YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Junko さんへ プログレッシブレンズの使用レポート

2012-11-29 06:52:55 | 雑記
老眼がひどくなってきて、バイフォーカルではなくプログレッシブのメガネを購入した事をエントリーした際に、Junko さんという方から使用感の質問があった。

購入後も暫くは、正面以外が少し歪んで見えたり、足元をぼやけて見えたりするのを嫌って掛けてなかったのだが、何かのキッカケで掛ける様になり数ヶ月すると全く違和感が無くなった。

問題があるのは、寝っころがってテレビを観る時に老下目加減で老眼鏡の部分を使う事になり画像がぼやけるくらいだ。(その時は古い近視だけのメガネを使う)

問題はスポーツする時にどうかという質問であったが、これも問題無し。基本的にスポーツするときはコンタクトをしてやるのだが、時々撃ちっ放しやキャッチボールをする時にプログレッシブを掛けてやるのだが、全然意識しなくて大丈夫。

遅ればせながら、老眼でプログレッシブレンズを考えている人は迷い無く購入する事をお勧めする。


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余りに政治的なアメリカの Fiscal Cliff

2012-11-27 04:37:50 | アメリカ政治
ここに来て Fiscal Cliff が騒がれているが、結局は2010年の中間選挙で共和党が下院の過半数を奪還したで、オバマ政権がブッシュ減税と国債残高引き上げで妥協をした副産物である。

民主党、共和党とも2012年に大統領選に勝てば、これをネタに攻勢と読んでいた節がある。で、オバマが再選されたので、共和党としては最悪の事態となっている。

大統領選の時からオバマは連邦議会を批判していたが、本格的に議会、特に過半数を占める共和党下院を攻撃している。共和党はこの妥協まみれの現状を打破する為に、妥協の妥協をしようとしており、自分の首を絞めている。

大統領選で増税をしないとロムニーを始め共和党全員が公約していたのに、既に上院の有力議員は微妙な発言をし始めている。民主党の思う壷だ。

共和党上層部は本当に情け無い。オバマや民主党に小突き回された挙げ句に妥協をしてしまうのだ。その上、現時点で共和党が妥協していないのを、ティーパーティを中心とする党内右派勢力のせいだと喧伝している。2010年の歴史的な中間選挙勝利の大きな要因も風前の灯火である。

ここは一切妥協せず、ブッシュ減税の打ち切り、政府予算20%カット(但し、福祉関係、軍関係は除外)のアメリカを出現させれば良いではないか。これって基本的には共和党公約に近いのだから。(ミドルクラス減税を除けば、民主党公約にも近い。だから妥協案だったのだ)


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NHK テレビ時代劇 『天下御免』

2012-11-25 18:59:25 | 非常に個人的な昔話
日本出張帰りの成田空港で、吉村昭の『わたしの普段着』と『冬の鷹』の文庫を購入した。

『冬の鷹』は、江戸時代にオランダの医学書『ターヘル・アナトミア』を訳した『解体新書』の中心人物、前野良沢を描いた本であるが、『解体新書』といえば杉田玄白しか思い浮かなかったので、非常に面白かった。(書評は近々)

脇役として平賀源内が登場するのであるが、杉田玄白ととも彼等のイメージは、小学校低学年の頃に観た NHK テレビ時代劇『天下御免』で確立されていたことに気が付いた。

『天下御免』の中の平賀源内は溌剌としていたが、実像は溢れる才能を食い散らかした挙げ句、落ちぶれた晩年に酔って人殺しの罪で獄死するという、典型的な才能に飲み込まれた哀れな人であった。

番組で記憶に残るエピソードは2つ。杉田玄白が著した『蘭学事始』の挿話、「鼻がフルヘッヘンドしたもの」の訳に苦労していた時に「庭を掃除すれば落葉や土などがフルヘッヘンドする」から、フルヘッヘンドは隆起したものと読み解いて感激する場面。(但し、この挿話は杉田玄白の創作の可能性が高い)もうひとつは、平賀源内が、新造された大きな橋(当然木製)が祭り行列の重さに耐えかねて崩壊した原因を、江戸と京の物差し両方を使って建設したことに求め、物差しの基準がバラバラである事の矛盾を糾弾する話だ。

テレビ時代劇として斬新だった記憶ばかりがあるが、史実を間違ったままで覚えていた事で、改めて自分の浅学無知を思い知らされる。

平賀源内役は石坂浩二だとボンヤリした記憶があったのだが、山口崇であった。(やや似ている様な)中野良子や坂本九も出演している。1971年から翌年に掛けての放映で、NHK にさえフィルムが残ってないそうだ。残念。
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葬式仏教、結婚式キリスト教

2012-11-24 21:24:50 | 雑記
今回の大統領選挙で一番感じたのは、アメリカにおけるキリスト教の顕著な衰退である。

オハイオ州をロムニーが獲る場合の大きな要因が、2008年には投票率の高くなかったエバンジェリカルが反オバマ票として躍進するという推測であった。ロムニーがモルモン教徒であることがマイナスである事は否めないものの、結局、蜃気楼のような浮動票であった。(ブッシュ当選そして再選に大きな影響があったとされるが、再考の余地があると思う)

オハイオ州はミシガン州の隣りであるし、自然環境、経済環境ともに似ている。個人的にも、仕事でも馴染みがあり、アメリカ人の友人、知人も多い。しかし思い起こせば、所謂エバンジェリカルと呼ばれる様な人は思い浮かばない。イメージだけが先行しているのだろう。又、保守系の考えを持つ人々の間でも、ゲイへの容認や条件付きの中絶には理解を示している人々が殆どである。

よって、社会的な問題で民主党も共和党も実質的な差は無い様のである。だからこそ、民主党にこれらの社会問題を論点にされると、共和党、特に右派から極端な意見が飛び出たりして、ニッチもサッチも行かなくなるのである。

日本における典型的な宗教が葬式仏教と揶揄される様に、アメリカでの一般的な宗教は結婚式キリスト教へと既に変容している。神の前で誓ったのに離婚率が50%を超えるのは、アメリカ人気質ではなく、キリスト教自体がそれを許す様になっているからであろう。

宗教心というのは、日本でもアメリカでも薄れてきており、Way of Life (生き様ではちょっと大げさ、生活規範という感じ)として、そこはかと無く残っているというかんじであろうか。

共和党には熱心なキリスト教徒が多いので、この辺を思い切り勘違いしていると思われる。民主党の中には中絶を支持するカソリックがいたりして、宗教の縛りから自由になっている。共和党は中絶を違法に仕様とした事は無いのであるが(補助金を出さないというだけ)、常に民主党のイメージ戦略にやられっ放しである。

ObamaCare に反対を表明したカソリック教会が選挙に何らの影響を与えられなかった事は、決定的な意味を持っていると考えざるを得ない。

ゲイについては結婚を認めるかどうかという一線を守る必要があると思うが、社会的な問題で共和党と民主党は同じ様に考えているという認識を広める必要があるだろう。そのうえで、中絶や避妊薬への補助金は出さないという財政政策的な議論をする必要があると思う。

キリスト教が力を無くしている事を正しく理解する事で、現代アメリカを素直に分かるのではと思うこの頃である。
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Sunny

2012-11-21 23:01:57 | 映画
Cyndi Lauper の Time After Time をエントリーしたキッカケになったのが、この映画、Sunny

2月に機内で途中まで観て、半年以上も経ってやっぱり機内で最後まで観た。

舞台は80年代の韓国(ソウル?)なのだが、基本的には日本の60-70年代といった感じで、社会的な実体験は無いが時代背景はすっぽりという、巧妙に出来た虚構感が堪らない。

ストーリーは、25年前の女の子仲良し7人グループの今と昔が絡みながら展開する。ありがちなエピソードがてんこ盛りなのだが、ありがちなだけに自然に心の柔らかくて、緩い所に直接響いてくる。(男性にとっては女性である設定が良いのかも。もし、男仲良しグループの同じ様なストーリーだと辛くてみれない気がする)

私にとっては、何回もキチンと観たい訳では無いが、放映(それは機内のチョイスという意味でも)されれば、ちょっとだけでも観ないわけに行かない類いの映画だ。

デルタ航空の国際線にずっとリストされているみたいなので、チャンスがあれば是非。

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2つのアメリカ

2012-11-10 21:17:05 | アメリカ政治


青がオバマ(民主党)で、赤がロムニー(共和党)

この地図が示しているのは、州毎ではなく、カウンティ(郡)毎の大統領選挙の結果である。州毎でみると東海岸、西海岸の州は真っ青でになるので、州全体が民主党の様に見えるのだが、例えばニューヨーク州、カリフォルニア州も共和党支持のカウンティが多いのが分かる。

しかし、圧倒的に人口の多い都市部は、圧倒的に民主党が強い。これは、中西部や内陸部でも同じ傾向である。又、フロリダ州、テキサス州の南側はヒスパニックの割合が多く、民主党支持である。

全く2つのアメリカがある事が分かる。

政党支持層で考えると、共和党は基本的に古き良きアメリカ的で、白人、田舎者で比較的に画一的であるが、民主党は都市生活者、黒人、ピスパニック、組合労働者、ゲイ、学生を含む若い世代と細かいセグメントの集合体に分けれる。民主党はこれらの異なるセグメントに対して、大きな政府が面倒をみると言うメッセージ、それもセグメントごとに細分化したものを提供し続けている。共和党は、小さな政府で個人が頑張れば、人種、世代、男女(ゲイ)等関係無く、みんな豊かになれるという原則論を展開している。

ひとつのアメリカを目指す共和党と、2つのアメリカを際立たせて対立させて票を稼ごうとする民主党がいる。民主党は、政治的に2つのアメリカを煽り続ける事で、存続が維持出来るという構造になっている。
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オバマ大統領 再選

2012-11-07 01:06:19 | アメリカ政治
予想は外れ、期待は裏切られた。

もう5時間以上もテレビの選挙速報を観続けているので、ヘトヘトになってしまった。

思い付くままに書いておこう。

連邦下院は共和党、上院は民主党がそれぞれ過半数を獲得したので、構造は変化がない。オバマが変わる以外、アメリカの政治が変わる事はない。そしてそれは、無い物ねだりだと思う。今後4年は、過去2年つまり2010年中間選挙での民主党下院大敗後の政局がズルズル続くのだ。

オバマは明日からレイムダックだということを忘れてはならないと思う。本人にしてみれば上がってしまったのだ。オバマは本当に何もしないと思う。基本的には怠け者なのだ。(ひょっとすると家族旅行、物見遊山で広島、長崎に来るかも)

明日から、ハリケーンの対処の不手際、リビア問題で叩かれるのだ。

アメリカは確実に衰退していくだろう。唯一の望みは今後4年間で取り返しの付かない所まで行かない事を祈るだけだ。

オバマ再選で民主党は逆に立ち枯れになっていくであろう。比較して共和党のここ数年の若手の台頭は著しい。

2014年には共和党が上院の過半数(絶対(60議席)ではなく単純過半数)を獲得し、2016年には間違いなく共和党の大統領が誕生すると思う。オバマは再選を果たした事で、ブッシュと同じ運命を辿るのだ。

ヒラリーの大統領の目はこれでなくなった。

オバマは思っていたほど酷くはないのか、アメリカは思ったよりもリベラル志向が強いのか?残念な結果であったが、アメリカ政治、政局に失望していないし、興味を失っていない自分がいるのが不思議だ。
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The Economist の オバマ支持 "The devil we know"

2012-11-06 03:05:08 | 新聞、雑誌から
アメリカ時間で11月6日になり、既に気の早い州の気の早い村では投票が始まっている。(総投票数は10票で、集計も既に出ており、5対5のタイ)

そんななかで、たまたま先週末届いた The Economist が、アメリカ大統領としてどちらを支持するかを表明した記事( Which one? )を読んだ。

オバマ支持を表明しているのだが、ビックリしたのは肝心の経済に関する支持理由である。オバマがアメリカを大恐慌から救った事を冒頭に掲げている。その例として就任直後に成立させた大型景気刺激策で GM、クライスラー、そして銀行を救済した事を挙げている。

これって、完全に事実関係を間違えている。

銀行と GM、クライスラーが救済出来たのは、ブッシュ政権末期に超党合意で成立した TARP (Troubled Asset Relief Program) である。

世界的に権威のある、それも The Economist と称している雑誌がこんな初歩的な間違いを犯していてよいのだろうか?

ゲイ、中絶等のの Social Issue についても、ロムニーになったら昔に逆戻りするという、三流リベラルの脅し文句をそのまま使っている。

オバマ支持の結論が "The devil we know" である事からしてオバマにも辟易しているのだろうが、お粗末過ぎる。

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2012年アメリカ大統領選挙(5):最終予想

2012-11-05 09:50:55 | アメリカ政治
やっぱり、ロムニーであろう。

大方の選挙専門家の予想は接戦とした上で、民主党、共和党とも自分の陣営の方が勝利するとしている。しかし、共和党支持側の専門家の中には、ロムニー圧勝を言う人が出てきている。(民主党側では皆無)

2008年に比べて、オバマ人気の陰りや共和党(Tea Party が盛り上げている)の熱狂度、熱心なキリスト教徒やユダヤ人の投票動向をどの様に分析に反映させるかで、予測が全く違ったものになる。オバマ勝利は2008年大統領選の実績をモデルにしているが、2010年の中間選挙をモデルにするとロムニー勝利、それも圧勝の予想になるそうだ。

ハリケーン Sandy の影響で先週前半は選挙運動が中断したので、ロムニーへの流れがやや頓挫してた感がある。被害に対するオバマ政権の対応は、余り芳しくないのだが、今のところは表立った批判は出てきていない。9月から燻り続けているリビア問題についても時間切れであり、全然追求をしていない報道機関の怠慢は酷い。

選挙予想では定評のある Rasmussen Reports の月曜日の予想は、Obama: 237 - Romney: 206 - Toss-up: 95 となっている。但し、僅差ながらロムニーがフロリダ州はリード、オハイオ州はタイと出ている。

泣いても笑っても火曜日の夜(接戦だと水曜日朝、もしくはブッシュ、ゴアのときの様に延々と)には結論が出る。


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デーブ・スペクターのツイート風

2012-11-04 20:17:39 | 雑記
老人が御用達のステーキハウス→Logan's


すみません、一度やってみたかったもので。

下の娘の誕生日で、今日行ってきました。ピーナツが食べ放題だし(割った殻を床に捨てっぱなしに出来るのが何だか楽しい)、値段もお手頃です。家内は必ず、醤油のパックとチューブ入りのわさびを持参します。(Logan's だけで無くカジュアルなステーキ屋に行くときはお勧め。即席で和風ステーキ風になります)
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Karl Rove の大統領選予想

2012-11-01 20:41:25 | アメリカ政治
Karl Rove は Bush との結びつきが強いので、リベラルは勿論、共和党の保守派からも煙たがられたりするのだが、選挙に関してはプロ中のプロである。

現在は、コンサルタント、コメンテーターになっているので、選挙活動ではなく選挙予想が専門になっているが、共和党の予備選挙そして大統領選に関して、一番的確な予想をしている。

WSJ で毎週一回のペースでコラムを書いている。大統領選挙前最後になる今日のコラム("Shifting the Numbers for a Winner")では、ロムニーが選挙人279人(270人必要)以上で勝利すると予想している。

昨年出版された自叙伝 ”Courage and Consequence" に食指が動いたのだが、Bush 政権関係の回顧録では Dick Cheney 副大統領のを読んだだけで食傷気味になり、結局 Bush 本人の回顧録 "Decision Points" すら読んでいない。

育った環境が割りと複雑なようだが、なぜ、少年の頃から政治に興味を持ったのかを知りたい気がする。

茫洋とした風貌と理路整然とした語り口調は好感が持てるので、民主党やオバマ政権が悪魔呼ばわるのが不思議でしょうがない。エリートではない彼が、高校時代から政治活動に興味を持って40年以上も活躍しているのはただ事ではない。民主党にはこんなタイプの裏方はあまりいないような気がする。


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