YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

予防接種

2020-11-30 03:36:16 | 雑記
一ヶ月程前、コロナの影響で延び延びになっていた健康診断に行ってきた。アメリカでの年に一回の健康診断は簡素で、問診、触診と血液検査のみ。

予防接種を勧められたので、3本して貰った。一本目はフルーショット(インフルエンザ)、二本目は3種混合(破傷風、ジフテリア、百日咳)、そして三本目は帯状疱疹。

その直後から体が予防接種と戦っている感じがあった。翌日は微熱がある上に通常安静時は毎分50台前半の脈拍が60台後半になっていた。やや筋肉痛もあった。三日目には落ち着いたが、その翌日のゴルフはキャンセル。

多分、帯状疱疹のが効いたのだと思う。フルーショット後に体調を気にするようなことは一度もない。3種混合はやった記憶が無いのに記録が残っている位なので何事もなかったのだと思う。

帯状疱疹予防接種は、2-6ヶ月以内にブースター(2回目)の接種必要がある。数年前に家内が接種した際、一回目、二回目とも体調不良と筋肉痛を訴えていた。

コロナのご時世でもあり、熱を出すわけにもいかないので、2回目は接種日後二日は休養日をしている。

幼いころに水疱瘡に掛かった記憶が無いのだが、16年前(次女の出生時だったので鮮明に覚えている)帯状疱疹を発症している。ピリピリした後水泡がいくつか出ただけの軽い症状、ラッキーだった。一度発症すると終わりというものでもないとの事。

予防接種は100%有効でもないらしいが、症状が軽くなるらしい。二日程度の軽い筋肉痛、微熱なら見合うだろう。 予防接種のブランドは shingrix、保険でほぼ全額カバーされていたが定価は $264 となっていた。

バイダン組閣人事

2020-11-24 06:50:50 | アメリカ政治
今回の選挙で民主党は、下院でギリギリ過半数、上院は来年1月のジョージア州決選投票で過半数が決まる展開なので、党上層部から上下院議員に対して入閣運動の禁止令が出ているらしい。(議員が長いと長官とかになりたいのはどの国も一緒!?)

バーニー、ウォーレン両上院議員はいろいろと取りざたされているが、どうなるのだろう。副大統領として抜けるハリス上院議員の後任はカリフォルニア州知事が指名出来るのだが、本人を指名するとの憶測がある。

オバマ政権の残党は重用されない様な気がする。どちらかと言うとクリントン系というかバイダン自体が民主党の本流なので、人脈絡みの人事になりそうだ。主流派が多くなるとプログレッシブ(左の左グループ)の不満が爆発し、民主党の内戦が勃発するかも。

その上、共和党が上院の過半数を維持すれば、派手な聴聞委員会となるばかりか承認が進まない可能性が高い。

2020 アメリカ大統領選 (17):混乱は続くか?

2020-11-22 22:30:50 | アメリカ政治
トランプのイサギ悪さは特筆ものであるが、5年前の大統領選出馬宣言以来アメリカ政治システムの既得権に対する真摯な疑問を呈している。どの国も権力は腐るのだ。そして、権力は部外者を毛嫌いするのだ。

現在のアメリカの政治システム、連邦上院は各州から二人づつ選出されるので小さな州が必要以上に重視されているとの批判があるが、この混乱でも上手く機能している。ジョージア州の連邦上院選決戦投票の結果次第であるが、共和党が過半数を守れば最低でも2年は議会がネジレ状態となり民主党の思い通りにはいかなくなる。

混乱、グタグタが続けば2022年中間選挙、2024年大統領選挙で共和党が復活するであろう。(トランプの出馬予想があるが、考え過ぎだと思う)

トランプ政権が引継ぎに非協力との報道があるが、これだって慣習を破っただけで違法ではない。就任式まではトランプは大統領であるのだ。

アメリカ政治は醜いがダイナミックでもある。アメリカ政治に対するトランプの貢献はもう少し続く。

アジアからの船便が来ない

2020-11-10 05:19:56 | アメリカ経済
9月ころから兆しはあったのだが、混乱状況になっている。通常より2-3週間も余分に掛かるので、ラインを止める訳に行かない自動車部品会社は綱渡り状態。(私も同類)

先ず、コンテナ船の大型化でキャパが増えたところで米中貿易戦争勃発。コンテナ運賃が安値に張り付いてしまったところにコロナ勃発で荷動きが止まり船会社はスケジュールを間引き。荷動きは意外と早くに回復しアメリカのクリスマス商戦用の荷動きも8月ごろより活発に。運賃が上昇してきたので値下がりを嫌った船会社がスケジュールを戻さなかった。8-9月に掛けて大型台風が毎週の様に中国、韓国、日本を襲い遅れが顕著化。

西海岸はコロナの影響で人手不足。船が沖待ち、着岸したらコンテナ船大型化に伴ったクレーンの大型化でコンテナが山積みとなりコンテナヤードから引っ張り出すのに一苦労。鉄道、シカゴ等での路線切替は比較的順調であるが、着地でのシャーシ不足で最後の数マイルが数日の遅れ。

船便を使って在庫商売(私もズッポシ)をしていると適正在庫レベルは3週間という感じ。大体2年に一度港湾ストなどで遅れが出るので、ちょっと重いけど一ヶ月程度が安心出来る在庫レベル。但し、現在入庫中のものは7月頃に発注掛けたもの。コロナで自動車生産が停止して在庫が積み上がり、コロナの回復が不透明でおっかなびっくりの及び腰での数量なので元々在庫が薄くなっている所に直撃状態。

西海岸からの輸送を鉄道からトラックに変更したり、挙句の果ては航空便を使ったり(私もやりました)。航空便もコロナの影響でキャパが限られており、スペース確保に苦労した上に料金は通常の倍以上。

と足掻いている所にアメリカからアジアへの戻りの船便も大混乱で、中国、日本では空コンテナ不足が発生。その上、北米行きはスペースもよりタイトになっており出荷もままならない状態。この状態が最低でも来年2月まで続くらしい。

毎日荷動き追っかけるストレスは大変なのだが、不思議なもので2週間もやると慣れてくる。そのうち何となく解消するのだが、今回ばかりはコロナの影響で読めない。

一縷の望みは、厳しい状況を理解しつつある自動車会社が Thanksgiving, Christmas のシャットダウンを延長するなりして生産調整をする事位。自社分として船便輸送をしているので、苦しいのには変わりないはず。(トヨタの様にバンバン、チャーター便を飛ばす所も有るけど)

私も次の山場は Thanksgiving Week。何せ船便なのでスローモーションの危機を何とか凌いでる感じ。でも、何だか活き活きしてしまう。(この感覚、分かる人には分かると思う)

2020 アメリカ大統領選 (16):バイダン当確

2020-11-08 11:56:00 | アメリカ政治
未だ正式では無いが、バイダンが次期大統領になる。

4年の任期を全うする事は無い。民主党、自分の所属する政党に引きずり降ろされるだろう。

共和党が上院の過半数を維持しそうなので、議会がネジレ状態となり何も前に進まなくなる。それがアメリカにとって一番良い状態であろう。

アメリカが本格的に左に振れるかどうかは、2年後の中間選挙、4年後の大統領選挙で決まるだろう。トランプが孤軍奮闘した保守復活は、コロナによって道半ばとなった。

そして今、Fake News(批判していたトランプも含めて)の蔓延でほとんどの人は混乱している。一般人は、賢くもあるが馬鹿でもあるのだ。

政治家、それを監視する役目のジャーナリストがエリートばかりになり、特権階級を形成しようとしている。ジャーナリストは中道的な存在では無くなり、ジャーナリズムは瀕死の状態にある。

バイダンに投票した人たちは、民主党の底意地の悪い戦略を未だ知らない。

2020 アメリカ大統領選 (15):予想はバラバラ、本当に最後まで分からず

2020-11-01 09:53:42 | アメリカ政治
いよいよ来週火曜日が投票日。

伝統的な世論調査は、トランプが追い上げているもののバイダン優勢は揺るがず。トランプの当選を2016年唯一当てた調査機関はトランプ。党派は贔屓の引き倒し状態。既に不在者投票数が9千万票を超えて過去最高となっており、益々、過去のデータがあてにならなくなっている。

Fox News 以外の大手マスコミは相変わらずバイダンへの不利な報道を避け、Tweeter, Facebook も恣意的にバイダン不利のコメントを削除し連邦上院で問題視されたりしている。

そんな中でトランプは孤軍奮闘している構図だ。

日本でも大手マスコミはバイダン有利との報道が多いが、YouTube 等ではトランプ再選の予想が増えている気がする。

今後選挙当日までの候補者がどの州で集会を開くかで、両陣営の選挙人の獲得州の読みが透けて見えてくる。

バイダン陣営は2016年に民主党確実と思われたが落としてしまったミシガン、ウインスコンシン州を回っている。大票田であるフロリダ、オハイオ、ペンシルベニア州に行かないのは、取れたと思っているからであろう。

一方、トランプ陣営はフロリダ、ペンシルベニア、ミネソタ、ノースキャロライナ、アリゾナ、ミシガン、ミネソタと接戦州を包括しており、取りこぼしがあっても勝てる戦略を立てていると思う。

どちらが大統領になるか本当に分からない。