YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Willy さん、お久しぶりです

2013-04-28 20:42:07 | ブログ探索
Willy さんのブログエントリー『【大学新入生に告ぐ】大学は4年で卒業して就職しなさい。絶対にだ。』を読んで、思う事あり。

孫引きになるが下記の引用されている箇所は、私が娘達(12歳と8歳)に言っている事とまるっきり同じなのである。(但し(4)は無し)


大学新入生に「お金が要らないのはあと4年」と告げること(By 高校生の父)

長男がこの春大学に入ります。
そろそろ自立させる準備にかかろうかな、ということで、妻と話し、
以下のような条件を息子に提示しようかなと思っています。

妻との間では、「妥当な条件になっているのではないか」
という結論になっていますが、一般的に見てどうかな?
と不安もあるのでご意見を頂きたいです。

(1)今から4年間は学費・生活費ともに親が完全に負担する。

(2)正当な理由なく留年して学生生活が5年目に入る場合、
その後の学費の半分は自分で働くなどして負担すること。

(3)留学や院進学などで学生生活を延長することは可能だが、
その学びが必要なものだということを親にプレゼンして納得させることが条件。

(4)学生生活が終わっているか否かを問わず、我が家に無料で住めるのはあと4年間。
5年目からは月3万円の家賃兼食費を徴収する。なお家賃兼食費はその後1年ごとに
月1万円ずつ上昇していき、上限はない。
(5年もすれば、自分でアパートを借りたほうが安くなるという設定です)

大学に入学する時点で息子に提示する条件として、いかがでしょうか?



自分自身の生い立ちや仕事経験、子どもが女性でアメリカで生きて行く前提、そして決定的なのは、私の描く未来は Willy さんのそれより、残念ながらちょっとだけ暗い様だ。

自営業ではない家に育った子どもが商売で成功するのは、非常に稀な事だと思う。自分は百姓の出だが、実家が山林も持っており日本の高度経済成長のお零れに預かり、人を雇って木を切り出したりしていたし、父も成功はしなかったものの一時期は山っ気があって事業を興してたりしていた。自分は百姓が嫌で長男でありながら継がなかったのだが、勤めていても自分の仕事を全体的に見て、回していこうと思うのは、小さい頃の原体験が大きいと思う。一方で自分で起業をしようと思うものの、結局これといったものに当たらず、ズルズル歳を重ねただけで、今でも雇われの身である。

秀でた才能が無い自分は、大卒の学歴がアメリカでは随分役に立った。日本での就職が上手く行かずアメリカに流れて来たのだが、何とか食っていけている。このアメリカでもそんな悠長な時代は戻って来ないであろう。

様々なサービス業の効率化が進み、ちょっとした商売を始めようとしても資金が結構必要だし、法律等が厳しくなっているので、家業以外で新規で商売を始めるには厳しい環境になっている。駄菓子屋がコンビニになり、クリーニング屋も食堂もチェーンという時代である。

娘達は、企業で(もしくは公務員として)働く可能性が99%である。

企業で働く場合、事務作業は自動化が更に進み、少数の知的労働者か圧倒多数の肉体労働者にならざるを得ない。最低でも大卒でないと知的労働者のとば口にも立てない。悲しくはあるが、最低でも大学位はきちんと出て真面目に働かなければ、ささやかな幸せの保証すらが無いのだ。

あくまでも親の視点(しかもそれぞれ何らかのバイアスが掛かっていると思われるが)であるが、日本で男がきちんと(逞しく)生きていくという事とそれを高校卒業に言い聞かせる事が、アメリカでは女に対してそしてもっと早い時期から意識させる必要があると言う事が、日米の差の様に思う。

900万台、500万台

2013-04-27 04:14:00 | アメリカ自動車業界
昨年度の日本国内の車の生産台数と販売数である。

10年位前に1000万台、600万台と覚えてそれっきりであったが、900万台、500万台と覚え直さなければ。

前年比で、生産は3%、販売は9%伸びている。輸出は横ばいであるが、海外生産は15%と大きく伸びている。

しみじみと思うのは、日本の自動車産業はこの10年で国内での生産が10%、販売が20%減ったという事実だ。

販売落ち込みの大きな理由として若者の自動車離れが挙げられ、自動車メーカーサイドから商品力不足を反省するコメントがよく出される。何と無く納得していたのだが、いつも違和感が残っていた。

もう何年も前から、もし日本の都会(東京、大阪)に住む事になったら車は所有しないだろうと思っていた。根拠は所有コストが利便性を上回らないのだ。公共交通手段とタクシーを併用すれば不自由無いし、車の必要があれば、レンタカーをすれば良いのだ。

利便性以外の理由、例えばステータスとかで乗る人は、国産車よりドイツ車とかを選ぶであろう。

都会では、電車とタクシーの組合わせの中にバスサービスが上手くギャップを埋めてきている感じだし、宅配便サービスの向上で荷物の運搬に車が必要無い。これらのサービスは車を持たない人(最初は高齢者を対象としていた?)の為に発展してきたのだと思うが、大変上手に機能しているので、年齢を問わず車を持つ必要が無くなりつつある。

都市とその近郊に住む人々の割合は増えているので、必然的に車を所有する必要が無くなるのである。

出張中のニュースで豊田社長が「刺激のある車」と言っていたの見たのと、重いバッグを宅配便で先へ先へと送り身軽に移動を出来た事で、改めて日本の都会では車は要らないとの思いが強くなった。

愚図の大忙し 2013年春

2013-04-14 10:58:59 | このブログについて
書きたい事は一杯あるのに、珍しく仕事が忙しくて時間が無い。

その上今日から、鳥インフル、大気汚染、豚や魚の死骸が川に浮かぶこの次期に初めての中国、その後の日本も含めて2週間、濃い予定がぎっしりの出張だ。

溜まっているものも含め、帰ってきたらもう少し頑張って書いていく予定。

一番グリーンで高笑い

2013-04-09 07:42:28 | ゴルフ
気温は上がっていたが、強風で曇りの先週末の日曜日、一人で今シーズンの初ラウンド。

朝8時20分のゴルフ場はまだ閑散としており、スターターは後ろは暫く来ないと言っているし、パー4の一番ティに行くとグリーン上の Foursome が見えるだけだったので、一人 Two ball をする事に決定。

ラウンドの日としては珍しく寝坊し、ウオームアップもパット練習もせずのぶっつけ本番のスタートとなった。

ティショットは両方ともやや引っ掛け気味で左ラフへ。短いパー4なので二打目は9番とピッチング、両方ともグリーンオン。遠い方30フィート程のパットをお気楽に打つと何とこれがバーディ。

まさかそんな事ないよねと短い方20フィートをそれなりに慎重に打ったら、これまたバーディ

一番グリーンの上で高笑いをしてしまった。今年はこれから良い事あるかも。

その後は、普通に戻り、Foursome に先に行かせてもらった時はボール一個だけをプレーしたり、強烈な向かい風の池越えパー3でボールを3つ池に入れたりして、途中からはスコアを付けるのも放棄。段々と集中力も切れてきた。

2ラウンドをした勘定になるのだが、上がってみれば3時間。その後レンジで60球程をマシンガンの様に打って、正午には家にいた。

カート込で $42。(レンジボールがあと $5)

次のバブル

2013-04-07 16:56:32 | 経済の話題
これからお金がどこに動いているかを考えている。

手垢の記憶のあるもの(エネルギー、コモディティ、金属)はないと思っていただけに「前回バブルの主役は、次のバブルの主役にならない(The introduction for the next bubble)」は、対象を絞り込む上で大きな示唆を与えてくれた。

アメリカで考えていると、単純に株と不動産ではないかと考えている。

2008年に懲りて現金を手元に残していた人々が、余りに金利の低さにゾロゾロ動き始めている。自分自身も2007年から基本的にはキャッシュを抱えていたので、次は何かとキョロキョロしている。

そういう意味で、最高値を更新している株は怖いながらもすぐ逃げ出せるだけので、リバビリとしては持ってこいだ。

不動産であるが、住宅の取引が活発になっているが、個人が本来の住宅として購入する割合が70%を割っており、ファンドとかが賃貸用として積極的に購入している。REIT とかその派生商品の動きが活発になりそうだ。

これじゃバブルっぽく無いし、儲かりそうもない。もっとキョロキョロしなければ。

コメ

2013-04-05 22:17:37 | 雑記


コメに掛かる関税は従量税、つまりキロ当りで決まっているとの事なので実体を反映しているとは言い難い様だが、農産物の輸入関税はそれにしても高い。就業人口が2%で平均年齢66歳の日本農業をどうしていくのか、私には見当もつかない。

コメの輸入についてはウルグアイラウンドで風穴が開き、高関税から徐々に下がって最後は自由化の段取りになっているとずっと思っていた。

輸入は出来る様になったものの、高関税とミニマムアクセスだけでお茶を濁しただけになっていた様だ。今後、TPP のなかで農産物の輸入は避けて通れない問題であろう。

安いアメリカ米がどっと入ってくるかもという心配がいつも取りざたされるが、アメリカのライスファーマーはコメ作りから離れつつあり、供給不足さえ心配されている。穀物の値段がインフレ気味だが、コメの値段はここ数年安定しており旨味が無い。元々、手間が掛かるし機械への投資大きいし、不作となった場合に値崩れがトウモロコシ等に比べて激しいらしい。

先祖代々コメ作りをしていても、一度トウモロコシに転作したら、多少値上がりしても米作に戻るという人は少ないとの事だ。




Adenoma

2013-04-01 18:44:15 | 雑記
先週の Colonoscopy (大腸内視鏡検査)の時に摘出したポリープの結果が届いた。Adenoma (腺腫性ポリープ)だそうだ。良性で癌の心配はないとの事で一安心。

兄弟や子どもも、この種のポリープが出来る又は大腸がんになる可能性が高いので、40歳で Colonoscopy (大腸内視鏡検査)をする事を推薦していた。ここまでいたって健康なので自分に癌は関係無いと思っていたが、母、そして母方の祖父母が癌で亡くなっているので、考えてみれば素質はある。

8歳と12歳の娘にはキッパリと、40歳になったら Colonoscopy (大腸内視鏡検査)を受ける様にアドバイスしておいた。(親としての義務を、無責任に果たしている達成感あり)

これで大腸がんは暫く心配無いが、胃とか肺とかのスクリーニングはどうするのだろう?(アメリカ人の同僚は50になると必ず勧められると言っていたが、今回、自分で言わなければやってもらってなかった可能性もある?)まあ、胃がんは切っちゃえば治癒しそうだし、肺がんは見つかった時は手遅れというイメージがある。

今週は定期検診の一環として血液検査もするのだが、血糖値にコレステロール、あちこちガタがきているのは仕方ないと諦めている。


関連エントリー

Colonoscopy (大腸内視鏡検査) (3-25-13)