YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

相変わらずいい加減な事を書く冷泉彰彦

2012-01-30 10:17:20 | ブログ探索
今朝 JMM から配信された冷泉彰彦の『from 911/USAレポート』第557回 「ダルビッシュ投手の二つの記者会見、私的感想」を読んで、沸騰してしまった。(JMM アップデートは、配信より一週間遅れ)

ダルビッシュの大リーグでの活躍を、普通の一野球ファンとして単純に楽しみにしているのに、知ったかぶりでへ理屈を並べるのに反吐がでそうになった。以前、ダルビッシュがイラン人とのハーフである事を、偉そうに書いていたが、今日のアメリカのプロスポーツにおいては、宗教も人種の問題も存在していない。(本人も間違いを認めているが、そんな事を思いつくのがそもそもおかしい)

ダルビッシュの日本での「お別れ会見」を全て見ているわけでは無いが、戦いたいと言う気持が強いというのは、よく分かる。但し、日本のプロ野球選手の闘志の無さを嘆いているが、考え過ぎなだけで、ダルビッシュがそれだけ凄いという事だと思う。(それだけに大リーグでどのような活躍をするのかが楽しみ)

大リーグの事も知ったかぶりを書いているが、本当かどうかは誰にも分からない類いの与太話であろう。日本の野手、特に内野手は大リーグでは、肉体的にも、コミュニケーションでも厳しそうと言うだけだ。(城島の捕手はそういう意味でも、尊敬に値する)

頭に来たついでにもう1つ、ニューズウィークの「プリンストン発新潮流アメリカ」の「頭部銃撃から生還、ギフォーズ議員辞職の周辺」で、サラ・ペイリンの人気凋落の件を書いていたが、元々、彼女は大統領選に出馬する気はなかったと思う。それをキチンと分析していない事自体が、政治音痴と言われても仕方ないだろう。結果的に出馬しなかったので、基本的には全く関係無い事件と結びつけて、それらしく書いているだけだ。

まず、人種差別、女性蔑視からの視点で分析を始める所が、典型的なリベラルの特徴であるので、仕方ないのであろう。それにしても、世の中には頭の良さを無駄に使う人がいるものだ。

頭に来る自分にも頭に来ているのだが、ダルビッシュのピュアな挑戦の気持ちとライアンの球団という事に、野球に対する自分の無邪気な興味が湧いていただけに、野球ファンと称しながら妙な事を書く事に腹が立った次第だ。

オバマが再選されなかった暁には、どんな事を書くのか、今から楽しみだ。


過去の八つ当たりエントリー

冷泉彰彦 Part 4 「ボーイング787はどうして日本製でないのか?」?? (7-10-11)
冷泉彰彦 Part3 トヨタ問題 リベラル対保守 ??? (2-27-10)
冷泉彰彦 Part2 (11-15-09)
冷泉彰彦 (10-3-09)

FINANCIAL TIMES

2012-01-29 11:30:34 | 新聞、雑誌から
Lilac さんのブロク "My Life After MIT Sloan" の「英語力のためにフォローしたい、ビジネス英語ニュースTwitterアカウント8選」(12-3-11) と、春山昇華さんのブロク『豊かで、健康で、活動的な、人生を目指して』(旧おかねのこねた)の「二枚腰&三枚舌は欧州国際政治の真骨だが、株式市場はペナルティ・ボックス入り」 (12-14-11) を、昨年暮れに読んで、FINANCIAL TIMES に俄然興味が湧いていた。

折しも、昨年からのヨーロッパの金融、財政危機が続いており、ヨーロッパの情報を至近距離で知りたいと言う思いが強くなっていた。

ピンクの紙面がよく目立つので、空港の売店などで何度も買おうと思った事はあるのだが、いかめしい名前だし、金融関係者でもないので、何と無く疎遠であった。

Kindle では、月 $14.99 で購読出来るのであるが、International Herald Tribune の苦い経験があるので、その気になれないでいた。

紙の方は、昨年暮れ時点では、年間 $700 位だったので(現在アメリカでは、$348 になっている。$700 は記憶違いかも?公理では一部 $2.50)、購入意欲は刺激されなかった。

そんな気持を見透かした様にジャンクメールが届き、4週間無料、その後の48週が $199 (つまり、年間 $199)とあるでは無いか!。

軽薄な私は早速、購読申し込みをした次第です。

US 版なので、アメリカ関係の記事が多い気がするが、比較対象が無いので何とも言えず。購読開始から3週間になるのであるが、なかなか読めない。

大きな理由は、まだ慣れてないという事が大きい様な気がする。WSJ だって、購読し始めてから既に15年。この2、3年でやっと読んでいるという感じになってきているので、もう少し時間が掛かる気がする。(学習能力が高くなっている事を祈るのみ)

FINANCIAL TIMES に限らず、優良、というか専門的で、グローバル(もしくは全国的)な新聞に関して、電子版が急激に普及してきているのに伴い、紙の方の値段が、全体的に安くなっている、もしくはとてつもないプロモーションがある様な気がする。

紙の販売数が増えても固定費自体が増えないので、何とかしようとしているのであろうか。これまでは大儲けしていたが、暫く儲かるうちは紙も発行しておこうという事だろうか?

将来は、完全にデジタル移行か、超高額な新聞紙という事になるのであろう?どっちも憂鬱だなー。

谷間のラッキーを単純に喜んでおく事にしよう。

蝶結び

2012-01-28 19:21:41 | 非常に個人的な昔話
蝶結びは、母から習ったのだろう。

母は結構大雑把な人なので、私がずっと縦結びにしていたのは、最初から気付いてないし、気にもしてなかったと思う。

大学生の時、初めてキチンと付き合った女の子に靴ひもの縦結びを笑われた。そして、ちゃんとした結び方を教えてもらった。

昨日、下の娘のドレスの後ろの飾りになっている紐を結び直しながら、その女の子の笑顔を思い出した。

Prince Fielder

2012-01-27 08:05:08 | スポーツ
プリンス・フィルダーがデトロイト・タイガースと9年契約($214M)を結んだ。

彼は、1989年に阪神タイガースでもプレイしたセシル・フィルダーの息子である。

セシル・フィルダーもデトロイト・タイガースでプレーしており、1990年には、大リーグでも13年ぶりとなるホームラン50本以上(51本)を打ち、特にデトロイト辺りでは大変話題になった。

打撃成績は素晴らしいのだが、それよりやはり体型が気になる。

今日の WSJ にデブプレーヤーの記事 "Will Cholesterol Kill Baseball?" があるが、デトロイト・タイガースからは、カブレラ(フィルダーが一塁になるので、元の三塁に戻る)も取り上げられていた。フィルダーも親子で登場している。

自分が精進出来ないので、野球とか、ゴルフとか、アスリート系ではないプロスポーツの、体型などは関係無いと言わんばかりのプレーヤーの活躍に、大いに興味がある。(昔、田淵とか、江夏とか、遠井がいたころ、「阪神相撲部屋」と呼ばれていた)

9年間、体重から来る故障をせずに、デトロイト・タイガースのメジャー優勝に貢献してもらいたいものだ。

ダルビッシュの事もあるし、今年は、何だか大リーグに興味が湧いている。

最近、本を読んでいない

2012-01-26 05:35:50 | 雑記
自分としては危機的な状況であると言う認識なのだが、如何せん意欲がわかない。特に英語の本がダメ。

大きな理由の1つに老眼があると思う。折角作った老眼鏡入り(プログレッシブ)のメガネはまだ使い始めていないので、本を読むこと自体が少し億劫になっているのかもしれない。(少し遠くから読むせいか、不思議と新聞や書類を読むのには苦労しない)

当然、物理的な本だけでは無く、キンドルはもっとダメ。

新聞購読にはキンドルは自分にとっては役に立たない結論を出していたが、本としても自分には馴染まないと言う結論が出そうになっている。

キチンと読まなくても、『積ん読』、たまに手に取る、パラパラめくる、という行為自体が、自分にとっての読書だという事をつくづく感じる。飽くまでも肉体的な読書がしたいのだ。(キンドル版を買ったものの、何冊かは物理的な本を購入し直そうとも思っている)

Kindle Fire 買ってついでに音楽の聞き方も変えようかと思ったが、文化的な生活は前時代的なままになりそうだ。(環境が許すかぎり)

読書については、自分を奮い立たせる為に、取り敢えず、アマゾンで本を購入した。(というか、単純に欲しかっただけでるが)

個人的に要約、紹介しようと試みて途中になっている "Liberty & Tyranny" の筆者 Mark Levin の新刊 "Ameritopia" だ。(ついでに "Oil 101" も)

既に大ベストセラーになっている。

メガネを変えて、とっとと読み終えて、書評くらいは、と考えている。


過去のエントリー

なんだか、Kindle Fire が欲しくなってきたぞ (11-6-12)
Kindle(キンドル)使用レポート (6-30-11)
取り敢えず、Kindle(キンドル)を買ってみるか (6-14-11)

2012 一般教書演説

2012-01-24 21:30:09 | アメリカ政治
一般教書演説ってこんなに中身のないものだったのだろうか?

オバマの一般教書演説を3年も聞いているが、年々退屈なものにっている。スタンディングオベーションの回数が少なくなり、喝采のボリュームもしょぼい。

新しいことは何も言っていない。チョコチョコと実績を誇るが、たいしたものがないので盛り上がらない。オサマビンラディン殺害とイラク撤退を冒頭に持ってきたが、これでさえ爆発的な興奮をもたらさなかった。

いろいろなアイデアを盛り込んでいるが、どれも手垢まみれなものであった。

階級闘争的な部分もあったが、思ったよりひどくなかった。

もっと強烈な大統領選挙に向けての演説になるかと思ったが、大統領職への畏敬からか、ただの原稿が失敗しているのかは不明であるが、どちらにしても、インパクトがなく、なんだかはっきりしない内容であった。

財政再建、社会保障改革、移民法改革、外交方針等々、何一つビジョンを示す事すら出来なかった。

自分自身への葬送曲のような、物悲しい雰囲気に包まれたオバマ最後の一般教書演説であった。


過去のエントリー

2011 一般教書演説 (1-26-11)
2010 一般教書演説 (1-28-10)


追記:共和党の対抗演説はインディアナ州知事のミッチダニエル。素晴らしいの一言。今でも共和党内で、彼が大統領選に立候補する事を熱望する人が多い理由が良く分かった。

Keystone XL Pipeline

2012-01-23 06:43:56 | アメリカ政治
パイプライン建設許可に、アメリカ大統領がガタガタいうこと自体が、問題を政治化させている事と、オバマが無能な事を証明している事に他ならない。(基本的な許可は、州レベルの案件でもあるので、違法な越権行為の可能性もあるらしい)

昨年末に、揉めた挙げ句、Social Security の2ヶ月減額延長(オバマは減税と言っていたが)を、最後まで反対していた共和党多数の下院が通した時、抱き合わせで建設許可判断を迅速に出す付帯条件があったが、オバマ政権は、(予想通り)許可をせず、引き続き調査すべしとの結論を出した。

Association of Oil Pipeline によると、アメリカでは約50万マイル(78万キロ)のパイプラインが敷設されており、Keystone XL Pipeline は現存しているどのパイプラインよりも安全なものになるとの事だ。その上、水源に影響あるとされのは、全長2000マイルのうちの100マイルのみである。

事故の可能性を否定する事は出来ないが、オバマが力説する様に、水源を汚染するというタチのものではないのだ。

石油依存が暫く続く事を考えると、クリーンエネルギーとかトボケた事を言っているオバマは、環境保護団体、そして、それに連なるリベラル団体の大統領選挙における票離れを怖がっているとしか考えられない。

雇用促進に全力を傾けるといっているが、政府のお金を一銭も使わず、直接雇用2万人(オバマを支援する建設関係の労働組合関係の雇用という皮肉もある)、間接的に10万人のチャンスを放棄している。外交面でも、安定度が抜群のカナダからの輸入をしないのは、将来の外交政策の選択肢を狭めることにもなる。

真摯な気持で許可しないにしても、選挙の事を考えて許可しないにしても、阿呆と言う結論しかでない。(明日の一般教書演説で、ナンセンスな言い訳が聞けるかも)


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ホワイトハウスのサイト、下品なカウンター (12-9-11)
オバマ政権、パイプライン建設許可を保留 (11-26-11)

Yu Darvish

2012-01-22 13:31:47 | スポーツ
Yu Darvish が、テキサスレンジャーズと契約した。

レンジャーズは、この2年ワールドシリーズに駒を進めるも、まだ勝っていない。彼が、勢いのあるチームと契約した事は、そして、そしてデトロイトタイガースと同じアメリカンリーグのチームと契約した事は、非常に喜ばしい。

早速、4月19日-22日にデトロイトで4連戦があるので、登板スケジュールを確認して、観に行くつもりだ。

それにも増して、あの Nolan Ryan が筆頭オーナーそして社長を勤める球団が、彼を評価して契約した事が、本当に喜ばしい。投手の能力を目一杯引っ張り出して、その上長持ちさせる事では、大リーグ随一の球団であろう。末永く、活躍してもらいたいものだ。

入団記者会見で、Nolan Ryan の印象を聞かれて、今でも150キロくらいで投げそうだと言っていた。そんな事より、今でも、乱闘に参加しそうなファイティングスピリットを是非学んで欲しい。

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Nolan Ryan's Crusade (5-22-10)



懐かしい人が一杯登場している。往年の、と言ってもそんなに古いわけでは無いが、MLB ファンにとっては、別の意味でも楽しい映像である。

オバマ大統領 再選の行方(7):Gingrich が勝っちゃった in SC 共和党予備選

2012-01-21 22:30:19 | アメリカ政治
共和党予備選の行方を見ながら、オバマは高笑いをしているだろう。なにせ、Gingrich がサウスキャロライナで勝っちゃったのである。

勝因は、今週木曜日テレビ討論会にあったと思う。

ボチボチこの2人に絞られるだろう。

Romney は、アイオワ(最終的に僅差2位という結末になった)、ニューハンプシャーシーでの滑り出しが好調だったので、守りに入り過ぎた嫌いがある。選挙活動を見直す絶好のチャンスになればと思う。6年もやってきた準備の良さが、討論会では裏目に出ている感じがする。

さて次はフロリダであるが、Gingrich は勝てないと思う。

Romney と Gingrich の政策的な違いはほとんど無い。だからこそお互いの批判が、本質から外れる嫌いがある。

ボチボチ、具体性を持った政策論争が聞きたいものだ。オバマは4年前の大統領候補の時も、現職の大統領としても、まともな政策を語った事がない。

共和党で血みどろの争いをするなら、残酷な現実をありのまま示して、厳しい方針を討論して欲しいと思う。それが、オバマを破る近道であるし、アメリカ再生への第一歩となるからだ。

来週の火曜日は、オバマ大統領の一般教書演説であるが、選挙演説だけは聞きたくないものである。

過去のエントリー

オバマ大統領 再選の行方(6):Waiting for Hillary !? (11-24-11)
オバマ大統領 再選の行方(5):共和党は、Mitt Romney vs Newt Gingrich (11-13-11)
オバマ大統領 再選の行方(4):共和党候補の狂気(?) (9-29-11)
オバマ大統領 再選の行方(3):Waiting for Rick Perry (8-12-11)
オバマ大統領 再選の行方(2):共和党候補者の動向 (6-13-11)
オバマ大統領 再選の行方(1):投票者登録 (6-1-11)

Rick Perry も脱落

2012-01-20 21:07:50 | アメリカ政治
サウスキャロライナ州での共和党予備選挙を目前にして、Rick Perry が降りた。そして、パーフェクトな候補者はいないという意味深なコメントを付けて、Gingrich を支援する事を発表した。

出馬宣言の前後では一番人気だった事もある。現職の州知事だけに期待もしていたが、基本的に大統領の器ではなかったと思う。一方で、直前まで出馬をしないと言ってたので、2010年連邦選挙の共和党、特に下院での躍進を見て、変な勘違いをした可能性が高い。

それよりも、予備選を2日後に控えて CNN で共和党候補の討論会があったのだが、Gingrich がかましてくれた。

この討論会と同じ時間帯で 、十数年前に離婚した2番目の妻のスキャンダラスなインタビューが ABC で放映されたのだが、CNN の司会者が、この件を冒頭にもってきた事に Gingrich が噛み付いたのだ。

大統領候補になると私生活を含めて、共和、民主を問わずいろいろと報道されるが、眉をひそめたくなるものも少なくない。

Gingrich としては、事実無根(本人の弁)でもあるし、大統領候補者討論会のオーブニングにこの話題を持ってくること自体が、問題ではないかと吠えたのである。

やけくそ気味ではあるが、彼の支持率アップに非常に効果的(短期的だと思うが)であるし、それ以上に、今後の予備選、本選で、政策とは関係無いプライベートな話題に流れる事を抑制する効果があるのではないだろうか。

スキャンダラスは困りものだが、アメリカ大統領選挙(予備選を含め)で今必要なのは、様々なイシューの本格的な討論である。

今回の選挙戦に限らず、今後、余りに的外れな事を言うジャーナリストに対しても、厳しい目が向けれるので、より良い討論会が多くなるのキッカケになるのではないかと思う。

CNN は、アメリカにおいて報道機関としては堕落してしまっていたが、妙な所で、反面教師的な教訓を提示した事は大ヒットであった。

いきなりスタンディングオベーションで始まる選挙討論会は、史上初ではないだろうか?


平均年齢 10.8 歳

2012-01-19 04:36:16 | アメリカ自動車業界
現在アメリカを走っている車(乗用車、SUV、ピックアップトラック)の平均使用年数は 10.8 だそうだ。ここ2,3年は景気が悪い事もあり、少しづつ延びている。

そして、現在アメリカを走る車の総数は、2億4千万台。この二つの事実を混ぜると、販売数は底堅いとの結論がでる。(らしい)

2012年の販売数予想は、1360万台、楽勝か!?

Jon Huntsman 脱落

2012-01-18 06:15:36 | アメリカ政治
サウスキャロライナ州の予備選を今週末に控えて、Jon Huntsman が脱落宣言をし、同時に Mitt Romney を支持することを表明した。共和党の大統領候補者は、これで5人となった。

なぜ立候補したのか、そしてなぜ今唐突に止めるのか、考えられる事は一つ、将来に向けての足場固めということであろう。究極的には大統領になりたいという事だと思う。まだ50代前半と若いし、ユタ州知事、中国大使の経験もある。但し、国政レベルでの経験、知名度が足りなかった。今回の選挙戦を通して名前が浸透したし、彼の経済政策は一番評判が良かった。

個人的には副大統領として良いのではないかと思うのだが、主要閣僚の一角を占める可能性が高いと思う。(Mitt Romney が勝てばという前提だが)早々に Mitt Romney を支持する表明は、そのような流れなのだろう。

今週月曜日にも、5人になった共和党候補主で討論会があり、段々と討論会らしくなってきた。

アイオワ、ニューハンプシャーシー州の勝利を受けて、相変わらす Mitt Romney がトップを走っているのだが、今回の討論会ではその勢いが感じられなかった。

前回の共和党の大統領予備選からもう5年も選挙活動をしている割にはパッとしない。準備不足の気もするし、模範解答を用意しすぎて、やり取りから自分への主張への繋ぎが上手くいかない気もする。これまでの討論会で醸し出していた余裕が消え去っているのが気になる。

討論会では、Ron Paul が自爆気味、というかリバタリアンなので予定調和という感じもするが、共和党の大統領候補に出馬の恒例行事もそろそろ店仕舞いだろう。若者の間でカルト的な人気が出た事は、リバタリアンの考え方を普及するという意味では、大変意義があったと思う。

Rick Perry は相変わらず。強面(顔も一番でかいと思う)の割には、落ち着きが無く、意味不明、支離滅裂間が拭えない。共和党予備選はこれから南部での戦いになるが、その前に脱落しそうな気配である。同じテキサス州知事であったブッシュと比べられると小物感が漂う。歴史的な評価には時間が掛かるだろうが、変なところでブッシュ個人の器の大きさ、政権の真っ当さを喚起させる。

さて、残りは Gingrich と Santtorum の二人である。今回の討論会では、この二人が目立っていた。Gingrich は討論会での出来だけが支持率を支えているといっても過言ではないので当たり前だが、Santtorum もなくすものは何も無いという突撃スタイルが功を奏している。 それぞれ、資金、組織に不安があるだけに、討論会での出来を票につなげないと活動が続けられない。

Mitt Romney を鍛える意味でも、この二人には頑張ってほしいものだ。

共和党候補者の討論会は、今週末のサウスキャロライナ州の予備選までにもう一度ある。

North America International Auto Show

2012-01-16 18:10:57 | アメリカ自動車業界
まずは結論から、「終わっています」。

このエントリーを書く前に、昨年、一昨年の見学エントリーを読み返してみたが、デジャブーを繰り返し見ている感じだ。Show 自体に何の進化も無く、デトロイト市の財政難で会場である Cobo Center も老朽化ばかりが目立つ。

ニュースでは先週末の入場者数が増えている事を伝えていたし、会場の屋上駐車場へ続くフリーウェイからの出口は渋滞していたので、ちょっと期待が高まったのだが、チケットを並ばず買えるあたりから怪しくなって、会場に入った途端にショーに来た高揚感はゼロ。

思い出したまま、思い付いたままに。

もう何年も、会場の地下部分は電気自動車の試乗サーキットになっており、今年も同じであった。変わったのは、サーキットに全然お金をかけてない事、試乗車の種類が限られている事、そして、順番待ちの列が全然出来ていない事であった。電気自動車に対する関心は、年々下がっている感じがする。

今年はニッサンが出展していた。但し、気合いは全く入ってなくて、展示車の価格表示がディラー在庫と同じというのは、やる気無さ過ぎ。楽しみにしていた Infiniti JX (ニッサンバージョンの Pathfinder も)は展示してあったが、デザインはイマイチであった。

ホンダは、13MY フルモデルチェンジのアコードの2ドアコンセプトカーが展示してあった。これはデザイン良し。4ドアのこんな感じのデザインなら売れるだろう。Hyudai Sonata との販売数での勝負は今年が熾烈になりそう。既に販売が開始されている CR-V も見たが、何が変わったのか、よく分からず。

トヨタは、新型カムリをじっくり見たのだが、これも、何が変わったのかよく分からず。ベストセラーだけに冒険が出来ず、フルモデルでも変化が乏しくなり、そのうち売れなくなるというトーラスのパターンにならなければ良いがと要らぬ心配をしてしまう。販売数に陰りが見られれば、安売りに走りそうな予感がする。日本車も品質で勝負だと辛いし、その優位性すら怪しい。

トヨタは、予算の制約が厳しいのか、小物入れのデザインや品質といったの細かな所がお座なりになって来ているのが気にかかる。

アコード、カムリのサイズでは、フォードの新型フージョンのフルモデルテェンジで、より格好良くなっていた。

そういえば、今年は中国車の出展は無し。2、3年前は大きな勘違いもあったが、アメリカ市場進出までには長い年月がかかりそうだ。一方で、やや普通になったものの韓国車は地道に足場を固めている。Kia が伸びそうな感じだ。(Hyudai と同じ会社なのだが、(結果的にそうなったのだが)2ブランドなのは賢かったかも)

中国人の入場者も昨年、一昨年に比べて減っていた様な気がする。

フォードの展示はそれなりにお金をかけてたが、GM、クライスラーは、車を並べただけ。やはり、車を並べただけのヨーロッパ車、ベンツ、BMW、VW に華があるのは、ドイツ車のオーラか?

セグメントとして期待のあった小型車、電気自動車が爆発しそうにないので、暫くは、現在のマーケット風景が、微増しそうな販売数と伴に、ダラダラと続きそうな予感がする。

入場料は、大人$12、子供$6で昨年と変わらず。駐車は1ブロックくらい歩いた場所の空き地(ビルの跡地?)の駐車場で$15。9時半くらいに入って12時半には出てきていた。

ランチは、デトロイトダウンタウンで B 級グルメの老舗として有名な American Coney Island で、ホットドッグにルースハンバーガー(要するにひき肉を炒めたもの)を載せたものを2本食べて、帰ってきた。

過去のエントリー

デトロイトモーターショー (1-19-11)
デトロイトオートショー (1-19-10)

Martin Luther King - I Have A Dream Speech

2012-01-15 22:17:25 | 雑記


有名な "I have a dream" の所は、12分位から。明日は、Martin Luther King の誕生日です。(正確には、1月15日だけで、いつも1月の第3月曜日に設定されている。州によっては祝日でもない。)

I am happy to join with you today in what will go down in history as the greatest demonstration for freedom in the history of our nation.

Five score years ago, a great American, in whose symbolic shadow we stand today, signed the Emancipation Proclamation. This momentous decree came as a great beacon light of hope to millions of Negro slaves who had been seared in the flames of withering injustice. It came as a joyous daybreak to end the long night of their captivity.

But one hundred years later, the Negro still is not free. One hundred years later, the life of the Negro is still sadly crippled by the manacles of segregation and the chains of discrimination. One hundred years later, the Negro lives on a lonely island of poverty in the midst of a vast ocean of material prosperity. One hundred years later, the Negro is still languished in the corners of American society and finds himself an exile in his own land. And so we've come here today to dramatize a shameful condition.

In a sense we've come to our nation's capital to cash a check. When the architects of our republic wrote the magnificent words of the Constitution and the Declaration of Independence, they were signing a promissory note to which every American was to fall heir. This note was a promise that all men, yes, black men as well as white men, would be guaranteed the "unalienable Rights" of "Life, Liberty and the pursuit of Happiness." It is obvious today that America has defaulted on this promissory note, insofar as her citizens of color are concerned. Instead of honoring this sacred obligation, America has given the Negro people a bad check, a check which has come back marked "insufficient funds."

But we refuse to believe that the bank of justice is bankrupt. We refuse to believe that there are insufficient funds in the great vaults of opportunity of this nation. And so, we've come to cash this check, a check that will give us upon demand the riches of freedom and the security of justice.

We have also come to this hallowed spot to remind America of the fierce urgency of Now. This is no time to engage in the luxury of cooling off or to take the tranquilizing drug of gradualism. Now is the time to make real the promises of democracy. Now is the time to rise from the dark and desolate valley of segregation to the sunlit path of racial justice. Now is the time to lift our nation from the quicksands of racial injustice to the solid rock of brotherhood. Now is the time to make justice a reality for all of God's children.

It would be fatal for the nation to overlook the urgency of the moment. This sweltering summer of the Negro's legitimate discontent will not pass until there is an invigorating autumn of freedom and equality. Nineteen sixty-three is not an end, but a beginning. And those who hope that the Negro needed to blow off steam and will now be content will have a rude awakening if the nation returns to business as usual. And there will be neither rest nor tranquility in America until the Negro is granted his citizenship rights. The whirlwinds of revolt will continue to shake the foundations of our nation until the bright day of justice emerges.

But there is something that I must say to my people, who stand on the warm threshold which leads into the palace of justice: In the process of gaining our rightful place, we must not be guilty of wrongful deeds. Let us not seek to satisfy our thirst for freedom by drinking from the cup of bitterness and hatred. We must forever conduct our struggle on the high plane of dignity and discipline. We must not allow our creative protest to degenerate into physical violence. Again and again, we must rise to the majestic heights of meeting physical force with soul force.

The marvelous new militancy which has engulfed the Negro community must not lead us to a distrust of all white people, for many of our white brothers, as evidenced by their presence here today, have come to realize that their destiny is tied up with our destiny. And they have come to realize that their freedom is inextricably bound to our freedom.

We cannot walk alone.

And as we walk, we must make the pledge that we shall always march ahead.

We cannot turn back.

There are those who are asking the devotees of civil rights, "When will you be satisfied?" We can never be satisfied as long as the Negro is the victim of the unspeakable horrors of police brutality. We can never be satisfied as long as our bodies, heavy with the fatigue of travel, cannot gain lodging in the motels of the highways and the hotels of the cities. We cannot be satisfied as long as the negro's basic mobility is from a smaller ghetto to a larger one. We can never be satisfied as long as our children are stripped of their self-hood and robbed of their dignity by signs stating: "For Whites Only." We cannot be satisfied as long as a Negro in Mississippi cannot vote and a Negro in New York believes he has nothing for which to vote. No, no, we are not satisfied, and we will not be satisfied until "justice rolls down like waters, and righteousness like a mighty stream."

I am not unmindful that some of you have come here out of great trials and tribulations. Some of you have come fresh from narrow jail cells. And some of you have come from areas where your quest -- quest for freedom left you battered by the storms of persecution and staggered by the winds of police brutality. You have been the veterans of creative suffering. Continue to work with the faith that unearned suffering is redemptive. Go back to Mississippi, go back to Alabama, go back to South Carolina, go back to Georgia, go back to Louisiana, go back to the slums and ghettos of our northern cities, knowing that somehow this situation can and will be changed.

Let us not wallow in the valley of despair, I say to you today, my friends.

And so even though we face the difficulties of today and tomorrow, I still have a dream. It is a dream deeply rooted in the American dream.

I have a dream that one day this nation will rise up and live out the true meaning of its creed: "We hold these truths to be self-evident, that all men are created equal."

I have a dream that one day on the red hills of Georgia, the sons of former slaves and the sons of former slave owners will be able to sit down together at the table of brotherhood.

I have a dream that one day even the state of Mississippi, a state sweltering with the heat of injustice, sweltering with the heat of oppression, will be transformed into an oasis of freedom and justice.

I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the color of their skin but by the content of their character.

I have a dream today!

I have a dream that one day, down in Alabama, with its vicious racists, with its governor having his lips dripping with the words of "interposition" and "nullification" -- one day right there in Alabama little black boys and black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.

I have a dream today!

I have a dream that one day every valley shall be exalted, and every hill and mountain shall be made low, the rough places will be made plain, and the crooked places will be made straight; "and the glory of the Lord shall be revealed and all flesh shall see it together."


This is our hope, and this is the faith that I go back to the South with.

With this faith, we will be able to hew out of the mountain of despair a stone of hope. With this faith, we will be able to transform the jangling discords of our nation into a beautiful symphony of brotherhood. With this faith, we will be able to work together, to pray together, to struggle together, to go to jail together, to stand up for freedom together, knowing that we will be free one day.

And this will be the day -- this will be the day when all of God's children will be able to sing with new meaning:

My country 'tis of thee, sweet land of liberty, of thee I sing.

Land where my fathers died, land of the Pilgrim's pride,

From every mountainside, let freedom ring!

And if America is to be a great nation, this must become true.

And so let freedom ring from the prodigious hilltops of New Hampshire.

Let freedom ring from the mighty mountains of New York.

Let freedom ring from the heightening Alleghenies of Pennsylvania.

Let freedom ring from the snow-capped Rockies of Colorado.

Let freedom ring from the curvaceous slopes of California.

But not only that:

Let freedom ring from Stone Mountain of Georgia.

Let freedom ring from Lookout Mountain of Tennessee.

Let freedom ring from every hill and molehill of Mississippi.

From every mountainside, let freedom ring.

And when this happens, when we allow freedom ring, when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God's children, black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics, will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual:

Free at last! Free at last!

Thank God Almighty, we are free at last!

翼なき野郎ども 泉谷しげる

2012-01-13 22:01:34 | 音楽関連


この曲が、映画「狂い咲きサンダーロード」のエンディング曲であったなんて、思ってもいなかった。

大学一年の時の土曜の深夜に池袋の文芸座で、この映画の試写会と、泉谷しげるのコンサートという謎のイベントに参加した。(今考えると、曲を提供し、美術を担当しているので当たり前の組合わせなのだが)泉谷しげるのコンサートにはビートたけしが飛び入りするというオマケまでついて、全体の記憶はアヤフヤなのだが、何だか熱い記憶だけがある。

熱い記憶ついでに、この時のバックバンドのギタリストが、やたら上手でかっこ良かった。その後、沢田研二のバックで弾いていたのを発見したときはビックリした。(このギタリストは、柴山和彦。泉谷のバックのメンバーには兄弟もいたと思う)

私にとって、泉谷と言えば「翼なき野郎ども」と「デトロイトポーカー」だけだ。但し、「80のバラッド」は、何年か前に、泉谷のベストアルバムと勘違いして購入している。(私の勘違いは、本質的に正しいかも)

デトロイト(の郊外)に住んでいるので、デトロイトポーカーの事は、思い出した様に気になっていたが、泉谷が考え出した架空のゲームとの事。いつか知り合いのアメリカ人に聞いてみようと思いつつ、いつも忘れていたのだが、聞いていたらとんだ恥をかく所であった。(でも、テキサスポーカーはちゃんとあるのだ)

私の頭の中も「数がバラバラさ」とシャレたい所であるが、「数」だけではなくなってきているのでシャレにならない。