YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

オバマ大統領 再選の行方(10):共和党ミシガン州予備選 Romney 勝利 (アリゾナ州も)

2012-02-29 21:52:37 | アメリカ政治
Romney が Santorum を凌いでミシガン州で勝利した。

人気がちょっと早めにピークしたので、Santorum は予想通りネガティブキャンペーンでモミクチャにされた。但し、先週行われた討論会での対応も芳しくなく、過去の問題発言等も穿られて、勢いが止まってしまった。ミシガン州敗北の後では、なぜ急に人気が出たのが不思議な位である。

3月6日は Super Tuesday、いよいよ共和党候補者選びの天王山である。特に、オハイオ州が鍵になりそうだ。

楽勝と思われた地元ミシガン州での苦戦を克服した事で、Romney の打たれ強さが際立ったと思う。

保守系の候補者はアップダウンが激しいので、忘れられた感のある Gingrich さえ地元ジョージア州での挽回を狙ってたりする。しかし、右よりの候補者はどこか決定的な欠点があるので、人気ピークが過ぎると復活は難しいだろう。

候補者選びでは、保守系候補者が持つそれぞれの欠点のために残念ながら振れが激しいのだが、共和党の右よりの人々は、予備選を通じてもっとも積極的に活動をしており、予備選を盛り上げているのは間違いない。

その影響で、元々中道であった Romney が右に引っ張られているのだが、本選ではオバマとの違いを明確にする上での助けになるのではないかと思う。

無党派(インデイペンデント)のオバマ離れが著しく、支持ベースでさえも盛り上がりが欠けているので、共和党が激しい予備選で活発になるのは悪い事ではないと思う。

共和党内は最終的に ABO (Anyone but Obama) で結束するのは間違いなし、そう思っているのは共和党員だけではないのだ。


過去の関連エントリー

オバマ大統領 再選の行方(9):ちょっと目を離した隙に (2-18-12)

2012 オバマの副大統領候補

2012-02-26 10:36:44 | アメリカ政治


最近こんなロゴを見掛けるので、現職副大統領のバイデンで決まりなのだろう。

アメリカ歴代の大統領の中で一番 IQ が高いと誉れの高いオバマには、史上最悪の副大統領との評判が確定しているバイデンとのコンビネーションが抜群。

オバマが再選して、ヒラリーが国務長官を辞めたら、オバマ政権の閣僚メンバーは目も当てられなくなりそうだ。

それにしても、どんなヘマをしても、不適当発言をしても、不思議と閣僚が辞めない政権である。

石川遼の英語とスイング

2012-02-25 09:41:58 | 雑記
WGC-Accenture Match Play Championship ではあっさりと2回戦で負けたのだが、1回戦勝利直後のグリーンサイドのインタビューで英語が上手になっているのにびっくりした。

聞き取りが甘い所もあり、ややトンチンカンな受け答えにもなっていたが、発音はパーフェクトといっても良い位であった。

世界で勝負したい気持ちは真摯で、英語の進歩をみても、そのために物凄い努力をしているのだろう。(私はスピードラーニングの回し者ではありません)

で、肝心のスイングの方は、残念ながら進歩がみられない。

自分自身の頭の中にある理想のイメージを追いかけているのだろうが、暫くは、若さに任せて、スイングなど気にせずプレーに専念すればどうだろうか?素質的にはローリーに引けをとらないと思うので、メジャーでも活躍出来ると思う。

現時点では柔軟性が非常に高いので欠点になっていないが、下半身が回り過ぎている。インパクト辺りで完全に右足がブラブラになってしまっている。柔軟性がある事で頭が残るので、問題にならないだけだ。

下半身の回り過ぎ(回過ぎ?)と器用な動きをする腰のスライドは、技術的な欠点だ。

しかし、どこかで変えなければならないという意識だけあれば、今は気にする時ではないと思う。あと2-3年は、ただただ才能に任せて世界と勝負した方が良い結果が出るだろう。

もしコーチに付くのなら、スクエア打法の後藤修先生以外には考えられない。石川遼の才能と後藤修の理論が合体すれば、日本人の悲願メジャー制覇は間違いないと思う。

ジャンボ尾崎と交友があるらしいので、ジャンボが後藤先生との過去に拘らず、石川遼と後藤修を繋ぐ労をとれば、日本ゴルフ界への最大の貢献として記憶される事であろう。

The American people aren't stupid

2012-02-24 22:00:23 | アメリカ政治
オバマは、絶対に The American People を STUPID だと思っている。

"The American people aren't stupid" は、共和党がガソリン高騰でオバマ大統領の無策を非難した事を逆手にとって、アメリカ国民は、そんな共和党の批判を真に受けるほど愚かではないと反論した時のコメントである。

Really!? もう誰もオバマが本当の事を言うとは思っていない。

石油が値上がりしガソリンが高騰するたびに、現在のアメリカの産油量は過去最高だと自慢するが、10年前にブッシュ政権が積極的に採掘権を許可した成果である事には一切触れない。

基本的にグローバルの石油市場の供給は安定しており、価格の変動は心理的な要素が強い。外交ではハッキリしない中東政策、国内のエネルギー政策ではグリーンエネルギーへの傾注など、オバマ政権の化石燃料嫌いで、この3年間長期的なエネルギー政策、特に石油絡みのが、採られてない事を市場はとっくに見抜いている。

その上、石油相場はドル取引なので、規律の無い財政政策でのドル安が、原油高の要因にもなっている。

その事をオバマが知らないわけではないのに、"Drill, Baby Drill" は解決策ではないと大嘘をつくのだ。そして、(これだけは真実であるが)急にガソリン価格を下げる魔術はないと、恥ずかしげもなく責任放棄の発言をするのだ。

もう少しガソリン価格が上がると、ホルムズ海峡で事が無くても、政府の戦略的備蓄を人気取りのタメに放出したりするのだろう。(以前にも実施した)

それで、ちょっとばかり支持率が上がったりして、悦に入ったりするのであろう。

アメリカ国民を愚弄しながら、オバマの高笑いの日々は最低でも後11ヶ月は続くのである。

Jeff Maggert

2012-02-22 21:40:01 | ゴルフ


先週末久しぶりに屋外の打ちっ放しに行ってきた。(ティーは暖房が効いている)このオフシーズンは、踏み込みと左肩の動きを中心にスイングを作ってきたのだが、この時期としては満足出来る結果が出てきている。

左肩と左腕の引きについては、細かな迷いがあったのだが、ダウンスイングのクローズ性がなくならない限り、左腰を少し左にスライドさせて、左胸を張りながら左腕を引き下ろせば、インパクトの左手の位置も収まりも良くなる。また、ダウンスイングのアークのアングルが浅くなり、フェイスがオープン気味になるので、フックを気にすることなく右手も思いっきり使えるに気がついた。

お手本のスイングとしては、Jeff Maggert のスイングがこの理想に一番近い。インパクトからフォローの右足の粘りが足りないが、インパクトまではパーフェクトである。

その他のお手本としては、セベ、ランガー、カプルス、モンティー、インパクトの左肩の高さに注目。ニクラウスも近いのだが、左手の腕力と握力が非常に強いのであろう、左胸を張る必要も、左肩を高くする必要も無く、強烈にクラブを返している。

Jeff Maggert のスイングで物足りない所は、右足が粘らない事である。頭を残す(もしくはインパクトにかけて右に引っ張る)事で、左に動く上体とのせめぎ合いでスイングの軸が出てくるのだが、上体を右に傾けるだけになっている。

小柄だという事もあるが、これが飛距離が出ない原因だろう。

年齢的にはシニアに近いのだが、未だにコーチについた事が無い。自家製スイングで長年活躍する人のスイングには味がある。


過去の関連エントリー

踏み込み (4-6-11)
左肩の動き (テイクバックとダウンスイング)(4-30-10)

不況からガソリン高騰へシフト

2012-02-21 23:46:21 | アメリカ経済
なんとなくぼんやりと景気回復しているような雰囲気が出てきている。相変わらず失業率は高いし、運転していると店舗の空き家も目立つのだが、数字的にも最悪期は脱している。

原油価格が高値安定していたが、またジリジリ上がってきている。そう、ガソリン価格も上がってきた。

アメリカの年間ガソリン使用量は、125,871,000,000 ガロン。ガロン当り $0.01 値上がりすると、単純に $1.25B(約1千億円)の可処分所得が消える事になる。もし $1.00/G 値上がりすると $125B(約10兆円)が吹っ飛ぶ。

景気復活傾向で再選可能性が上がってきたオバマ大統領に対し、きっちりと論議を挑みそうに無い共和党は情けない。目立ってきたガソリン価格の高騰で、グリーンエネルギー政策、中東外交、そして景気回復、雇用対策の失敗を非難しようという味噌糞一緒の感情的な攻撃になっていくであろう。

2008年の原油、ガソリン高騰の時は、共和党がブッシュ政権を叩きまくったので、おあいこなのだが、ちょっとしょぼすぎる。

ガソリン高騰で景気が腰折れする可能性も高いので、あながち間違いでもないのだが、共和党、保守系のガソリン高騰を根拠にした食傷気味のオバマ政権批判が続くだろう。

糞尿譚

2012-02-20 23:36:35 | 非常に個人的な昔話
ブックマークで紹介している「おおた 葉一郎のしょーと・しょーと・えっせい 」の今日のエントリー「反逆する風景(辺見庸著)」の後半には、大いに刺激された。(辺見庸は一冊も読んだ事が無いので、機会があれば挑戦してみたい)

変態の卦は誰でも少なからず持っていると思う。私は変態成分が多いというより、変態に同調したり、共感する感情が豊かな気がする。それも、糞尿系については感度が高く、セックス系には関心が低い。

ここで紹介されている二人のなかで、奥さんが長身なので段々と背の低い女の子にのめっていく男には、共感どころが唾棄したい気分になる。

しかし、もう1人の風呂の中で大きいのを排泄するのが趣味の男の方は刺激的だ。勿論、私にこんな趣味は無い。

ここからは、段々と汚くなっていくので注意。


私は小さい頃、水の中でおしっこをするのが好きであった。お風呂の中でもしたし、プールでもした。(一緒に泳いだ皆様ごめんなさい)

まあ、サーファーは体温を保つためにウエットスーツの中にオシッコをするらしいので、私の行為は可愛らしいものだ。今でも海では当然の様にする。(これは、結構一般的だと思うのだが)


お風呂で排泄をしたことは無いのであるが、小学校の頃、一回だけ、本当に一回だけ、お風呂で肛門に指を突っ込んでウンチを穿り出した事がある。田舎の裸電球の薄暗い五右衛門風呂だったので、そのまま気づかず出てきたのであるが、お風呂には小さいウンチのかけらが、浮いていた様だ。その後に入浴しようとした母が下着姿(一旦裸になって、怒りに任せて着直した)で、すごい形相で迫ってきて、こっぴどく叱られた。

肛門に指を出し入れする行為(感覚)に歓びがあったのだと記憶するが、その後、繰り返す事もなく、ゲイにもならなかった。


海と排泄に関しては、一度だけ海で大きいのをした事がある。高校生の時、のんびりと沖の方まで泳いでいた時に、急にもよおした。陸までは遠く離れていたので、覚悟を決めて立ち泳ぎをしながら事に及んだ。踏ん張れなかったが、もよおした勢いが凄くて、ご立派な物が浮かんでいた。

今でも泳ぎはそれなりに達者です。


失礼いたしました。

David Garrett - Smooth Criminal

2012-02-19 12:28:43 | 音楽関連


Whitney Houston の "I'm Your Baby Tonight" を聞きたくなった。

聞いているうち、観ているうちに、やっぱり感傷的になっているのか、いろんな妄想が駆け巡った。

PV の中で Whitney が、白のスーツ姿で歌っていた。黒人が着るとなぜ白のスーツはあんなにかっこ良いのだろう。

黒人で白のスーツがカッコ良く、歌って踊ると言えば、マイケル・ジャクソンの "Smooth Criminal" が極めつけであり(この頃のマイケルは随分白くなっているけど)、その歌をバイオリンでカバーしてあるものを発見した次第である。

カバーされる曲は、やはり名曲が多い。

基本的には、究極の楽器であるボーカルが大好きなのだが、メロディーが良いので、クラシックのアレンジが心地良い時がある。(特に、弦楽器の良さは、以前に耳鼻科がご専門の中川先生が学術的に解説して頂いたが、どのエントリーのコメントだったか探せず)

この映像は、ボーカルの代わりがバイオリンで、バックは普通のバンドなのだが、それでも悪くない。

David Garrett のCD、ずばり "David Garrett"、買っちゃいそうだ。

オバマ大統領 再選の行方(9):ちょっと目を離した隙に

2012-02-18 17:15:33 | アメリカ政治
共和党の予備選の行方が、なぜか混沌としてきている。

フロリダ州での勝利で、Romney で決まりと思ったのだが、私用で日本に帰っている間に行われたコロラド、ミネソタ、ミズーリで Santorum が勝利して、グングン人気が出てきている。(但し、これらの3州は選挙人 (Delegate) を直接確定する選挙ではないので (Caucus) 、重要性はそれほど高くない。選挙人の数では Romney がリードしている)

次の大きな山場は、2月28日のミシガン州の Primary (これは、選挙人が確定)になる。Romney にとっては、生まれ故郷だし、父親がミシガン州の州知事をしてた事もあるので尚更だ。もし、ミシガンで負ける様な事があれば、本格的に共和党の候補者選びは大混戦となる。

人気調査では、アメリカ全土で Santorum 39%, Romney 27%、ミシガン州でも 35%, 32% となっている。

資金力のある Romney 陣営は、ここ数日、テレビ、ラジオで、Romney のコマーシャルをバンバン流しており、Super-PAC と呼ばれる候補者とは無関係の Romney 勝手応援団体(候補者自身の団体と違って、いろんな面で規制が無い)による Santorum に対するネガティブキャンペーンも頻繁に流れている。

なぜ Santorum の急上昇しているのか、アメリカを不在にしていたので雰囲気が分からないのだが、Gingrich が息切れしたので保守票が一時的に集まっているという感じがする。ObamaCare の避妊、中絶問題が大きく取り上げられているので、敬虔なカトリックである事が推進力になっている可能性もある。

今回の共和党の候補者選びでは、急激に人気の出た候補は、急落する傾向がある。Romney は、支持率 25% 候補と揶揄されながら安定している。ミシガン州の投票日まで10日あるので、微妙な時期での人気急騰である。ちょっと早すぎて、投票日までに Santorum モミクチャにされそうだ。

ミシガン州で Romney が勝利し、本格的に候補者確定という読みは変わらないが、一筋縄でいかない所に、逆に共和党全体としての意気込みと支持層の多様性が映し出されている様な気がする。

一方で、オバマ陣営はこれまで一貫して比較的静かに Romney に対するネガティブキャンペーンを行ってきていたが、Santorum の情報収集を始めたと報道されている。手際が良い風にも見えるし、全然読めてないのでは、という印象もある。


過去のエントリー

ObamaCare: 避妊薬問題 (2-13-12)
オバマ大統領 再選の行方(8):Romney の順当勝ち in Florida (2-1-12)

小林信彦

2012-02-16 06:45:45 | 雑記
小林信彦のファンだ、とキッパリ言える人って何人くらいいるのだろうか?

住んだ事の無い東京オリンピック前後の東京、日本の喜劇や喜劇芸人、興味はあるがなぜかのめり込まない「ミステリー」や「映画」等を、彼の文章を通じて理解してきた。

その上、書いた物で笑わす事の出来る希有な作家だと思う。

中絶件数推移データ

2012-02-15 00:13:59 | 雑記
ObamaCare で、避妊や中絶について考えているうちに、中絶件数が気になった。

出生数と中絶数をだらだら並べてみたり。そしたら少妊娠化が見えてきた〔追記あり〕」という記事に、詳しいデータが掲載してある。自分でも考えていた少子化との関係等にも興味深い考察がしてある。

日本では中絶件数が年々減っているものの、2009年でもまだ22万件を超えている。私の生まれた1961年を見てみると、件数は100万を超えており、出生数が159万なので、妊娠の中絶実施率は40%にもなる。(2009年でも中絶実施率は全体の17%) 減ってきているが、膨大な数にびっくり。

性教育とか、男女平等とか、いろんな要因も考えられるが、出生数と中絶数の合計は日本人のセックスの数を反映していると思う。(大雑把過ぎるのは重々承知だが)

二十歳頃、やりたい気持ちに満ち溢れたと自惚れていたが、自分より10歳以上の人々は20%以上もギラギラしていたのだ。訳も無く悔しい。

最近の若い人(ああ爺くさ)は、あまりその気にならないのだろうか?これは、男の責任と思うのだが、これも男の独り善がりか?

立ち上がれ(漢字が違う様な)、日本男児!

ObamaCare: 避妊薬問題

2012-02-13 22:54:19 | アメリカ政治
アメリカにおける避妊、中絶の問題は、宗教の自由の問題とも絡んできるので複雑にならざるを得ない。

カトリックは婚前交渉を禁止しており、避妊を推奨すること(避妊薬を健康保険でカバーすること)は、この教義を蹂躙することになる。中絶などはもってのほかで、極端な議論として、避妊をせずに性交した翌日に避妊薬を飲むことは、中絶と同じ行為であると考えられている。(計算上、射精後80分で卵管と呼ばれる管状の部分の一部「卵管膨大部」に到達するそうだ)

ObamaCare の中絶に関しては、法案成立直前の大統領命令によってカバー出来ない事になっている。但し、大統領命令は法律に優先する事は出来ないので、当初から、インチキ Pro-Life (中絶反対派、多くはカトリック)の票を集める為の方便であると認識されていた。

今回、避妊について、教会のみを適用外で押し切ろうとしたのだが、大きな論議を呼んでいる。妥協案として、製薬会社が無料で避妊薬を配ることを義務付けるとなっているが、他の薬にこのコストが乗っかるのは当たり前なので、避妊を宗教上の理由で拒む人も負担を強いられることになる。

なんで大統領選挙が始まりそうな時に、こんなややこしい問題が出てきているのかというと、オバマは基本的に Obamacare の具体的な内容など気にしてないので、思わず漏れてしまったという事だろう。法案成立前にも内容に無関心であったし、具体的な法律作りにも関与していないのだろう。

ObamaCare については、既に、政府が特定の商品(ここでは保険)を市民に強制購入さす事を違憲とする判決が出ているが、避妊薬の問題では、憲法の自由を犯しているという認識が広がってきている。民主党内でさえも異論が出てきている。(民主党議員は、ObamaCare 成立の時の中絶の件をみてもイカサマな人が多いので、どこまで本気が怪しいのだが)

共和党の候補者選びがゴタゴタしていて、オバマの再選の可能性が少し高くなっている世論調査が出てきたりしているが、個人的には、オバマ政権が、再選の望み薄とみて、ヤケクソをしている様に思えてならない。カトリックだけで無く、教会を敵に回す様な事を、こんなにウッカリやる事自体がアマチュアっぽい。

間違って再選したら怖いもの無しになるので、共和党が上院の過半数をとり、下院の過半数を維持したとしても、滅茶苦茶な事をやりそうだ。私の読み通り、再選出来なければ、色々と面白い内部暴露本が出てきそうだ。(面白がっている場合ではないが)


過去の関連エントリー

ObamaCare またしても違憲判決(追記あり)(2-1-11)
神なき国アメリカ (3-28-10)
ObamaCare の中身を知らないオバマ大統領 追記有り (3-18-10)
健康保険改革法案 いよいよ大詰め (3-6-10)
カトリック教会の目覚め (11-25-09)

Cyndi Lauper - Time After Time

2012-02-12 01:05:43 | 音楽関連


直行便が無くなったので、デトロイトから関空へ変えるのが非常に不便だ。先日帰国した時に色々当たったのだが、急だった事もあり、いろんな意味で大韓航空の韓国経由が一番リーズナブルであった。デトロイトーソウルの往復は、コードシェアなのでデルタの機材であった。

機体は、関空ーソウル往復も含めて全て 777。747 よりも楽な気がした。最近余り国際線に乗っていないので、他の航空会社や機体がどうなっているのか良く分からないのだが、個別の画面で自分勝手に映画等を見れるのは結構便利である事を再認識した。(ヨーロッパに良く行っていた10年以上前に、就航間もない 777 に良く乗ったが、確かその時からあった様な?)

帰りに韓国映画の "Sunny" を観だしたのだが、半分くらいでデトロイトに到着してしまった。

初めての韓国映画だったし最後まで観てないのだが、現在と25年前を行ったり来たりする感傷的な映画で、"Time After Time" がテーマ音楽(出だしだけだが)に使われていた。

飛行機の中で必ず流れる韓国語の案内、乗り継ぎで行き帰りで計8時間をインチョン空港で過ごしたので、韓国語の響きが心地良くなった頃合いで観たこの映画(英語字幕)とこの曲の醸し出す雰囲気が抜群にマッチしていた。

インパクトがある曲では無いのだが、何かの機会で耳にすると良い曲だなーと思う。でも Cyndi Lauper と言えばこの曲しか無いだろう。久しぶりに観た PV のアメリカの田舎の描写も、今では遠い昔になった様な気がする。

沖縄米海兵隊の岩国移転、なんちゃって

2012-02-09 10:45:42 | 政治の話題
これって絶対に有り得ない話だと思う。司令部だけの分離移転とか、岩国基地に厚木基地の機能が移ってくる事を考えると、(日本的には)戯言の類であろう。

「岩国移転を米側が打診した」との報道されている様だが、アメリカ側の協議担当者か誰かが、単なる思い付きを口に出しただけだと思う。

アメリカ人と働いた事のある人、やり取りをした事のある人は経験があると思うのだが、アメリカ人は発想が無責任に自由で、絶対に実現しそうにないアイデアを(日本人的には軽々しく)口にする事は、日常茶飯事である。

この傾向は、重要問題であれ、担当者が上級になっても同じである。重要問題なので、上級者なので、軽々しい事は言わないだろうと考える日本人特有(?)の先入観があり、アメリカ人の突拍子もないアイデアを、日本人が流さずに受け止めてしまう事が多い。その後、意味の無い右往左往が暫く続く事になる。

山口県知事の「火の無い所に煙は立たず」発言も、典型的な日本人的な誤解に基づくものであろう。

こんなアメリカ人のパターンも知らない人々が、アメリカと交渉をしてたり、報道をしていると思うと、暗澹たる気持になってくる。

皆様、ご苦労様です。

参議院予算委員会 (追記あり)

2012-02-08 01:20:31 | 政治の話題
先週から、急な私用で日本に一週間行っていた。(今は乗り継ぎ待ちで、ソウルのインチョン空港)

今週の月曜日は運転しながらラジオで、火曜日はテレビで、参議院予算委員会なるものの中継を見聞(?)した。基本的に喜劇であるのだが、みんなが真面目にやっているだけに悲劇の様相を呈している。

質問の内容がバラバラなので、首相以下、各大臣、日銀総裁と、日本の国家運営に携わる面々が、それぞれの担当部門での回答をする事になる。時間の無駄以外の何者でもない。分野を絞って、集中的に審議していったほうが、効率が良いだろうに。

肝心の質疑応答レベルは、高校生程度であろうか。

どう考えても、国会議員が行政を担当するのは無理であろう。現行の仕組みでは仕方ないのであろうが、専門性の高い官僚の言いなりになるのは当然だ。

テレビ中継では、居眠りしている人が何人もいて、尚更、心寂しさを演出していた。予算委員会は、花形で最も重要な委員会だと思うが、谷亮子が並んでいるのを見て、一層物悲しくなった。

日本は政治不毛地帯である事を初めて実感した。


追記 (2-8-12)

委員名簿を見ると三原じゅん子もいらっしゃいました。

テレビ中継で、ずいぶん女性が多いと思っ他のですが、片山さつき、猪口邦子も見かけました。テレビでは写っていなかったのだが、蓮舫も委員の一人です。

答弁では、小宮山洋子厚生労働大臣が一番まともな発言をしていた気がします。評判は今一のようですが、真面目で政治的でない回答が、質問者の男性をイライラさせている感じがあり、日本の女性の立場がそのまま反映している雰囲気でした。(「女はつらいよ」、ですね)

野田首相の受け答えも悪くはありませんでした。