まだ前哨戦なのに週末を使って追いつく状態になりつつある。

そんな訳で、収集する情報量は変わらないのだがアウトプットの時間が取れない。取り敢えず、週末に1エントリーをノルマにして頑張るつもりだ。こんなペースが半年位は続きそうだ。

Did Obama get the message?

2014-11-06 19:05:24 | アメリカ政治
No, he didn't.


中間選挙で民主党は、連邦議会上院で過半数割れ、下院議席数を更に減らし、州知事でも大きく後退し大敗となった。最大の焦点であった連邦議会上院選では、共和党は反オバマのテーマからぶれない事で予想を上回る結果となった。

この結果を受けての記者会見で、オバマは全く理解不能なコメントをしている。

「選挙結果は真摯に受け止めるが、投票しなかった3分の2(投票率30%台)の声も受け止める」と言うのだ。多分、アメリカ市民の3分の2が投票をしない事で、オバマ(もしくは民主党)支持していると主張しているのだと思われる。(中間選挙の投票率は通常30-40%)

2010年中間選挙で連邦下院の歴史的な敗北で過半数を失った時は謙虚なコメントを出していたが、連邦議会両院が共和党支配になった意味を語らない事に、愕然とする。



もう、オバマが事態を理解しているかどうかを論ずるのは無駄である。自分に都合が悪い事への対応は言い訳をするという思考回路しかなく、そのために事実は常に捻じ曲げられるのだ。思考は歪み、方向性は間違い、その上無秩序となるのだ。

真面目に分析すること自体が馬鹿らしい状況にアメリカの政治状況はなっている。

必要なのは政治的な分析ではなく、冗談抜きでオバマの精神鑑定である。

今週火曜日はアメリカ中間選挙

2014-11-03 02:16:53 | アメリカ政治
共和党が上院の過半数を取りそうである。

そうなった場合、オバマは妥協するより更に共和党との対立を先鋭化するだろう。もう怖いものはないのだ。違法な大統領命令を連発し、行政は混乱、議会は対策に追われるだろう。

過去4年、上院で法案が停滞していたので、オバマは法案署名、拒否権発動の機会が少なかったが、いよいよ政治的な判断を迫られる。これからは、その判断についての説明をしなければならないのだ。非常に悲しい事だが、支離滅裂な発言をするアメリカ大統領を拝む事になるのだ。恥さらしな最後に2年になるであろう。

巷で言われているような歴史的評価を気にするような高貴な心意気は、元々持ち合わせていないので、今更、共和党と一緒に重要で急務な改革(税法、年金、移民法)などは絶対にやれないであろう。

もし、民主党が過半数を死守したとしてもやる事は同じであろう。どちらにしろ、アメリカは後2年、政治的停滞が続くのである。

共和党が連邦議会の主導権を握る予感で気分は高揚気味であるが、冷静に考えるとホワイトハウスを奪還しない限り、大きく舵は切れないのだ。

でも、火曜日が楽しみだ。