YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

Rudderless

2015-02-11 12:39:16 | 映画


先月の日本出張フライトで観た「ふしぎな岬の物語」にはガッカリしたのだが、良かったのは"Rudderless"。アメリカでヒットした訳ではないので、日本での公開は無さそうだ。

あらすじは、大学構内の乱射事件で死んだ息子が残したデモテープで、事件以来堕ちていた父親がその音楽、そして死んだ息子と同年代のメンバーとバンドを組むことで、人生に対し前向きになって行くというストーリーである。前半ではボンヤリとしか出てこないが、死んだ息子が乱射事件の犯人であり、展開上のツイストとなっている。

死んだ息子のガールフレンド役がセリーナゴメスだったのを予告編で発見して、観る気になったのだが、瓢箪から駒であった。(チョイ役だっだけど)

息子が作曲した歌が場面場面で登場し音楽映画的なのだが、一曲一曲が場面に染み込むような良さがある。どの曲もギターのアレンジなので、最近ギターを弾いている身にはたまらない。


下の曲は映画では使われていないのだが、サウンドトラックには入っているようだ。サントラ好きの私は買っちゃいそうだ。

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アメリカ西海岸、港湾業務大混乱

2015-02-08 18:40:38 | アメリカ経済
昨年7月に港湾労働社組合との契約が切れて以来、紳士協約で引き続き業務は行われてきたが、いよいよやばくなってきている。

通常、アジアからの中西部までの船便はアメリカ国内の輸送を含めても30日弱であるが、既に40日を超えており、コンテナによっては60日に迫りそうな状況である。

自動車業界も大混乱で、自動車会社の工場を止めないために、サプライヤーは部品をエアーでバンバン飛ばしている。

自動車会社も自分で輸入している分をエアーで飛ばしていると聞いていたが、なんと某 H 社は今週だけでジャンボ貨物機を50機チャーターで飛ばす予定だそうだ。ジャンボ貨物機のチャーター代は通常40万ドル(約4700万円)らしいのだが、現在は70万ドル(約8300万円)に跳ね上がっているとの事。

早く誰かがギブアップしないと自動車会社とサプライヤーの我慢比べが延々と続きそうだ。

自分にも影響があるので、早期の解決を望んで止まない。


さて、下の映像は、港湾業務の雇用主側の先週のアップデートである。自分たちの提案は十分に受け入れられるもので、この状態が続くとお客がパナマ運河を利用して東海岸に逃げるし、アメリカ経済が混乱したら労働者組合の責任だと、脅しを掛けている。現在の平均給料が、ベネフィット込の14万7千ドルで、健康保険代の負担もゼロで、年金が8万ドルであり、10%以上の賃上げと引き続き健康保険代の負担無しを提案しているそうだ。

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Leadership Is an Art

2015-02-01 15:11:16 | 雑記
The first responsibility of a leader is to define reality.

"Leadership is an Art"は、MBA 最初のクラス、MBAへの導入とLeadership を混ぜたようなユニークな授業の副読本であった。

ふっと読み返したのだが、一番最初の文章で止まってしまった。マネージメントの本ではあるが、リーダーとしての心がけでこれ以上のものはないであろう。現実をキチンと定義できなければ、どうにもならないのだ。そして、一般的なリーダーシップ論としも、これ以上重要な事はないであろう。


アメリカ政府、オバマ政権の混乱は、毎日日替わりの様に発生している。過去の負の遺産も亡霊の様に蘇ったりしているのだが、余りに問題が多すぎて一つ一つが深く追及されず、逆に致命傷にならないという不思議な状況になっている。オバマ政権の個々の不手際ばかりが目立つのであるが、根本的には現実を直視せず、イディオロギーや自分たちのついた嘘を通してしか状況を見れないので、全体像が歪んでいるのである。

アメリカのリベラリズムは精神病であると、私の好きなラジオパーソナリティーの Michael Savage が言っていたが、全く同感である。鬱病の人が、冷静に状況を見れないのと同じ事が起きているのである。

オバマの場合、まずリーダーの資質が無いという致命的な欠点がある。そのうえリベラリズムという精神病を病んでいる。そんな大統領を、アメリカの政治システムがきしみ音を出しながらも、何とか持ちこたえているのである。

オバマは残り2年の任期を、歴史的評価を確立するために費やす、と一般的に言われている。今年の一般教書演説はそのスタートとの触れ込みだったが、既に公約の一つ(教育積立 529 Plan への課税)を民主党内からの反対で取り下げている。

一つ一つの問題を解決できないリーダーが、伝説など残せるはずがない。コミュニティカレッジの学費を無料にすることが伝説になると考えているのなら、バカと呼ぶにもバカに申し訳無い位だ。


さて、このクラスの先生は当時ガン闘病中であったが、そんなことを全く感じさせないパワーと明るさがあった。クラス最終授業の数日後に、提出ペーパーの内容は良いのだが英語表現が拙いので "B" にする、そして、大丈夫だから頑張れと、この先生から直接電話が掛かってきた。

この励ましのおかげで、MBA取得に関して迷いや悩みは一切無かった。授業で親しくしたわけでも無い、教わった内容さえおぼろげ、そのうえ先生の名前さえ思い出さないのだが、私にとっての恩人の一人である。この先生は私が在学中に亡くなってしまった。
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