YS Journal アメリカからの雑感

政治、経済、手当たり次第、そしてゴルフ

疑獄までもう少し、あと一歩、50マイルくらい!?

2013-05-26 13:27:01 | アメリカ政治
昨日、なんであんな曲を思い出したかというと、オバマ政権をめくるスキャンダルがいくつも同時に火を噴いてきており、どれもこれも状況証拠は充分なのに、共和党も攻めが甘いし未だに大半の報道機関は真剣に追求する気すら見せていない体たらく状態で、オバマにとって致命的になるかすら見えてきていない状態を表現する言葉を探していたからだ。

ベンガジ事件では国が事件の因果関係を意図的にねじ曲げる、IRS スキャンダルでは法のもとの平等を政治思想によって差別する、AP. Fox News への捜査に至っては言論の自由、報道の自由を侵害する、と言った言語道断の事態なのに、オバマ大統領自身は事前には知らなかったと言い(これは怪しい)、オバマ政権、ホワイトハウスの関与が少しづつ明らかになってきている段階である。

元々リベラル色の強いのがジャーナリズムではあるが、オバマに肩入れした事で、政府側となったリベラルの親玉が権力を使ってトンでもない事をしているにの、未だに擁護しているのは、悲劇を通り越して滑稽である。

疑獄まであと50マイル、遠い様な近い様な。

ネブラスカ(?)・ホテル BORO

2013-05-24 19:23:53 | 音楽関連
『あと50マイル』南に走って辿り着いたら、そこはやっぱりネブラスカ・ホテルしかないだろう。

30年の間に勘違いが熟成していたようだ。正しくは、ネグレスコ・ホテル。調べてみると、南おフランス、ニースにあるホテルらしい。

フランスはキロ表示のはずなので、マイルを使うのは変だ。マイル表示はアメリカとイギリスだけだろう。しかし、ネブラスカも州名なのでネブラスカ・ホテルも妙だ。

その上、ニースから50マイル北に行くとイタリアのトリノ辺りにになってしまう。30年前なら国境を超えるのも手続きが大変そうだ。ただ走るだけでは辿り着きそうにない。

でも、何だか名曲です。


IRS Scandal

2013-05-19 21:26:37 | アメリカ政治
最大で唯一の関心は、オバマ政権にとってのウォーターゲートになるかどうかだ。

オバマ辞任、罷免に至らなくても、官僚もしくはホワイトハウスの上級スタッフが辞任に追い込まれる事態になれば、IRS に限らずオバマが目指す大きな政府、つまり連邦政府のやり過ぎに警戒気運が高まるであろう。

まず今回の IRS: Internal Revenue Service(内国歳入庁と訳してあるが日本で言う国税局)のスキャンダルであるが、非営利団体の申請審査で Tea Party, Patriot などキーワードとして使い、保守系グループに対し税金申請とは無関係の政治信条や必要以上な情報の開示を求め、そのうえ通常数ヶ月で終了する審査が2年以上経っても処理さえされない。

IRS は当初は否定、その後下級職員によるものとしていたが、苦情が広がり収束を急ぐオバマ政権は責任者を更迭させるている。

保守系グループをターゲットにし始めたのが 2010 年であり、ObamaCare への反対が盛り上がり草の根グループが多く誕生した頃である。非営利団体の認定を受けると寄付金集めや活動が格段にしやするなる。そして IRS は2012 年つまり大統領選の時まで、続けていた事が明らかになっている。

まだ、ホワイトハウス、オバマ自身の関与については何も出てきていないが、オバマの再選キャンペーンのウェブページでロムニーへ寄付をした人達を個人攻撃した事があるのだが、そのうちの何人かには IRS の意図的と思われる監査が入っている事実もある。

この IRS スキャンダル以外にも、リビアのベンガジ領事館襲撃の真相、そして 司法省による AP 通信社の盗聴問題が噴出している。

オバマ陣営は共和党が極端に政治問題化させていると非難し、オバマ大統領に至っては IRS Scandal に憤慨していたりすのだが、ホワイトハウスが関与している可能性は高そうだ。

叩けば必ず埃が出そうなので、共和党が連邦下院の公聴会等を上手く使って、どこまで追求出来るかが今後の展開の鍵であろう。これまでオバマにたいして厳しい批判をして来なかった大半のマスコミも、司法省による AP 通信社の盗聴問題が明るみになった事で少し風向きが変わった様にも見受けられる。

どちらにしろ、アメリカ政治は暫く停滞する事になるだろう。(この状態は 2010 年の民主党中間選挙大敗から少しも変わっていないのだけれど)

Everything Political

2013-05-12 19:49:50 | アメリカ政治
先週、連邦下院で昨年9月11日のリビアのベンガジにあるアメリカ領事館襲撃の公聴会があった。

焦点は、事前にテロ活動が活発になっている情報があったのになぜ警備強化がされなかったのか、襲撃は長時間続いたのだがなぜ救援部隊を直ぐ出動させなかったのか、国務省、オバマ政権はなぜうそ(テロではなく、デモがエスカレート)の説明をしたのか、の三つだ。

最初の2点については、現政権(特に国務省)の能力不足を表してはいるが犯罪ではないと思われる。問題は最後の、なぜオバマ政権が(アルカイダ系グループによるテロと知りながら)うその説明をしたのかと言う事である。

一番考えら得るのは、昨年9月は大統領選を2ヵ月後に控えていたオバマ再選活動との関連であろう。オバマ再選キャンペーンは、昨年3月にオサマ・ビンラディン殺害によりアルカイダは敗走状況であり、テロの可能性は大きく後退したと宣言していた。そんな時に、計画的と思われるテロ、それも大使が死亡する事態が発生した事をありのまま伝える事は、山場を迎えていた選挙戦にダメージを与えると考えた可能性が高い。

意図的に誤った情報をアメリカ政府が行った事がどのように処理されるのかが、今後の焦点になるだろう。

オバマとその側近は、全ての出来事を政治的という色眼鏡を通して見ている。アメリカ領事館が襲撃され大使が殺されたという事さえ政治的にしか捉えられない。だからこそアメリカ政府としてうその情報を流して乗り切ろうとしたのであろう。

未だにホワイトハウスは一連の出来事を政治的なものであると考えている節があり、共和党がこの事件を必要以上に追求しているというコメントまでだしている。

国務省、ホワイトハウスが積極的に報告事実を歪曲した事が暴露されつつあるし、今回は4人も死亡者が出ているので、そのうちにウヤムヤとはいかないだろう。

本当に情け無いのは、大部分のマスコミが現政権にうそをつかれていたのに大問題にしていない事だ。


関連エントリー

大統領報道官とオバマ大統領のコメントの食い違い (9-21-12)
"Don't Believe the Liberal Media!" (9-19-12)
「イスラム教の預言者ムハンマドを冒涜する映像をきっかけとした反米デモ」という大嘘 (9-14-12)
偶然な訳がない (9-12-12)

Oblivion(オブリビアン)

2013-05-10 20:19:55 | 映画
制作費が足りなかったのか(絶対にそんな事は無いと思うが)、トム・クルーズの出演料がバカ高かったのか、登場人物は少ないし特撮も平凡なショボイ映画であった。(特撮はスターウォーズの雰囲気ににており、ビルの谷間や峡谷の空中戦はデジャブーというより二番煎じ)

SFで地球上に人類がいない設定なので致し方ないのであるが、登場人物が少ない映画は寂しい。

ばっきり言って駄作である。日本での公開は5月31日らしいが観る価値無し。

暫く映画館に足を運んでなかったし、トム・クルーズ主演なので期待が高かっただけに、二重にガッカリ。

あらすじは(というよりは話そのものであるが)こちら。(日本語版は頓挫している)

出張先のインディアナ州の田舎の映画館で、入場料は $8、ミディアムコーラとラージポップコーンのコンボ が$9.75。

自閉症と環境要因

2013-05-05 08:21:45 | 雑記
"Autism Linked to Environmental Factors" (WSJ 5-4-13) のでは、環境要因、特に大気中の金属とディーゼル排ガスに妊婦がさらされると(どのレベルかには言及無し)、自閉症の子どもが生まれるリスクが 30-50% 増えるそうだ。ハッキリした結論は出ていないが、ある種の殺虫剤でもリスクが高まる可能性も示唆してある。

一方で、妊娠前や初期に鉄分を取るとリスクが 40% 減るとも書いてある。

ちょっと驚いたのは、遺伝要因が 35-60% となっている事だ。遺伝子とかの特定はされてない様だが、遺伝的要素は高そうだ。(以前、自閉症のエントリーで中川先生からコメントを頂いたが、遺伝というより家庭環境という要因もありそうなのだが、それには触れられていない)

現在の結論としては、複合要因であるとしか言えないのが現実の様だ。

一番驚いたのは下のグラフだ。125人に1人と思っていたのだが、現在は88人に1人、それもたった4年で大幅(と言っても良いと思う)に増加している。自閉症の事に興味を持ち始めた頃は、一般認識が拡大した事で認定されるケースが増えているという事も言われていたが、もうそんな話ではないと思われる。

1% 以上もの子どもが自閉症である事実には言葉を失ってしまう。未だにそのメカニズムがハッキリと解明されていない事も歯痒い限りである。

事後的にも、アメリカは早期発見と治療法が確立されて来ているが、日本ではなかなか制度の整備が進んでない様だ。

アメリカ(というか外国)に住む日本人の場合、自閉症の症状のひとつである言語障害を外国語環境ということで見逃す場合もあるようだ。日本人的な感覚で、親の我が子に対する贔屓目、ちょっと変だなーと思っても様子見をしたり、最初からそんな事は無いと否定してしまう人も少なく無い。明らかな症状が出ていても専門家ではない他人が、診断を進めるといったアドバイスを言えるものでもない。早期治療がその子の将来に大きく影響するだけに、発見の遅れは悲し過ぎる。

原因解明や予防確立にはまだまだ時間が掛かりそうなので(個人的には決定的な原因の究明は不可能な気がする)、正しい認識(早期発見、早期治療が最も肝心である)が広まる事を望むばかりだ。




関連エントリー いろいろな貴重なコメントを頂いているので、そちらをお見逃し無く

自閉症とワクチン (1-12-11)
自閉症 (10-1-10)

今年のクラブ設定

2013-05-04 05:32:35 | ゴルフ
Maxx Bag Fitting

昨年はいろいろとあり、ゴルフクラブの総取っ替えが延び延びになっていたが、今週思い立ってクラブフィッティングに行ってきた。以前パターフィッティングをしたことがある Miles o...


『実は、34" のセンターシャフトと言う事でファイスが厚く打感も抜群だった TaylorMade Ghost Manta Centershaft を密かに狙っていたのだが、ドライバーに引き続き、ささやかな節約となった。(でも、将来買っちゃうかも)』

予言は当たる事もある。

35" ではあるが、今シーズン前に買ってしまいました。($129 とお買い得だった)

昨シーズン中にパターとドライバーは変遷があり、どちらも何回か替えている。(残りの12本はそのまま)ドライバーは現在ナイキ VR-S (去年のモデル)。雑誌等の評判が良いので試打してみらた飛距離、安定性とも抜群で、その後ゴルフショップをひやかす度に試打を繰り返していたが結論は変わらず、昨シーズンの終わり直前 $129 に値下がりしたので、運命と諦めて購入。

ボールは Penta の在庫が無くなり次第、Lethal にする予定。