Willy さんのブログエントリー『【大学新入生に告ぐ】大学は4年で卒業して就職しなさい。絶対にだ。』を読んで、思う事あり。
孫引きになるが下記の引用されている箇所は、私が娘達(12歳と8歳)に言っている事とまるっきり同じなのである。(但し(4)は無し)
大学新入生に「お金が要らないのはあと4年」と告げること(By 高校生の父)
長男がこの春大学に入ります。
そろそろ自立させる準備にかかろうかな、ということで、妻と話し、
以下のような条件を息子に提示しようかなと思っています。
妻との間では、「妥当な条件になっているのではないか」
という結論になっていますが、一般的に見てどうかな?
と不安もあるのでご意見を頂きたいです。
(1)今から4年間は学費・生活費ともに親が完全に負担する。
(2)正当な理由なく留年して学生生活が5年目に入る場合、
その後の学費の半分は自分で働くなどして負担すること。
(3)留学や院進学などで学生生活を延長することは可能だが、
その学びが必要なものだということを親にプレゼンして納得させることが条件。
(4)学生生活が終わっているか否かを問わず、我が家に無料で住めるのはあと4年間。
5年目からは月3万円の家賃兼食費を徴収する。なお家賃兼食費はその後1年ごとに
月1万円ずつ上昇していき、上限はない。
(5年もすれば、自分でアパートを借りたほうが安くなるという設定です)
大学に入学する時点で息子に提示する条件として、いかがでしょうか?
自分自身の生い立ちや仕事経験、子どもが女性でアメリカで生きて行く前提、そして決定的なのは、私の描く未来は Willy さんのそれより、残念ながらちょっとだけ暗い様だ。
自営業ではない家に育った子どもが商売で成功するのは、非常に稀な事だと思う。自分は百姓の出だが、実家が山林も持っており日本の高度経済成長のお零れに預かり、人を雇って木を切り出したりしていたし、父も成功はしなかったものの一時期は山っ気があって事業を興してたりしていた。自分は百姓が嫌で長男でありながら継がなかったのだが、勤めていても自分の仕事を全体的に見て、回していこうと思うのは、小さい頃の原体験が大きいと思う。一方で自分で起業をしようと思うものの、結局これといったものに当たらず、ズルズル歳を重ねただけで、今でも雇われの身である。
秀でた才能が無い自分は、大卒の学歴がアメリカでは随分役に立った。日本での就職が上手く行かずアメリカに流れて来たのだが、何とか食っていけている。このアメリカでもそんな悠長な時代は戻って来ないであろう。
様々なサービス業の効率化が進み、ちょっとした商売を始めようとしても資金が結構必要だし、法律等が厳しくなっているので、家業以外で新規で商売を始めるには厳しい環境になっている。駄菓子屋がコンビニになり、クリーニング屋も食堂もチェーンという時代である。
娘達は、企業で(もしくは公務員として)働く可能性が99%である。
企業で働く場合、事務作業は自動化が更に進み、少数の知的労働者か圧倒多数の肉体労働者にならざるを得ない。最低でも大卒でないと知的労働者のとば口にも立てない。悲しくはあるが、最低でも大学位はきちんと出て真面目に働かなければ、ささやかな幸せの保証すらが無いのだ。
あくまでも親の視点(しかもそれぞれ何らかのバイアスが掛かっていると思われるが)であるが、日本で男がきちんと(逞しく)生きていくという事とそれを高校卒業に言い聞かせる事が、アメリカでは女に対してそしてもっと早い時期から意識させる必要があると言う事が、日米の差の様に思う。
孫引きになるが下記の引用されている箇所は、私が娘達(12歳と8歳)に言っている事とまるっきり同じなのである。(但し(4)は無し)
大学新入生に「お金が要らないのはあと4年」と告げること(By 高校生の父)
長男がこの春大学に入ります。
そろそろ自立させる準備にかかろうかな、ということで、妻と話し、
以下のような条件を息子に提示しようかなと思っています。
妻との間では、「妥当な条件になっているのではないか」
という結論になっていますが、一般的に見てどうかな?
と不安もあるのでご意見を頂きたいです。
(1)今から4年間は学費・生活費ともに親が完全に負担する。
(2)正当な理由なく留年して学生生活が5年目に入る場合、
その後の学費の半分は自分で働くなどして負担すること。
(3)留学や院進学などで学生生活を延長することは可能だが、
その学びが必要なものだということを親にプレゼンして納得させることが条件。
(4)学生生活が終わっているか否かを問わず、我が家に無料で住めるのはあと4年間。
5年目からは月3万円の家賃兼食費を徴収する。なお家賃兼食費はその後1年ごとに
月1万円ずつ上昇していき、上限はない。
(5年もすれば、自分でアパートを借りたほうが安くなるという設定です)
大学に入学する時点で息子に提示する条件として、いかがでしょうか?
自分自身の生い立ちや仕事経験、子どもが女性でアメリカで生きて行く前提、そして決定的なのは、私の描く未来は Willy さんのそれより、残念ながらちょっとだけ暗い様だ。
自営業ではない家に育った子どもが商売で成功するのは、非常に稀な事だと思う。自分は百姓の出だが、実家が山林も持っており日本の高度経済成長のお零れに預かり、人を雇って木を切り出したりしていたし、父も成功はしなかったものの一時期は山っ気があって事業を興してたりしていた。自分は百姓が嫌で長男でありながら継がなかったのだが、勤めていても自分の仕事を全体的に見て、回していこうと思うのは、小さい頃の原体験が大きいと思う。一方で自分で起業をしようと思うものの、結局これといったものに当たらず、ズルズル歳を重ねただけで、今でも雇われの身である。
秀でた才能が無い自分は、大卒の学歴がアメリカでは随分役に立った。日本での就職が上手く行かずアメリカに流れて来たのだが、何とか食っていけている。このアメリカでもそんな悠長な時代は戻って来ないであろう。
様々なサービス業の効率化が進み、ちょっとした商売を始めようとしても資金が結構必要だし、法律等が厳しくなっているので、家業以外で新規で商売を始めるには厳しい環境になっている。駄菓子屋がコンビニになり、クリーニング屋も食堂もチェーンという時代である。
娘達は、企業で(もしくは公務員として)働く可能性が99%である。
企業で働く場合、事務作業は自動化が更に進み、少数の知的労働者か圧倒多数の肉体労働者にならざるを得ない。最低でも大卒でないと知的労働者のとば口にも立てない。悲しくはあるが、最低でも大学位はきちんと出て真面目に働かなければ、ささやかな幸せの保証すらが無いのだ。
あくまでも親の視点(しかもそれぞれ何らかのバイアスが掛かっていると思われるが)であるが、日本で男がきちんと(逞しく)生きていくという事とそれを高校卒業に言い聞かせる事が、アメリカでは女に対してそしてもっと早い時期から意識させる必要があると言う事が、日米の差の様に思う。