YS Journal アメリカからの雑感

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私の履歴書:小野寺正(19)イリジウム

2020-10-24 02:46:26 | 新聞、雑誌から
10月20日の日経、私の履歴書:小野寺正(19)イリジウムは、時代背景が懐かしい。

シカゴ在住時にMBAを取得したのだが、校舎(分校)はモトローラ本社にありクラスメートの半分はモトローラ社員であった。彼らから、イリジウムの構想はモトローラの役員が通信事情の悪い国での休暇中に思い付いたとのエピソードを教えて貰った。(真実かは不明)

破綻後、アメリカ軍に売却したと聞いていたが、どっこい今でも営業しているのには驚いた。

衛星軌道が低いので重力が効いており、衛星自体の寿命が短いらしい。(自然落下が高軌道衛星に比べて大きいので高度を維持するための燃料が常に必要で、燃料が切れたら衛星自体を交換する必要がある)

バンバン衛星を打ち上げる時代なので、消耗品として衛星を交換しているのだろうか?

技術的には静止軌道にならないので地上局と交信する衛星が目まぐるしく変わるので(数時間毎?)、切り替え時に通信が途切れる危険性があると言われていた。

日本の携帯普及の話は浦島太郎なのだが、80年代前半に携帯電話の感覚が無く車載電話という認識だったというのは実体験がある。大学生時代、バイト先を駐車場として使用していた弁護士のベンツに搭載されていた。「一分100円だって」なんてバイト仲間と話していたのを思い出す。

日米を股に掛けて、懐かしい。

2020 アメリカ大統領選 (14):第二回(最終)大統領候補討論会

2020-10-23 12:01:09 | アメリカ政治
今回はトランプの勝ち。

バイダンは突っ込みどころ満載だったので、投票日まで対応に追われるのではないか?例えば、何回もフラッキングを禁止するとコメントしているのに言って無いとシラを切ったり、息子ハンターの問題もロシアの陰謀と、今更という発言をしている。

アメリカは国土が広いのでドサ回りが肝心である。トランプは積極的に日に2-3回の集会をこなしていくだろうが、バイダンにそんな体力が残っているのか?

バイダンが逃げ切るか、トランプが逆転するか、投票日まで10日余り。

2020 アメリカ大統領選 (13):バイダン優勢は本当か?

2020-10-19 06:58:58 | アメリカ政治
大統領選まで2週間余り、どの世論調査でもバイダンの圧勝となっている。

本当なのであろうか?

世論調査の信憑性に関しては、前回のヒラリー敗退でガタガタになっている。その後、調査方法等が改善されたと言われているが、どこまで修正されているのか不明である。

トランプ応援集会の熱狂、支持者が掲げる Trump/Pence のサインの圧倒的多さからか、調査結果を信じていない人が多くいる。(バイダン陣営でさえ信じていないという噂がある)

後は、October surprise と呼ばれる選挙に大きく影響を及ぼすニュースが発生する事である。トランプに関しては、ネタが出尽くしているし、コロナも完治しているいるので、ビックリニュースはなさそうだ。

一方でバイダン周辺はきな臭くなってきた。先週のNew York Post のバイダンのウクライナ疑獄報道、バイダンは副大統領時代にウクライナを担当していたが、その時期に息子のハンターが、ウクライナのエネルギー会社の取締役になっており、バイダンはそのエネルギー会社に有利な圧力をウクライナ政府に掛けた疑惑がある。

ハンターが修理に出したラップトップを引き取らなかったので発覚した。ウクライナだけでなく、ロシア、中国との怪しい取引のメールもあるとの事。(政治的スキャンダルでは無いが、コケインをやりながらセックスしているとかの映像もあるそうだ)

高齢のバイダンは健康上の心配もある。ずっと自宅地下室からキャンペーンを展開していたが、最近はそれなりに活発に飛び回っているのでコロナ感染の可能性が高くなっている。既に、カメラ副大統領候補のスタッフから感染者が出ている。もし、入院騒ぎとかになったら大きな影響が出るだろう。

ACB

2020-10-14 02:43:30 | アメリカ政治
先日亡くなった Ruth Bader Ginsburg (RBG、彼女はリベラルのシンボル的な存在であった) の後任としてトランプ大統領が最高裁判事に指名したのが、Amy Coney Barrett (ACB) 。現在は U.S. Court of Appeals for the Seventh Circuit (控訴裁判所)の判事である。

今週からアメリカ連邦上院の司法委員会で審理が始まった。

彼女が就任すると保守判事が5人(判事全員で9人)となるので、民主党としては何としても阻止したい所である。但し、憲法上何の問題も無く、上院の過半数は共和党なので大統領選挙前に承認、就任となる見通しである。

民主党が言う事は全て御託である。

前回の Brett Kavanaugh(トランプ指名で保守系)の時は、民主党が性的なスキャンダルをでっち上げたがトランプ大統領、Kavanaugh本人も屈っせず共和党も団結が崩れず紆余曲折があったが就任となった。

今回は女性候補なので民主党はその手が使えない。前回は共和党がまとまった事で、民主党の狙いとは裏腹に中間選挙で共和党が上院の過半数を維持する原動力の一つとなった。

ACBには、子供が7人おり(そのうち2人はハイチからの養子)自分で生んだ5人目はダウン症であり、判事をやっていること自体が奇跡の様な人である。(超優秀なのは言うまでも無し)

彼女が就任すれば、もし、トランプが敗れても最高裁判所は保守色が強く、憲法、法律に基づく判断を下す事になるので、少しはバランスが取れると思われる。

そう考えると、アメリカの政治システムは上手く出来ていると言わざるを得ない。


追記:アメリカ連邦上院の司法委員であるハワイ州選出の Mazie Hirono は、日本人として恥ずかしい。(関連エントリー ”日系人の恥” (9/25/2020)

Crazy Nancy

2020-10-13 07:32:41 | アメリカ政治
トランプ大統領にこう呼ばれているのは、連邦下院議長の Nancy Pelosi。ブッシュ政権時代に女性初の下院議長になり、オバマケアの可決では剛腕を振るった。

しかし、トランプ大統領就任してから完全に狂ってきている。2018 年中間選挙では民主党が躍進し議長に返り咲いたが、昨年から今年に掛けての大統領罷免法案、今度は大統領の職務遂行能力が無いとした場合の代行者を定める憲法修正第25条を運用するための機関を設定しようとしている。

表向きはコロナに感染したトランプ排除という憶測であるが、本人が(正直に)言う様に将来を見据えてという事であろう。ズバリ、バイダンが当選就任したら、即刻職務遂行能力が無いとしてカメラを大統領にする気であろう。

選挙調査では、民主党の圧勝というデータがずっと出ているので、先手を打っているのだろう。

狂っているのか戦略的なのかさえ判断がつかないところに凄みがある。しかし、彼女は80歳、バイダンよりも年上である。社会主義傾向の若手議員に突き上げられているとはいえ、なんだか醜いし、寂しい。

民主党が大統領、上院、下院を押さえたら、民主党独裁の方向性に突っ走るだろう。そうなるとアメリカは本当に分裂してしまいそうで怖い。

2020 アメリカ大統領選 (12):副大統領候補討論会

2020-10-08 12:18:35 | アメリカ政治
ペンス副大統領の圧勝。

但し、副大統領は大統領選のオマケなので情勢が大きく変わる事は無い。大統領選までに今回の副大統領討論会が話題に上がるとすれば、バイダンがコロナ感染とか大呆けぶりが露呈する時であろう。

バイダンこけたら、民主党の大統領候補戦で敗れているハリスにこの国を任そうとは民主党支持の人も思わないであろう。相変わらず嘘つきだし。

トランプの後はペンスには是非大統領になって欲しいものだ。

トランプに対するロシア疑獄の本丸

2020-10-07 19:58:24 | アメリカ政治
ヒラリーの国務長官時代の違法な個人メールサーバーの隠蔽が始まりであり、オバマ政権のトランプへのスパイ行為(候補者時代から就任後まで)である。

昨日、オバマ政権のCIA長官のメモが部分公表され、これらの経緯が明確になりつつある。ウオーターゲートがぶっ飛ぶほどの大スキャンダルなのに、アメリカ大手メディアが報道しない事で政治と報道の歪んだ構図が透けて見える。(基本的には、メディアが民主党にベッタリだが、共和党も清廉なわけでは無い)

アメリカのジャーナリズムはほぼ壊滅状態だ。大手メディアが保守系と揶揄するところだけが、比較的客観的な報道を続けている感じ。

大手メディアは、トランプ再選だとオバマ政権の悪事が暴かれた上にの偏向が暴かれるので、挙ってバイダン支援としか思えないニューズしか垂れ流していない。

ロシア疑獄の疑惑の調査(こんな調査をしなければならない事が病的であるが)は、11月に迫った大統領選までに結論が出そうにない。但し、トランプ敗戦したら退任までやれることをやるのではないかと思う。もし、バイダン政権が誕生しても、オバマの残党が中心となるので発足前から死に体になる可能性がある。

アメリカ政治はトランプ再選にその命脈が掛かているといっても過言ではないだろう。


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2020-10-03 05:41:45 | アメリカ政治
コロナに感染しても症状は軽いとの事なので、自主隔離中も自由主義陣営のリーダーとして粛々と活動すれば、世界中に向けて「コロナ恐るに足りず」の力強いメッセージとなるだろう。

政治的では無く、純粋に、頑張れトランプ。