YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

2016年 アメリカ大統領選(6):October Suprise

2016-10-31 13:25:16 | アメリカ政治
あと一週間に迫っているのだが、その間に何が飛び出すかわからない。

"October Surprise" は、選挙直前に飛び出すスキャンダルの事を言う。既に、期日前投票が始まっているので遅すぎる感はあるのだが、先週金曜日に、FBI がヒラリーのメール疑惑捜査を再開したとの発表は、選挙の行方だけでなく、もし、ヒラリーが当選した場合でも、後を引くであろう。

今年7月に、真っ黒に近い灰色ながら訴追せずの判断をした FBI であるが、全く別の捜査で新たな証拠が出てきたのが再開のきっかけである。その操作とは、元連邦下院議員の Anthony Weiner の児童ポルノ容疑である。

自身のヌード写真をネット上で女性に送り付けた変態行為で、辞職に追い込まれている。(その辺は過去のエントリー参照)

Are you more than 7 inches? (6-18-11)
Anthony Weiner (6-10-11)

その後、ニューヨーク市長選に落選したりしていたが、性懲りもなく、今回は15歳の少女にヌード写真を送り付けていたのだ。

現在別居、離婚裁定中の妻が、ヒラリーの二番目の娘とも言われる Huma Abedin であり、夫婦共用のコンピューターに65万通のメールがあり、国務省とヒラリーのプライベートサーバーからの送信されたメールが含まれているらしい。(iPhone のコンタクトバックアップの時に、自動的にメールファイルもバックアップされていたが本人は知らなかったらしい)

大統領選までには捜査は終わりそうもないが、ヒラリーの当確が揺らいできている。又、上下院でも民主党の優勢が怪しくなってきている。

ヒラリーを始め民主党首脳陣は、ヒラリーを訴追をしないときには FBI をこれ以上無い位に持ち上げていたが、捜査再開の発表直後から狂ったように批判をしている。

己の都合だけで、意見が180度変わる姿は、みっとも無いことこの上ない。

2016年 アメリカ大統領選(5):怖いもの見たさ

2016-10-18 08:29:29 | アメリカ政治
ヒラリー、トランプ、どちらが大統領になっても、それぞれ違った風景の地獄が見えそうだ。

ヒラリーの地獄は湿っぽくて暗く、トランプのは大混乱の世界であろう。

選挙まで一か月を切り、明日最後の討論会があるだけだ。世論調査ではヒラリーがリードしているのだが、何だか当てにならない気がする。かといって、トランプが勝つ気もしないし、最低の選挙戦が展開されている。

トランプの女性問題もそろそろネタ切れ感がある。ウィキリークスが発表するヒラリー陣営のメールには、一発でぶっ飛ぶような内容がいっぱい詰まっているのに、アメリカの大手マスコミが真剣に取り上げず、時間切れになりそうだ。

唯一の希望は、もし、ヒラリーが大統領になったとしても、大したことは出来そうにないので、アメリカに決定的なダメージを与えない可能性が高いことくらいであろう。

アメリカに暮らして30年になるが、アメリカに失望感を感じるのは初めてだ。(遅ればせながら)アメリカ政治の欺瞞性にうんざりし、その欺瞞性を報道出来ない(しない)ジャーナリズムにより深く失望している。

オバマ就任以来本格的に狂い始めたアメリカ政治のリバウンドをずっと期待していたのだが、転がり落ちていくばかりだ。

トランプのスローガン "Make America Great Again" は正しい。アメリカの無邪気な正義感を発揮できる力が無くなれば、世界は住みにくくなるに違いない。

Single Length Irons

2016-10-12 15:22:11 | ゴルフ
数年前に、わざわざオハイオまで 1irongolf を試打しに行ったことがある。結局、購入しなかった。(シャフト長は6番アイアンで揃えてあった。当時は6番アイアンをまともに打てるような腕ではなかった)

全米大学個人戦、全米アマのタイトルを獲得し、今年プロになった Bryson DeChambeau (ブライアン・シャンボー)が使っている事でちょっとだけ話題になっていた。ところが、先日 Web.com(PGA の2軍ツアー)で優勝し、来年からは PGA 参戦するので、急激に盛り上がってきている。

昨日、彼のスポンサーであるコブラが絶妙なタイミングで、Single Length Irons のマスコミ発表を行った。(サイトはこちら

アイアンセットを新調の時期であるので、候補の一つに Single Length Irons を考えていた。ずばり Sterling Irons。(これ以外に候補が無いのも事実)ミシガンのゴルフシーズンもボチボチ終わりなので、Sterling Irons のフィッテイングを計画していた。(このアイアンセット通販で買うか、クラブメーカーを通してしか買えない)

検討し始めたときは、Bryson DeChambeau (ブライアン・シャンボー)が使っている事も、ましてや、コブラが研究している事も知らなかったのだが、Single Length Irons をデザインした Tom Wishon のドライバーを一時期使っていたことがあるし、(普通の)アイアンセットの購入検討したことがあるので、ある種の安心感と過大なる期待が膨らみ始めていた。

コブラの売り出し開始は来年一月。先ずコブラを試打してから、Sterling Irons のフィッテイングに行くつもりだ。年内に Sterling Irons を購入すれば、シーズンオフの間に慣れるという皮算用もあったのだが、暫くはお預け。

この冬は、Single Length Irons に備えて、アイアンは、7番(コブラのシャフト長)、8番アイアン(Sterling Irons のシャフト長)ばかりを練習するつもりだ。(既に買うき満々。止まらんだろうなあー)


追記 (10-13-14)

アイアンの技術的な進化が、Single Length Irons を実用性に大きく貢献している。以前は、シャフト長が同じで、ロフト違いだけでは、番手間のギャップが均等にならない問題があったのだが、ショートアイアンをソリッド、ミドル・ロングを中空にし、構造の違うヘッドをセットにすることで克服している。(コブラも Sterling も)

このビデオでも、インパクトの音が全然違う。レビューを読んでいると、上級者の方がシャフトとロフトの刷り込みが強く、最初は強い違和感があるようだ。打感、音についても敏感な人には気持ち悪いかも。