The first responsibility of a leader is to define reality.
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Leadership is an Art"は、MBA 最初のクラス、MBAへの導入とLeadership を混ぜたようなユニークな授業の副読本であった。
ふっと読み返したのだが、一番最初の文章で止まってしまった。マネージメントの本ではあるが、リーダーとしての心がけでこれ以上のものはないであろう。現実をキチンと定義できなければ、どうにもならないのだ。そして、一般的なリーダーシップ論としも、これ以上重要な事はないであろう。
アメリカ政府、オバマ政権の混乱は、毎日日替わりの様に発生している。過去の負の遺産も亡霊の様に蘇ったりしているのだが、余りに問題が多すぎて一つ一つが深く追及されず、逆に致命傷にならないという不思議な状況になっている。オバマ政権の個々の不手際ばかりが目立つのであるが、根本的には現実を直視せず、イディオロギーや自分たちのついた嘘を通してしか状況を見れないので、全体像が歪んでいるのである。
アメリカのリベラリズムは精神病であると、私の好きなラジオパーソナリティーの
Michael Savage が言っていたが、全く同感である。鬱病の人が、冷静に状況を見れないのと同じ事が起きているのである。
オバマの場合、まずリーダーの資質が無いという致命的な欠点がある。そのうえリベラリズムという精神病を病んでいる。そんな大統領を、アメリカの政治システムがきしみ音を出しながらも、何とか持ちこたえているのである。
オバマは残り2年の任期を、歴史的評価を確立するために費やす、と一般的に言われている。今年の一般教書演説はそのスタートとの触れ込みだったが、既に公約の一つ(教育積立 529 Plan への課税)を民主党内からの反対で取り下げている。
一つ一つの問題を解決できないリーダーが、伝説など残せるはずがない。コミュニティカレッジの学費を無料にすることが伝説になると考えているのなら、バカと呼ぶにもバカに申し訳無い位だ。
さて、このクラスの先生は当時ガン闘病中であったが、そんなことを全く感じさせないパワーと明るさがあった。クラス最終授業の数日後に、提出ペーパーの内容は良いのだが英語表現が拙いので "B" にする、そして、大丈夫だから頑張れと、この先生から直接電話が掛かってきた。
この励ましのおかげで、MBA取得に関して迷いや悩みは一切無かった。授業で親しくしたわけでも無い、教わった内容さえおぼろげ、そのうえ先生の名前さえ思い出さないのだが、私にとっての恩人の一人である。この先生は私が在学中に亡くなってしまった。