YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

ゴルフをする贅沢

2011-04-30 11:20:29 | ゴルフ
何年か前に、アトランタの郊外のゴルフ場でプレーした事がある。ホールは全て川沿いの設計となっており、ちょうど生まれ故郷の河岸段丘を思い出させる風景が何カ所かあり、変なデジャブーを感じながらプレーした記憶がある。

アメリカで18ホールのゴルフコースを作るのには、250エーカーが必要と言われている。1エーカーは、4,046㎡(約 1,200 坪)なので、1,011,500㎡(約30万坪)の比較的平たい土地が必要となる。

そのゴルフ場でプレーした時の印象としては、生まれ故郷の川沿いにゴルフ場を作ったとしても、18ホールも出来そうにない感じであった。桜の名所になっている生まれ故郷の事を紹介して、ふと思い出したので、不謹慎ではあるが水没した土地と比べてみた。(水没面積の記載の有る水没記念碑の写真はこちら

水没農地15万5千平方米、水没山林25万平米、たったの合計で40万5千平米である。予想通りと言うか、悲しいかな、9ホールのハーフコースが造れるかも怪しい面積である。

アメリカは広大で、特に中西部は平べったいて広い。アメリカでも農地を潰してゴルフ場を造ったりしないのであるが、ゴルフ場が出来るくらいの比較的平べったい土地は、無限にあると言って良い。日本と較べる事自体、それも両脇の山に沿って河岸段丘がある生まれ故郷と比較しても、全く無意味ではあるのだが、何と贅沢な遊びであろうか。

Carl Douglas - Kung Fu Fighting

2011-04-29 12:03:39 | 音楽関連
イギリスの中華料理屋でのライブ(この設定も面白いが)で、"Kung Fu Fighting" が歌われていたのを聞いた中国人が警察に通報し、歌い手が人種差別の容疑で逮捕された。(記事はこちら

明日のロイヤル・ウエディングで流したら面白い事になりそうだ。


イギリスで、70年代の(いろんな意味で勘違いが抜群の)名曲数々が聴けなくなる日が来るのも、そんなに遠くないかも。


歯医者さんに通い詰め

2011-04-29 07:56:41 | 歯のはなし(治療日記)
1月の抜歯、グラフティングの手術に先立って入れ歯を作成してから、ずっと愛用しているので、体の方は徐々に慣れてきて、肩こりもほぼなくなりつつある。

問題は、入れ歯での噛み合わせで、均等に力が掛かるように調整してた上で、上の歯全体を3ミリ程度伸ばしているので、今までと同じ噛み方をすると、もの凄く噛み締めている事になる。

コメカミが凝ったりと変な症状がでるのだが、もう1つ困るのは、この巨大な噛む力でテンポラリーの入れ歯にヒビが入ったり、割れたりしてしまう事である。抜歯、インプラント手術をした右側を避けるので、特に、左側がボロボロになる。

自分で直せないので、その都度、歯医者に行く事になる。入れ歯の直しだけで既に3回も歯医者にいっている。

最初は、割れた箇所を補修、2回目は欠けてしまった所をスムーズになるように削る作業(痛くて仕方なかったので、自分で爪切りのファイルを使って応急処置をしたりした)、そして今日は、左側の伸ばしてある部分が摩耗したので盛り(?)入れ歯と、インプラント手術で微妙に歯茎の形が変わったせいか擦れていたい右側の調整。

結論としては、入れ歯の作り直しをする事になった。まだ、インプラント手術の抜糸が終わっていないので、来週、抜糸後に作り直す事になった。来週は、歯医者のハシゴである。

この一ヶ月程、入れ歯の修理、インプラント手術、定期クリーニングと、毎週2回は歯医者さんに通っている勘定になる。

既に抗生物質は飲みきったのだが、今回は、便秘も無く、下痢も無い。ヨーグルトを一杯食べなさいというアドバイスに従った事が効いているのかも。今週前半は出張で、嵐の中を長距離運転したせいもあると思うのだが、何だか疲れやすい感じはある。

Silver Bullet

2011-04-28 05:40:05 | アメリカ政治
Silver Bullet とは、伝承で狼男や魔女を退治出来るとされており、転じて、問題解決の特効薬と言う意味で使われる。

全国平均のガソリン価格がガロン当たり $4 に迫り、さすがにオバマも無視出来ず、先週土曜日のラジオ演説で、取り上げていた。(映像と声明原稿はこちら

相変わらず、投機に対する警戒とか、クリーンエネルギーとか、間抜けな事を言っているが、珍しく正直に、ガソリン価格を直ぐに下げるような "Silver Bullet" はないと、正々堂々と釈明をしていた。

短期的に、いくらオバマが大統領だといっても、打てる手は無いのであるが、炭素税 (Cap & Trade)、中東問題への下手打ち、メキシコ湾の原油流失事故の処理の不手際については、頬かむりをしたままで、妙に冷静にこの問題だけ正論を言われても、戸惑ってしまう。

再選出馬を正式に発表したのだが、最近のオバマを見ていると、すっかりやる気を無くしているように思える。個人的な勘だが、オバマは大統領の仕事に飽きたのだと思う。でも、再選をしないと、歴史的な ObamaCare は葬られる可能性が強いし、今更民主党としても困ってしまうので、仕方なく続けるように仕向けられているような感じだ。本人は、後6年もやるのかと、ウンザリしているのではないだろうか?気分が変わって、やる気復活の可能性もあるが、今後、乗ってくるような状況は出現しそうに無いので、本人にはつらい仕事になるだろう。

さて、トランプが大騒ぎした事で、再び火が付いたオバマの正式出生証明書の件、今朝、唐突に公開の運びとなり、それに伴いオバマは会見を行った。

この問題の面白いのは、元々民主党の大統領予備選で、ヒラリー陣営が問題にしたのが始まりなのであるが、オバマ陣営は本選、大統領になってからも公開については、口をつぐんだママだったので、燻り続けていた。

トランプが調査し始めた時も無視していたが、なぜか、急に今日も公開となった。表向きの理由は、こんなくだらない事に時間を割くのは馬鹿げているので、騒ぎに終止符を打って、重要な問題に取り組みたいとの事だ。(なんだか意味不明なオバマの会見と、噂の Long Form Birth Certificate は、こちら

今頃そんな事を言うのなら、最初から公開しておけば良いではないかと思うのだが、トランプが騒ぎだした頃は、共和党の大統領候補に名乗りを上げそうなトランプの暴走を利用して、2012年大統領選で自分に有利なようにしようと、公開を戦略的に使おうとしたのだと思う。(もしくは、そのまま非公開)ところが、ここに来て、逆にオバマがアメリカ生まれではない信じる人が増えてきたりして、作戦が逆噴射しそうになったので、この辺で終止符を打っておいたほうが良いと言う判断だったのだろう。

一方トランプはオバマの会見を受けて、誰にも(特に、ヒラリーにも)出来なかった事を成し遂げたと意気揚々である。(この証明書が本物かどうか調べてから結論を出すと、微妙に引っ張っているのも傑作)勢いを駆って、出生証明に続き、未だに公開されていないオバマの大学時代(オキシデンシャル、コロンビア)、大学院時代(ハーバード)の論文や成績や種々の記録についても調べると怪気炎を上げていた。(オキシデンシャルの時は劣等生だったのに、コロンビア、ハーバードと超一流に行けたのかという疑問と、オキシデンシャルの時は留学生として奨学金をもらっていたと言う噂がある)

トランプの突拍子もない挑戦に、公開と言う意外な反応をした事で、オバマの小物感が炙り出されてしまった。(所詮、リベラルの小賢しい作戦はこの程度の物という事だ)トランプも調子に乗っているが、本格的な政策論争に行く前に息切れするのではないかと心配してしまう。

まあ、トランプだし、本格的な政策論争よりこっちの方が今の段階では面白いので、徹底的にやってもらおうではないか。

東日本大震災の私的経済的影響からの愚考 (追記あり)

2011-04-27 05:26:49 | アメリカ経済
東日本大震災というより、津波(もしくは大津波)の文字を入れたほうがイメージ的にはぴったりくる。

直接的に被害には一番縁が無いアメリカに住んでいるが、自動車産業の末端にもヒタヒタと影響が出てきている。

先週、トヨタの生産見通しの発表があったが、アメリカの日系 OEM の生産予定を見ていると、最低でも6月末(独立記念日のシャットダウン)までは、ざっくり半分である。7月以降に増産で遅れを取り返すという噂もあるが、今年一杯は正常に戻らないと思っていた方が良さそうだ。

私の取引先でも、イースター(復活祭)週で、金曜日が祝日( Good Friday ) の先週、一週間シャットダウンをしたり、シフトを減らした上に金曜日は休業の上にしたりして、生産減の調整を行っている。実際にオーダーキャンセルの連絡を受けると滅入るものだ。

自分が担当している売上を考えても、アメリカの日系自動車生産数が、四半期(4、5、6月)だけ半分と考えてもマイナスー12.5%とになる。

経済的影響について、例えば日銀の白川総裁は先週「今年上期はマイナス成長が見込まれる」との見解を示しているが、個人的なアメリカでのマイナス成長(不思議な表現だが)を元に日本経済を大胆に予測すると、自動車業界全体で GDP への貢献が10%であると考えて(昔何かで読んだが、精査はしてない)、単純に影響はー6.25%。あくまでも楽観的に考えてでこの数字であるから、暗い話はしたくないという気持ちは理解出来るが、「今年上期はマイナス成長が見込まれる」などと、お気楽なことを言っている場合ではないのは無いか?

復旧、復興の特需である程度穴埋めされたり、インフレが起これば名目 GDP は少しお化粧されたりするが、電力不足の件もあり、既に分かっている自動車業界の減算だけでも、これだけのマイナス要因があるので悲観的になってしまう。

リーマンショックで財務的に痛めつけられているであろう自動車部品業界、特に2次、3次下請けで、乗り越えられないところが出てくるのではないかと心配をしている。世界的な原材料の高騰も衰えておらず、踏んだり蹴ったりな状態であろう。

アメリカ経済も、ガソリン価格高騰で雲行きが怪しい。ガロン当たり $4 を超えると心理的なインパクトもあるのではないかと、以前に心配したが、先週の全国平均は、$3.84。ニューヨークなどの大都会では既に、$5 を超えている。急激な不況突入以外にガソリン価格が下がる要因がない。

ガソリン価格だけでなく、食料品等のインフレへの実感もある。不況、本格的なインフレ、どちらにいくにしても、あまり良いことは、悲しいかな想像出来ない。

追記(5-5-10):上で、桁を間違えている事を発見。「自動車業界全体で GDP への貢献が10%」なので、全体への影響は、-0.625%。とすると、日銀の言っている事は正しい。但し、イメージとして、-6.25%の方が当たっている様な気がしながら書いたので、小学生以下の様な間違いを犯したのだと思う。(アイデアので突っ走ると碌な事が起こらない事を、改めて実感)

四国独立:アメリカ建国、テキサス州独立運動を参考に

2011-04-26 03:27:44 | 四国独立
政治学者でも、歴史学者でもないし、論文を書いているわけでは無いので、いろんな意味で荒っぽい話になる事は、最初にお許しを請うておこう。

独立となると、やっぱり、人工的近代国家としては唯一の存在であるアメリカの国家成立を参考にする事になるであろう。独立宣言、そして憲法は、独立国家の礎として、必要であろう。

ここで思い出してほしいには、アメリカの国名、アメリカ合衆国 (United States of America) である。独立宣言時に、イギリスは26の植民地を持っており、そのうちの13(州)がアメリカにあったのである。(厳密には、現在の州とは異なる)独立宣言には、それぞれの州の自治をする事を掲げた上で、イギリスからの独立を宣言している。

独立理念という包括的なアイデアを参考にすると伴に、アメリカが成り立ちから、国家主義とは反対の意味で連邦主義であった事は、非常に興味があり、参考になる。フランクリン・ルーズベルト以来、アメリカは段々と国家主義的な色合いが濃くなってきているが、連邦政府の州行政に対する権限には著しい制限があり、州の財政危機とObamaCare の成立により、連邦政府が押し付ける政策に対して、反発が強く強くなる傾向があるのは、建国時の考え方に溯る事が出来る。

連邦政府への一番の反発としてあるのは、州の独立運動である。アメリカは独立後、南北戦争があり南部には独特の誇りが残っている。その中のでも代表的なテキサス州は、アメリカの国家主義への反発から独立を考える人々が、少数ながら存在する。(Texas Nationalist Movement

日本も歴史的には、それぞれの国にお殿様がいて、江戸時代には連邦国家ととも呼べる国の形になっていたのである。開国、富国強兵政策、戦争と国家主義に一直線であったが、それらの要件に大きな意味がなくなってきているのに、体制自体はそのままになっている。

アメリカの独立宣言に戻りるが、不可侵の権利として、命、自由、幸福の追求があるとし、政府はこれを守るものとすると明記してある。ヨーロッパの圧制から逃れてきた人々が、植民地として再び、これらの権利が脅かされた結果としての独立である。

では、今の日本の状態をどのように規定するべきかと言う事に、独立の意義が存在すると考える。

医療、年金など、人々は知らず知らずに政府に頼らざるを得なくなっている。存続できない約束の下で、柔らかな専制が進んでいると考える。いろんな自由が知らず知らずに侵されているのである。(日本だけでなく、ヨーロッパやアメリカも同じである)その対価として公的債務の積み上がりがある。

これらの自由を人々の手に戻し、それぞれが自分の好きに暮らしていけるようにするのである。

肝に銘じておかないといけないのは、個人にとっては非常に厳しい覚悟が必要な事である。政府は、権利を守る役目だけで、暮らしには介入しないのである。自分を含め、人には依存心が少なからずあり、特に政治においては、有能な独裁者が快刀乱麻で、平和で豊かな社会をもたらしてくれる幻想が常にある。歴史的にも、場所、時代を問わず、常に登場する事でも、人の本質と思える程だ。

これを克服するためにも、実感のある大きさでの自立が必要であると思う次第だ。

今後、独立宣言、憲法と基本的な骨組みを作った後で、財政(税法、通貨など)を検証し、経済活動、教育、福祉、移民といろんな事をアドホックに考えていこうと思う。

スカイセンサー5800

2011-04-25 00:12:00 | 非常に個人的な昔話
当時¥20,800 もしたらしいので親にねだって買ってもらったのだと思うが、罰当たりな私はそのいきさつさえ記憶していない。

小学校5年生の時の冬休みに、盲腸の手術をしてお正月を跨いで入院していた。(中川の末光医院だった様な記憶が)昼間安静にして寝転がっているので、小学生と言えども夜中になかなか寝れない。母がラジオを持ってきてくれていたのであるが、当時の私はウブで、深夜放送があるなんて知らず、シーンとした暗い病室(二人部屋だったけど一人で使っていた)で寂しくシクシク泣いていた。

このラジオは。中学生になっておませな同級生やテレビで見た宣伝(「ラジオオーストラリアは笑いカワセミの声で始まる」)に刺激されて欲しくなったのだと思う。日本中はBCLブーム だった。自分は一枚も貰った事が無いのは、受信記録(?)を出した事が無いからだ。

高校生になって深夜放送を熱心に聞いた。特にオールナイトニッポンは、二部でやっていた尾崎亜美や初期の松山千春を熱心に聞いていた。(初期の松山千春は大好きだった)

ラジオ大阪で日曜日の深夜にやっていた「鶴瓶、新野のぬかるみの世界」が大好きであった。(大学受験で初めて大阪に行った時に、わざわざ「千房」によって、メニューに載って無い「ぬかるみ焼き」を食べたりもした)

AM だけで無く、NHK FM 渋谷陽一の放送を熱心に聞いた様な覚えがある。当時、彼はセックスピストルズに嵌まっていた様だが、全然興味が行かなかった。それよりもゲスト出演した大友康平に方に興味が向かったりした。スカイセンサー5800 は、確か FM 用のステレオ出力の端子があったので、ヘッドホーンを突っ込んでステレオ放送は良いなーと思ったりした。

スカイセンサー5800 の売りであった短波は、聞いた記憶が無い。高校卒業して上京する時に持ってもいきもしなかった。

いつだったか帰省した時に気が付いたのだが、母が、真ん中に有るチューニングが懐かしいスカイセンサー5800 で FM 愛媛を聞きながら、裁縫を(アルバイトで和服の仕上げをしていた)していた。

States to Business: Give Our Cash Back

2011-04-24 10:06:41 | 新聞、雑誌から
日本の会社が、WSJ の一面に登場する事は、最近少ないし、非上場なら尚更である。Good Friday の4月22日、一面の記事は小さいので見逃してたが、めくっているうちに写真付きの本文が10面にあり、積み上がっている段ボール箱に「山下ゴム」とあるではないか。慌てて、一面戻って、読んでみると、可哀想な記事であった。

山下ゴムのオハイオ州に有る北米子会社 YUSA に、州政府から $15,915 の請求書が届いたという内容で有った。

5年前に YUSA は、工場の拡張と816名雇用を誓約して、州政府から $35,000 の補助金を支給されている。現在の雇用数が445名なので、その差額分の返金を求められているのである。同社の監査役は、倒産したり、州外どころか国外に移転したりした企業さえあるのに、勘弁して欲しいとのコメントを出している。

2008年のリーマンショック前は、千人を超える従業員がいたが、売上げの減少と、製造ポートフォリオの見直し(コアの防振ゴム以外の製造は、日本やその他アジアへ移管)で、すっかり所帯が小さくなってしまった。監査役は、オハイオ州で頑張っていると言っているが、既にメキシコ工場建設も進んでおり、北米での拡大は、メキシコになる予定になっている。

補助金支給の条件がハッキリ分からないのでの、何とも言えないが $15,915 とはいえ、何とも納得の行かない返金要求であろう。

アメリカの州を始め、地方自治体が雇用拡大の為に、いろんな税法上の優遇や補助金で、企業、特に製造業の誘致を図ってきたのだが、なかなか思うように効果が出ていない。その上、地方自治体の財政が悪化している所が多い。今後、このような歳出は効率も悪いという結果が出ている無くなるであろう。(ホンダは、アラバマ州に工場進出する時に、州政府からの優遇税制を、州の為にならないからと断った事があるそうだ。因に、山下ゴムはホンダ系だ)

WSJ の一面はそれなり名誉であろうが、内容が内容だけに、御愁傷様という所か。


WSJ の記事はこちら。購読してないと、読めない可能性もあるので、取り敢えずコピーも置いておく。(YUSA に関連する箇所だけ)

To the list of those dinged by states' budgetary woes―from Illinois vendors to Wisconsin public employees―add YUSA Corp., an auto-parts supplier in the city of Washington Court House, Ohio.

YUSA received a $35,000 development grant from the state of Ohio five years ago, pledging to expand a plant and employ 816 people. It's only at 445. Recently, Ohio sent the firm a bill, demanding $15,915 back.

This was one of nearly a dozen "clawback" orders signed in two months under the state's new Republican governor, John Kasich. There will be more, says his job-creation director, Mark Kvamme: "We need every single dollar we can get our hands on."

YUSA's view: "Give me a break," says Chris Fairchild, the auto-parts firm's controller. "For crying out loud, we're doing our darnedest. While other local businesses have gone bankrupt or gone to Mexico or other states, we're right here. You'd think there would be a little respect for that."

Going after companies that built a plant but then saw the economy turn against them can fray a state's welcome mat. Mr. Fairchild of YUSA, the auto-parts company Ohio is dunning for part of a past grant, says, "Frankly, you wonder whether...they are trying to chase industry clean out of here, and beat us with a stick until we finally say, 'The heck with you.'"

Asked about that, Ohio's job-creation director, Mr. Kvamme, says the state "will continue to be pro-business [but] when companies receive tax dollars with the promise that they will create jobs, we must hold them accountable for the sake of our tax-paying businesses and citizens."

He adds that the state is simply upholding to the same standards as others in the business world: "What does their bank say if they don't make a payment? What does their mortgage company say?"

絆回廊(新宿鮫 X ):大沢 在昌 最終回

2011-04-23 11:24:11 | 書評
何かの間違いではないかと思い、未だに読める後半の最初から読み返してみたが、錯覚ではない様だ。

ネットでの連載は一体なんであったのか?

大沢 在昌、『連載を終えて』で、殊勝な事を言っているが、おちょくられた気持になっている読者もいる事を忘れてもらっては困る。「本で一気に読むと別の面白さが味わえますよ!」との宣伝文句は、何なんだ!

出来としては普通に良いので、そう言う意味では文句の付け様がない。最終回がちょっとあっけないが、毒猿や前回のように、ドンパチやって終わりじゃ芸が無さ過ぎるか?

その上で、鮫島は生き残ったし、握っている秘密もまだ有効そうだし、香田もいるし、樫原の息子の陸永昌(ルー・ヨンチャン)も無事に御帰国なさった様だし、まだまだ続けられる。

勝手に期待を巨大に膨らました自分が悪いだけなのか?糸井重里、大沢在昌、ほぼ日のスタッフ、誰でも良いから総括してもらいたい。何でも良いから、アッと言わせてほしい。

ただ単に、30代の女性とか、ハードボイルドを読まない層(ほぼ日の常連はそんな感じ)に、読んで貰いたかっただけなのか?なら、読ましといてどう料理しようと言うのだ?

新宿鮫、安心して楽しく読めるだけでは飽きられるぞ。晶と別れた事だし、続けるのなら路線変更でもしたらどうだ。

一体全体、私はなぜにこんなに熱くなっているのであろう。わからん。

(因に、今回のエントリーはそのまま感想メールとしてほぼ日に送ってみました)


後半は、暫く読める様だ。(5/9の午前11時までだそうだ)

過去のエントリー
絆回廊(新宿鮫 X ):大沢 在昌 来週末で完結 (4-17-11)
絆回廊(新宿鮫 X ):大沢 在昌 ここまで来たら一気に読みたい (1-12-11)
絆回廊(新宿鮫 X ):大沢 在昌 10月15日で前半終了 (9-27-10)
絆回廊(新宿鮫 X ):大沢 在昌 (3-20-10)

Gas Task Force

2011-04-23 08:57:21 | アメリカ政治
今頃、ホワイトハウスの片隅で、オバマ政権の回顧録の準備をしている人がいると思うのだが、今回の Gas Task Force を設置して、誰かがガソリンの値段をつり上げていないか監視するという司法長官の発表は、最も愚かしくエピソードとして登場するに違いない。(ホワイトハウス(司法長官)の声明)(記事は、これとか、これとか)歴代の政権の中でも愚行としては、1、2を争うのは間違いない。

冗談ではなく、本気なのだろうから、ホワイトハウスにいる全員が経済音痴の上に、まるっきりの馬鹿であろう。オバマが、こんなくだらない事をしようとしているのに、意見する人すらいないのであろうか?

オバマも、ガソリン価格が高騰しており、経済に悪影響を及ぼしそうだと言う事に気付いたらしい。その上、今週は議会も休みで西海岸への再選キャンペーン滑り出しだったので、タイミングもバッチリだと思たのだろう。救い様の無い阿呆だ。

後は、Task Force から、ガソリン価格の高騰はブッシュとチェイニーが在任中に仕掛けた陰謀だとの報告書でも出てくれば完璧であろう。でも、いつもの様に何のフォローアップ、報告書も出てこないであろう。

Patrice Rushen - Forget Me Nots

2011-04-23 00:52:57 | 音楽関連


上のオリジナルより、下の "Men In Black" として、聞いた人の方が多いのではないかと思う。(実を言えば、私もそう)

結果的に、Patrice Rushen のベストを CD (Haven't You Heard) で買って、時々 CD を引っ張りだしては、聞いている。(彼女のオフィシャルサイトのプレイリストで昔の名曲を聞く事が出来る)

経歴を読むと天才としか言いようが無い。素人リスナーにとっては、こんな素晴らしい曲を聴かせてくれるだけで充分だ。



いろんな人が "Forget Me Nots" をサンプリングしているようだが、まあ、これしか無いだろう。"Men In Black" はお気に入りの映画の1つでもあり、Will Smith も好きな俳優の1人である。Tommy Lee Jones というのもシブいが、大物女優ではないが個人的に大好きな Linda Fiorentino が検死医役で出てくるのがたまらない。(彼女についてはそのうち)

Will Smith もある種の天才であろう。歌手、俳優といして若い頃からメジャーだし、ノリが軽いので大物感がないが、俳優として、売れる映画からアカデミーが穫れそうな映画まで幅広く活躍している。音楽も、ラッパーとしては暴力路線ではないので、ちょっと外れている様な気もするが、"Forget Me Nots" や "Just The Two Of US" のサンプリングをする所をみても、センスは抜群である。(自分の好みと合うだけという気もするが)高校を卒業する時に、なんと MIT の推薦入学を獲得しており、これをバックアッププランとする事で、歌手デビューする事を両親に納得させたらしい。(Linda Fiorentino も大学の時は、弁護士を目指していたらしい)

アメリカで才能のある人は、本当に際限がない感じがする。

Social Compact

2011-04-22 10:18:35 | アメリカ政治
オバマ大統領はインテリなので、普通の人々があまり知らない言葉を使う事がある。

先週の財政危機についての会見や、今週の選挙資金集め西海岸へのトリップ(Facebook 本社での town hall meeting をやったりしている)で使いだした言葉が、"Social Compact" である。(Social contract と同じとも呼ばれる)

1651年に出版された トマス・ホッブズ(Thomas Hobbes) の "Leviathan" が始まりである。簡単に言うと「人は自然状態である事を望むが、自己保存の為には、自由の制限を主権者に委ねる」という考え方である。(主権者は国家理性(君主、支配者と言う意味)と考えられる)主権者は、理性的で絶対に正しいという前提が有る。

彼の思想は、近代国家理論のさきがけとして、アメリカ独立を含め、その後大きな影響を与えたが、主権がどこに属すか、また、どこまで権限が及ぶかについては批判があり、ルソー(Jean-Jacques Rousseau)などは、人民にこそ主権があるとして民主主義の確立に大いに貢献している。

オバマは明らかに、トマス・ホッブズ派であり、「万人の万人に対する闘争」であるという認識があるようだ。よって、主権者(つまり自分)の国家理性で、より良いアメリカにしてみせると思っているのだろう。そして、自分勝手に、前回の選挙のキャンペーン文句の "Hope and Change" でキチンと説明したと思っており、自分に任されたという自負もあるのだと思う。

よって、財政危機や来年度の予算といった些細な事で、自分のやりたい事を制限されるなんて、トンでもないと考えているので、思わず "Social Compact" だなんて苔むした表現で、オバマの本音が思わず飛び出してしまうのだろう。オバマは、やっぱり独裁者体質を持ったフェビアン社会主義者で間違いないと思う。

社会活動家としての生活が長いので、耳障りの良い言葉を喋る事ばかりしているので、いつもの演説はそれほど違和感がないが、良く聞いてみると、とてつもない政治思想を持っている事がよく分かる。その上、自分のやる事が絶対に間違っていないと真剣に思っているので、本当に質が悪い。

2012年大統領選挙では、やっとオバマの政治的な本質が論じられるかもしれない。本当は、前回行われるべきであったのだが、こんな危険な政治信念をもった人が連邦上院議員で大統領を目指すとは誰も考えていなかったので、オバマのカモフラージュを誰も暴こうとしなかった。今回はそういう訳にはいかないだろう。

そう言えば、オバマが大学やロースクール時代にどのような論文を書いたのかも未だに公開されていないらしい。トランプが騒いでいるオバマの出生証明書の問題や、かなりのアメリカ人がオバマがイスラム教であると信じているとか、突拍子の無い話題が未だに消えないのは、オバマの政治信念への違和感が、卑俗的な形で発現しているのではないかと思う。政治史などを勉強していないと「リヴァイアサン」とか「フェビアン社会主義」などの事は分からないが(そう言う私も泥縄ですが)、オバマはアメリカで生まれていないとか、キリスト教ではないとか(どちらも間違っていると思うが)と言われれば、納得してしまう人がかなりいるのはそう言う事であろう。

異質であると言う感覚を、オバマが黒人である事に結びつける論調も多かったが、最近はスッカリ鳴りを潜めている。アメリカは、リベラルが騒ぐような人種差別の国ではないという事であろう。そして、オバマの出生や宗教を疑う人々は、只のゴシップ好きだけではなく、ある種の鋭い政治感覚を持っている人々だと思う。

人気が2年近く残っているのに、既に選挙活動全開になっているオバマだが、大統領としてやる事をやらないと(出来る能力が無いので、無いものねだりだが)、$1B(約800億円)使っても再選の目はないと思われる。(そう言えば、前回の選挙活動資金もいろいろ調べられており、弁護士費用が嵩んでいたり、返金をしたりしているとの報道があった)

インプラント手術

2011-04-21 07:17:59 | 歯のはなし(治療日記)
昨日、右上の#2、#3、#6、3本のインプラント手術をした。

今回も、前回の抜歯のときと同じで、Lorazepam という催眠鎮静剤を一時間前に飲んでいったので、歯科クリニックに着いた事には少し足元がフラフラしていた。(医師の指示で、家内が運転手)口全体のレントゲンを撮ったあと、笑気ガスのマスクを鼻にされて、直ぐに気持よくなった。

局部麻酔の注射を打たれた所はハッキリ覚えているのだが、その後は眠ってしまったらしい。気が付いたら縫合をしており、約2時間半で終了。

看護婦も抜歯よりインプラントの方が段違いに楽だと言っていたが、実感としてもそのとおり。

自宅に帰って直ぐに寝たのだが、軽い夕食とトイレに起きた以外は寝っ放し。約18時間も寝ていた計算になる。痛み止めが効いているのか、口の中に少し血の味がするだけでいつもと余り変わらない。後は、抗生物質で便秘にならなけい事を祈るだけ。

因に、処方された抗生物質は、Amox Tr-K Clv 875-125mg。前回は、Amoxicillin (アモキシリン)250mg Capsule だったのだが、今回の物は、基本的には Amoxicillin に clavulanate potassium が入っているらしい。看護婦は、前回より強い抗生物質だと言っていた。どちらの副作用にも下痢の記述があるのだが、便秘の話がない。便秘の原因は痛み止めの可能性もある様なので、今回はこれ以上痛くなりそうにないので、早めに抗生物質だけにしてみるつもりだ。

特別会計

2011-04-20 11:16:50 | 政治の話題
今更、日本の財政はどうなっているのと思って日本国勢図会〈2010/11年版〉をつらつら読んでいるのだが、とにかく複雑に出来ている。(私の頭が悪いだけか?)

一般会計、特別会計、財政投融資、地方財政、多分最初は意味があってこのような形になったのであろうが、簡単にする努力をせずに、より複雑にしたのは、単に継続性のなれの果てというより、複雑にしておいた方が、何かと都合が良いという意図がモロに出ていると思う。(2003/04年度版の日本国勢図会には、なんと特別会計は、一般会計、特別会計の歳出額の表に出てくるだけ。2010/11年版でも歳出の項目はあるのだが、歳入の明細は無い)

特に、特別会計は2008年の歳出ベースで約 4.4 倍もあり、再差引純計でも一般会計の約 2.2 倍になり、270兆円、GDPが494兆円なので、54%が何らかの形で日本政府が絡んでいる事になる。(但し、171兆円が国債整理基金で、国債の借り換えだと単純に考えると、残りは100兆円となり、特別会計の実質は、17兆円という事になるのだと思うのだが、思いっきり間違っている様な気もする。なぜかと言うと特別会計の年金だけでも76兆円あるので、こんな単純な計算ではないような気がする。(馬鹿丸出しの気分))

但し、イメージ的に経済の54%に日本政府の指紋があると言うのは、やっぱり違和感がある。20%(100/494兆円)は、何と無く納得出来る。

本で理解したい私としては、いろいろ探してみたのだが、『亡国予算』と『特別会計への道案内』位しか見当たらない。(チャンスがあれば読んでみたい)

経済学部などで日本の財政をキチンと研究している所はないのだろうか?

特に特別会計については、事業仕分けとか埋蔵金とかに問題を矮小化したり、個人の頑張りで解明するのではなく、シンクタンクみたいな所で徹底的に暴いてもらいたい物である。

私の好きな歴史経済小説に『大君の通貨』があるのだが、長崎奉行の幕府への為替に関する報告書が、異常に難解である描写がある。実態が分からないようにする事で、お手盛りを隠す手段であったであろうとの推測がしてある。特別会計は、正にそれの現代版の様な気がする。

普通の人が普通に考えて分からない様な財政は、絶対に怪しい所が隠されていると思われる。