未だ12月の数字が上がってきていないのだが、2013年を振り返っておこう。(数字は、11月までのデータを基にした年間予想数字)
販売台数は、約 1,550 万台、前年比 8% の伸びだ。各社総じて伸びているが、ここ数年検討が目立っていた Hyundai (included Kia), VW がお疲れ気味だ。
乗用車では、トヨタのカムリが40万台を突破しナンバーワンだ。Ford Fusion は30万台に迫り、Focus も25万台と大健闘。SUV の Escape も30万台、Ford は魅力的な車を作れる様になってきた。その上、これらの三車種はプラットフォームを共用しているのでコストも競争力もあると思われる。
意外に検討しているのが GM Cruze 25万台を超えそうだ。最近頻繁に見掛ける。車格はコンパクトで、ディーゼルのオプションがある。GM の乗用車では、Malibu, Impala がそれぞれ20万台と手堅く売れている。
日本勢では、Honda Accord が37万台、Nissan Altima が32万台と、安定して高い販売数を維持している。
SUV では小型が人気だ。Ford Escape が30万台、GM Equinox が25万台も売れている。日本勢も、Honda CR-V が30万台、Toyota RAV4 が22万台、旧型の Nissan Rogue だって17万台だ。(Rogue は今秋フルモデルチェンジしている)
Hybrid では Toyota Prius が24万台だが、昨年から伸びていない。但し、Camry, Highlander, Lexus にも設定があるので微増になっているだろう。電気自動車は、GM Volt, Nissan Leaf 共に2万台をちょっと超えた程度。来年伸びなければ、店仕舞になる可能性もあるかも。今年はガソリン価格が安定しており、現在の水準に慣れてしまい、車体価格の高いハイブリッドへの関心が薄れているようだ。
トラック、特に大型に関しては、相変わらず Big 3 (最近は Detroit 3 と呼ばれているが)の独壇場だ。Toyota Tundra が11万台、Nissan Titan に至っては2万台にも達していない。それに比べて、Ford 75万台、GM 66万台、Chrysler だって36万台も販売している。唯一の救いは、Big 3 が小型、中型トラックセグメントから撤退しており、Toyota Tacoma が16万台と気を吐いている。Mazda もメキシコ工場で B-Truck でも生産すれば面白いかも。
総括すると、今年の自動車業界は調子が良い割に話題に乏しく、淡々と売上げが伸びたという感じだ。株価が高騰したが、何だかパッとしないアメリカ経済と似ている。
原材料のコストも安定しており、サプライヤーの値上げ要求や、メーカーへの値上げ交渉というキナ臭い話は皆無であった。
今年の販売数のレベルは、2009年の落ち込みは特異点であった事を考えると、その後、アメリカ景気がダラダラと回復しているのと歩調を合わせ本来の需要に回帰していると考えられる。景気回復の要因でもある低金利の寄与も忘れてはならない。低金利と新車価格の上昇で、ローン返済期間が延びており、現在の平均は65ヶ月になっている。その上、車ローンの全体残高も増加しており、昨年比で 15% アップとなっている。
金利に関しては、FED が QE の出口戦略を実行し始め、既に長期金利は上昇傾向にあるので、来年早々から、ローン金利の上昇もしくは自動車メーカーの利益減という形で影響が出るであろう。既に、Ford は来年の利益減予想を発表している。
よって、2014年の自動車販売台数は、横バイもしくは微増と予想している。
販売台数は、約 1,550 万台、前年比 8% の伸びだ。各社総じて伸びているが、ここ数年検討が目立っていた Hyundai (included Kia), VW がお疲れ気味だ。
乗用車では、トヨタのカムリが40万台を突破しナンバーワンだ。Ford Fusion は30万台に迫り、Focus も25万台と大健闘。SUV の Escape も30万台、Ford は魅力的な車を作れる様になってきた。その上、これらの三車種はプラットフォームを共用しているのでコストも競争力もあると思われる。
意外に検討しているのが GM Cruze 25万台を超えそうだ。最近頻繁に見掛ける。車格はコンパクトで、ディーゼルのオプションがある。GM の乗用車では、Malibu, Impala がそれぞれ20万台と手堅く売れている。
日本勢では、Honda Accord が37万台、Nissan Altima が32万台と、安定して高い販売数を維持している。
SUV では小型が人気だ。Ford Escape が30万台、GM Equinox が25万台も売れている。日本勢も、Honda CR-V が30万台、Toyota RAV4 が22万台、旧型の Nissan Rogue だって17万台だ。(Rogue は今秋フルモデルチェンジしている)
Hybrid では Toyota Prius が24万台だが、昨年から伸びていない。但し、Camry, Highlander, Lexus にも設定があるので微増になっているだろう。電気自動車は、GM Volt, Nissan Leaf 共に2万台をちょっと超えた程度。来年伸びなければ、店仕舞になる可能性もあるかも。今年はガソリン価格が安定しており、現在の水準に慣れてしまい、車体価格の高いハイブリッドへの関心が薄れているようだ。
トラック、特に大型に関しては、相変わらず Big 3 (最近は Detroit 3 と呼ばれているが)の独壇場だ。Toyota Tundra が11万台、Nissan Titan に至っては2万台にも達していない。それに比べて、Ford 75万台、GM 66万台、Chrysler だって36万台も販売している。唯一の救いは、Big 3 が小型、中型トラックセグメントから撤退しており、Toyota Tacoma が16万台と気を吐いている。Mazda もメキシコ工場で B-Truck でも生産すれば面白いかも。
総括すると、今年の自動車業界は調子が良い割に話題に乏しく、淡々と売上げが伸びたという感じだ。株価が高騰したが、何だかパッとしないアメリカ経済と似ている。
原材料のコストも安定しており、サプライヤーの値上げ要求や、メーカーへの値上げ交渉というキナ臭い話は皆無であった。
今年の販売数のレベルは、2009年の落ち込みは特異点であった事を考えると、その後、アメリカ景気がダラダラと回復しているのと歩調を合わせ本来の需要に回帰していると考えられる。景気回復の要因でもある低金利の寄与も忘れてはならない。低金利と新車価格の上昇で、ローン返済期間が延びており、現在の平均は65ヶ月になっている。その上、車ローンの全体残高も増加しており、昨年比で 15% アップとなっている。
金利に関しては、FED が QE の出口戦略を実行し始め、既に長期金利は上昇傾向にあるので、来年早々から、ローン金利の上昇もしくは自動車メーカーの利益減という形で影響が出るであろう。既に、Ford は来年の利益減予想を発表している。
よって、2014年の自動車販売台数は、横バイもしくは微増と予想している。