YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

バカンスは雨

2012-07-25 05:31:48 | 音楽関連
バケーション先で雨が降るたびに、この歌を口ずさむ。

North Carolina Outer Banks も今年で4年連続。慣れてきて、本格的に弛緩している。ちょうどオリンピックとダブっているし、午前中雨の日が多いこともあり、かなりテレビを見ている。

地元ミシガンでも、大統領選のテレビ宣伝を見ることが多くなってきているが、North Carolina は Swing State(どちらになるか確定していない州)と言う事で、ビックリするくらい両候補のテレビ宣伝が流れている。

ロムニーはオバマの失言(というより、本音)である "If you’ve got a business, you didn’t build that." を利用して、上手にオバマ攻撃をしている。オリジナルのコメントから3週間たっているのに、未だ話題になっているのは、オバマの本質を炙り出しているからだろう。

オバマ陣営もまずいと思っているのだろう、本人がこのコメントの言い訳をするという間抜けなテレビ宣伝を盛んに流している。


アメリカ大統領選まであと105日

2012-07-24 20:10:45 | アメリカ政治
アメリカ大統領選の事を継続的に書いていこうと心に決めているのだが、ここ2、3ヶ月さっぱり意欲が湧いて来ない。

アメリカは、内政、外交ともに問題が山積みなのに、ここまでオバマ、ロムニーとも内容のない選挙キャンペーンを繰り返すだけなのが、主な要因だと思う。

それにしても、オバマのからっぽには驚くばかりだ。選挙活動は資金集めとロムニーを攻撃するだけだ。、現職大統領としてのメッセージが皆無だ。

子供騙しのようなコメントしか出ないのは、アメリカ市民を馬鹿にしているとしか思えない。ロムニーもその術中にはまっているのも情けない。 複雑な問題を正面から捉えキチンと説明しないマスコミ、特にテレビも情けない。

オバマ、ロムニーによる討論会が始まり、まともな司会者が、まともな質問をしてくれるのを待つしかなさそうだ。

オバマは基本的に大統領としてやってきた3年半の実績を元に討論に臨むしかない以上、ロムニーは圧倒的に有利であろう。討論会で、ロムニーがオバマをコテンパンに出来ないのであれば、大統領になってもあまり期待出来ない気になってきた。

アメリカ国民は、根が深い問題に対して果敢に戦いを挑む大統領を渇望しているのだと思う。大統領選でも、ロムニーの毅然と戦う姿を見たいものだ。

アメリカ中西部は大旱魃(らしい)

2012-07-22 09:59:47 | アメリカ経済
6月下旬から7月上旬にかけて、ミシガンでも最高気温が 100°F (37.7 °F)を連日の様に超え、最低気温も 70°F (21.1 °F)を割らず、雨の降らない日が続いて、芝生がスッカリ黄色くなってしまった。(少し気温が下がったのと雷雨が何回かあり、今は青々としている)

しかし、ミシガンよりもう少し西そして南の地域では、旱魃が1956年以来のひどい事になっているらしい。コーンはうまく受精が出来ておらず、大豆も7月下旬から8月に掛けての実の成る時期に充分な水分がないと、大幅な減収となる。

アメリカ農務省長官は、「毎日、跪いて雨乞いをしている」とコメントを出している。

既にコーンも大豆も歴史的な高値になっている。2008年にもこれらの穀物価格が暴騰したが、その時はバブル要因が大きく、結局暴落した。今年は供給が本格的に少なくなる(8-15%減)予想が出ている。

急騰している穀物価格が食品市場に影響しだすのは3ヶ月位のラグがあるらしいが、コーンはいろんな食品に使われているので、インフレが来そうだ。アメリカはコーン、大豆の輸出国でもあるので、中東やアフリカなどの政情不安が更に落ち着かなくなる要因のひとつになるだろう。

日本でも豆腐の値上がりか?


Rocket Scientist

2012-07-21 12:32:00 | 雑記
1969年7月20日、見上げた夜空には満月が浮かんでいた”怪しい”記憶がある。

その時、私は Rocket Scientist になりたいと本気で思ったのだ。

今週金曜日、仕事でどうしても納得いかない事があり、自嘲気味にアメリカ人同僚に「日本の田舎の百姓の息子には、理解出来ない事ばかりだ」とジョークを言った途端に、あの日見た月と、目の前の田んぼで青々とした稲が揺れていたのを思い出した。

アメリカで英語を使って働いているなんて、日本の稲作農家の息子としては、Rocket Scientist になったのと五十歩百歩という気もする。

関連エントリー

Sputnik moment (1-27-11)


コロラド映画館での Massacre (大量殺戮)

2012-07-20 18:15:54 | 雑記
今朝出勤途中のラジオニュースで、昨日深夜コロラド州で起きた Massacre (大量殺戮)のことを知った。

昨日の夕方、たまたま下の娘(もう直ぐ8歳)を連れて映画を観に行っていた。今まで具体的に感じたことの無かった、親としての子どもの安全に対する漠然とした不安が湧き上がってくるのを止められない。

家内が聞くと発狂しそうだが、昨日上映途中で娘を1人でトイレに行かせた数分間の不安感(それは、現実に成らなかった後悔でもある)がまだ残っていて、事件を聞いて増幅された気がする。

"If you’ve got a business, you didn’t build that."

2012-07-16 05:52:09 | アメリカ政治
オバマは共産主義者だ。

There are a lot of wealthy, successful Americans who agree with me -- because they want to give something back. They know they didn’t -- look, if you’ve been successful, you didn’t get there on your own. You didn’t get there on your own. I’m always struck by people who think, well, it must be because I was just so smart. There are a lot of smart people out there. It must be because I worked harder than everybody else. Let me tell you something -- there are a whole bunch of hardworking people out there. (Applause.)

If you were successful, somebody along the line gave you some help. There was a great teacher somewhere in your life. Somebody helped to create this unbelievable American system that we have that allowed you to thrive. Somebody invested in roads and bridges. If you’ve got a business -- you didn’t build that. Somebody else made that happen. The Internet didn’t get invented on its own. Government research created the Internet so that all the companies could make money off the Internet.

演説の全文はこちら

贔屓目に見ても、人生訓と税金問題をごちゃ混ぜにしたら、普通はバカと呼ばれる。

オバマは社会主義者だという批判はずっとあるが、共産主義者に格上げだ。

ただの候補者に成り下がっているオバマ

2012-07-15 21:20:25 | アメリカ政治
正式に大統領候補者が指名される全国党大会までこれと言った大きなイベントがないので、ダレ気味の大統領選挙である。

連日話題には事欠かないが、内容的にはどうでも良い事ばかりである。そんな事にまでいちいち大統領がインタビューに答えたり、毎週土曜日恒例のラジオ演説で取り上げてみたり、みっともないったらありゃしない。

それにしても、オバマは民主党の大統領候補に名乗りを挙げて以来、約五年間もマスコミに出ずっ張りである。仮に有能だったとしても、飽きられるだろう。オバマ支持者がロムニーに投票という事は考えら得ないが、無党派層は、積極的にロムニーに投票、消極的に投票に行かなかったりという事は、考えられると思う。

アメリカでは選挙に関する世論調査の結果が、プロさえも混乱するくらい発表されるが、オバマに飽きたという数字もボチボチ出てきそうだ。

家の改造と窓の取り替え

2012-07-08 22:33:27 | 雑記
新築コンドを購入してから9年になる。

子どもの小さいのと、私が何にもしないこともあり、いろんな所がくたびれてきた。家も安いし、金利も安いので、思い切ってもっと大きな一戸建てに引越しようかとも考えたが、頭金も必要だし、家の価値よりローン残高の方が多いアップサイドダウン状態だし、その上引越となると色々と余計な出費も嵩むので、以前から考えていたリフォームをやろうという事になった。ついでに、窓も総取っ替えする事にした。

予算の見当がつかないので、知り合いが使っているビルダーを紹介してもらい、見積もりをしてもらった。

1、地下室 - $11,500
コンクリートの打ちっ放しで巨大物置になっているのだが、半分だけをフィニッシュにしてもらう事にした。(フィニッシュにする事で、建築基準法上、地下から直接外に出られる様に、現在の小窓をイグルーウインドウという家の外を半円状に掘った作りの窓に変更する必要がある)

2、ハードウッドフロア - $3,350
一階リビングルーム、デン(書斎、現在畳を入れて茶の間状態)のカーペットがくたびれているので、玄関、キッチンのハードウッドウロアの色合いに合わせる事にした。マスターベットルームと二階はそのまま。

3、シャワールーム - $3,640
タイル張りなのだがメジにクラックが入っており、床と壁の継ぎ目も何度もコーキング(シリコンのシール)をしたが長持ちしないので、水漏れが始まる前にユニット式に交換する事にした。(バスルームの床のタイルも張り替え)

4、家の中のペンキ塗り -$1.800
リビングの天井がキャセドラルで高いこともあり、任せる事にした。この料金は現在の白をベースにしているので、子どもの希望で好みの色にするとエキストラとなる。

総合計 $20,290。全部お願いすると5%引きのオファーなので、ペンキ塗りの半分以上が浮いた感じである。但し、やっているうちにちょっとしたアップグレード等を思い付くと思うので、最終的にはもう少し掛かりそうだ。

このビルダー、結構忙しくて全てを一辺に出来ないので、最後のペンキ塗りが12月中旬になる予定。ちなみに彼のファーストネームは Mike。うちでは「ダイク(大工)のマイク」と呼んでいる。


新築のコンドの場合、ビルダーグレードと呼ばれる一番安い窓が入っている。冬場の結露が激しく、二重ガラスのシールが破れて内側が曇ってきているのもある。ここ2,3週、ミシガンでも100°F(37℃)を超える日があったりして、窓から暑さを、特に西側の窓で感じていた。

窓業者の選択もいろいろ迷っていたが、「ダイク(大工)のマイク」の推薦とミシガン在住の数学者 Willy の実体験に基づくアドバイスで、まず Wallside Windows に見積りをしてもらった。

10 opening, 19 windows で見積もり額、$23,530 。50% off (いつもなのか、セール中なのかは不明)で $11,765、その上、金利無し5年払い。現金払いなら、更に 10% 引きで $10,588。取り付け費用、古い窓の廃棄処分まで含めてなので、妥当な感じではあった。

相見積もりを取ろうかと一週間程グズグズしてらファローアップの電話があり、現金払いの $10,588 で金利無し5年払いにするとのオファー。あっさり了承して成約。(夏場は、比較的契約が少ないので見積もりをした見込み客限定のプロモーションとの事)

こちらは、窓の製造に5週間、取り付けは一日で終わるそうだ。

漂流物処理の補償

2012-07-01 18:45:47 | 新聞、雑誌から
この記事によると、アメリカ、カナダの西海岸で $200M(約160億円)の処理コストと推定されている。エンパイヤーステートビル4個分が今後3年に渡って漂着する試算もある。

先日、オレゴン州に流れ着いた桟橋の解体費用は $84,000(約670万円)、州の海岸清掃予算に2年分の半分(1年分という事?)に当たるそうだ。海岸線のゴミ拾いはボランティアが中心なこともあり、元々たいした予算がついていないらしい。

カナダは政府が予算を付けているらしいが、アメリカは連邦政府は州の責任という事で、現時点では援助していない。

国際法では原産地(?)に責任は無いらしいが、日本政府としても放っとく訳にはいかないだろう。