YS Journal アメリカからの雑感

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オーストラリア旅行 備忘録 人口2500万人突破

2018-08-28 11:29:31 | 雑記
オーストラリア滞在は8月3-10日、ずっとシドニー周辺。滞在中に、オーストラリアの人口が2500万人を突破とのニュースがあった。ずっと2000万人程度という認識だったので調べてみた。

2000万人を超えたのが2004年、凄い増加率である。又、人口増の約6割が移民によるもの。モールやファストフードで働く中国人、韓国人の多さにビックリしたのだが、何となく納得。(初めてのオーストラリアなので定点観測ではなく、アメリカとの比較イメージが強いが)難民等の受け入れも積極的にしているニュースも流れていた。一方で、人口急増に追い付かないインフラ整備の側面からの報道もあった。

今後、適度なレベルの人口維持と移民問題は、洋の東西を問わず、各国の最重要政治課題であろう。


尚、カンガルーは人間の倍居るらしい。

WESTWORLD Series 1 

2018-08-14 08:42:23 | 映画
1973年の映画 "WESTWORLD" を基に HBO がシリーズ化したのは知っていたが、この手のテレビシリーズは長くなる上に、観だすと際限が無くなりそうで無意識に避けていた。WESTWORLD も例外ではなく、シリーズ1は一時間半のエピソードが10話。オーストラリアへのフライト(14時間)の映画ラインアップに全編が揃っており、お試し的にビンジワチッング。

オリジナルの映画と違い、時間軸が多重構造だったりしてややこしいので、一気に観ないとストーリーがフォロー出来きず独特の世界観に没入し難くそうなので、好都合であった。

舞台は、近未来のアメリカ西部。人間と見分けのつかないアンドロイド(ホスト)がシナリオ通りのループを繰り返す開拓時代を再現した巨大テーマパーク、WestWorld。ゲストである人間は、安全にやりたい放題が出来る。酒池肉林の上に、拳銃でホストを殺し放題。(ホストは人間に対して暴力をふるえず、特殊弾丸は人間には効果が無いように作られている)

オリジナル映画ではホストにグリッチが生じ人間を殺し始めるのだが、このシリーズでは、ホストが自意識を持ち始め、自分たちの世界(テーマパーク)を守るために人間を殺すようになる。

アンドロイド(人口知能)の永遠のテーマは「電気羊の夢を見るか」であり、意識が芽生えると結局人間と同じになるという事であろう。アンドロイドの体が人間と見分けがつかないために、意識を持てば人間となる。その上、人間の頭脳をトランスファーすれば、不老不死が達成される。

シリーズ1では、アンドロイドが意識を持つところで終わっているが、死んだ人間をコピーしたアンドロイドが登場しており、今後の展開としては、大きくは人間対アンドロイドの対決になるのだろうが、この曖昧な境目がテーマになりそうだ。

放映済みのシリーズ2はショーグンワールドが舞台。真田広之がサムライアンドロイドとして登場しているらしい。テーマパークは6つある設定なので、視聴率が高ければまだまだ続きそうだ。

既に食傷気味なので、シリーズ2は保留。日本ではスター・チャンネルが放送しているとの事。

Bad Blood

2018-08-13 05:35:06 | 書評
"Bad Blood" は、シリコンバレーのベンチャー企業 Theranos (セラノス)の盛衰を綴ったノンフィクションである。

Theranos (セラノス)は、指先から採取する少量の血液で200種類以上の検査が出来る画期的な機械を提供するという企業理念を唱え、創立者がスタンフォード中退の19歳のカリスマ性に富んだ美しい女性、Elizabeth Holes という事もあり、注目を浴びていた。

結局は、試作機さえもきちんと作動しないのに、開発中であることを言い訳にした企業機密のベールを覆って大手ドラッグチェーン等との契約を取り付け評判、市場価値を高めていたが、内部告発とウォールストリートジャーナルの暴露記事(この本の著者がレポーター)で化けの皮がはがれてしまった。

彼女のカリスマ性、家族の交友関係を通したベンチャーキャピタルへのアクセス、スタンフォード大学有名教授の推薦等々が Theranos (セラノス)にオーラを与え、信憑性と潤沢な資金を獲得する。しかし、肝心の機械の開発が追いつかないので、投資家、契約先、マスコミに misleading な情報を提供するようになる(嘘をつき始める)。段々と内部に軋みが生じ始め、歪んだ内部統制、高い離職率で、崩壊へと突き進んでいった。

エピソードの一つ一つが絡まり重なり合い、彼女のサイコパス的な言動と相まって、ぐんぐんと読ませる。

Theranos (セラノス)が怪しいという報道が始まったころに Elizabeth Holes のテレビインタビューを観たのだが、テレビを通してさえカリスマ性を感じられる程であった。しかし、読み進めながら彼女のカリスマ性に溢れる視覚的イメージは湧くのだが、生身の人間を感じられない奇妙な感覚が付きまとった。

ジェニファー・ローレンス主演で映画化が決定しているので、日本語訳も出版されるだろうが、是非、原本で。

UBER

2018-08-08 18:12:41 | 雑記
初めて UBER を使っている。

家族旅行でシドニーに来てる。AIRBNB(こちらも初めて)で見つけた滞在先が街の中心から徒歩45分くらいのところにある。初めての街で電車、バスを利用する事を考えると、時間、労力は大幅減、4人なので一人当たりの費用は公共交通機関を使うより安いかも。ドライバーに申し訳ないくらい。

日本で買ってきたガイドブックには UBER の事は一切載ってないのだが、絶対にお薦め。(そう言えば、パリを家族旅行した友人も絶賛していた)

街ではタクシーを数多く見かけるが、共存出来るのだろうか?