YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

2020 アメリカ大統領選 (8):民主党大会

2020-08-25 02:31:42 | アメリカ政治
バイダン、ハリスが正式に大統領、副大統領候補となった。Virtual という事もあり今一盛り上がりに欠けたのは仕方ないと思うが、政策発表が全然なかった。

トランプ憎しで、「私はトランプではない」とい言うだけ。その上、党内極左勢力に気を使い過ぎて、バーニーサンダースに至っては民主党内で末梢と考えれていた社会主義的な政策が主流になってきたとブチかましていた。民主党は Identity Politics のやりすぎで細分化された勢力がいがみ合う構図もあり、まとまりに欠けている。

Black Lives Matter に気を使う余り大都市での暴動には一切触れておらず、平穏な生活を求める無言の有権者がトランプ票に流れる可能性がある。

怖いもの見たさでバイダンの指名受諾演説を観たが無難であった。聴衆無しなのでずっと原稿を読んでいるだけであった。カメラとプロンプターの位置が微妙にずれているので、視線がいつも斜めを向いているのが気になった位。4日間の大会中にちょいちょい姿を現していたが、トンチンカンなリアクションが多くて痴呆症の疑いは晴れない。

有色女性初の副大統領候補で話題のハリス上院議員に関しては、上院議員としてのスタンドプレーや大統領選出馬等これまでの露出が多かっただけにニュース性に乏しく勢いが感じられない。

今週の共和党大会を経て本格的な大統領選(+連邦議員選)となるのだが、民主党はトランプ政権を感情的に攻めるだけのキャンペーンとなりそうだ。

インフレ

2020-08-24 22:35:05 | アメリカ経済
アメリカは、コロナの影響で供給サイドの制約が生産や物価に及ぼす影響の方が差し迫っっている。未だにペーパータオルは品薄だし、食料品は確実に値上がりしている。

アメリカは国土が広いので流通在庫が数カ月分あるが、現在はスカスカらしい。通常に戻るのに18-24カ月掛かると言われており、その間インフレ傾向が続くのと予想以上に力強い経済活動となる可能性が高い。

folklore - Taylor Swift

2020-08-17 07:44:32 | 音楽関連


娘達に気持ち悪がられても Taylor Swift は好きなので頻繁に聴いている。しかし、1989, reputation, Lover とキャッチ―で売れている曲は良いのだが食傷気味になる。

今年リリースされたアルバム "folklore" は、コロナの影響でコンサートツアーが中止になり時間が余った中で作成されているせいか力が抜けて、ずっと何回も聞いてられる。

Taylor を嫌いな人、食わず嫌いな人にも一度聞いてみる事を勧めます。YouTube でも上の曲だけでなくほとんど全曲 Official Video が観れる。(こちらも力んでない)

Identity Politics

2020-08-12 23:20:02 | アメリカ政治
アメリカは人種の坩堝(るつぼ)と言われていたが実際はモザイクである。特徴のあるいろんな構成要素である一片一片が織りなす社会である。

その要素、つまり identity 一つ一つそれぞれに被害意識を植え付けて票にするのがアメリカ民主党である。伝統的には、金持ち対貧乏の貧乏側、段々とエスカレートして、人種、性別、性志向の弱いとされる側をくすぐり続けている。

皮肉にも今年の大統領選では白人男性であるバイダンが候補者になったために、副大統領候補でバランスを取る必要が出てきていた。当初から女性は決定していたが、白人警官による黒人被疑者殺害による人権運動機運の高まりで黒人(非白人)を選ぶ選択肢しかなくなった。

で、カマラ・ハリスである。ジャマイカ系父親とインド系母親の2世を持つ女性である。民主党大統領予備選に出馬したが、大統領の資質は皆無で人気も出ず、予備選が始まる前におりてしまった。

という訳で、民主党は、高齢老いぼれバイダンは飾りで、有色の女性器に投票しろと言っている。

セブン&アイの Speedway 買収

2020-08-04 03:44:56 | 経済の話題
$21B (約2兆2千億円)で3900店、単純計算で一店当たり $5.4M (約5億7千万)、これは高いだろう。巷では、ガソリンスタンド(GS)は $25-30万(約3000万円)程度で売りに出ている。

Speedway はコンビニがあるガソリンスタンドだ。(アメリカのGSがほとんど全部そんな感じ)コンビニとしての価値は日本のイメージとは違う。

GSとして成功するかどうかは、究極的に清潔なトイレと整理整頓された店内に尽きると思う。Speedway は2-3年前積極的に店舗改造を行い、コーヒーの品質アップの宣伝をしたりして良くなってきた。新店舗を増やしたりもしていたが中途半端で終わっている。

アメリカのGSチェーンは順繰りにやる気が起こる様で、10年位前には Shell が清潔になったが今ではこれも尻窄み。Truck Stop 系の Love’s と Pilot が幹線道路沿いでは気を吐いている。(フランチャイズの突然のやる気は、マックやバーキンでも10年位のサイクルで起こる。(「業績ダウンー経営者交代ーイメージ刷新(店舗改装、メニュー刷新)ー業績アップー利益が増えて良い気になりそのまま放置ー業績ダウン」のサイクル)

Speedway は郊外型のGSなのでコンビニ主体との位置付けだろうが、そこにはスーパーマーケット系のGSが頑張っており、スーパーマーケット価格でスナックとか売っており、ドーナッツ、ピザ等の本来コンビニが得意とする分野でも頑張っているので、Speedway が選択になりづらい。

その上心配なのは、現在セブン&アイが経営しているアメリカのセブンイレブンは清潔感が無い店舗がほとんどで、スラーピーが大好きな私さえ足が遠のいている。

よっぽど優れたビジネスプランが無い限り途方もない高い買い物になりそうな気がする。答えは5年後くらいだろうか。