行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

春、黄色の野花

2020-05-11 20:00:12 | 花,植物
4月22日、
久しぶりに南山の里道を歩いて見ました。
春は黄色の草の花が目立ちます。


バラ科キジムシロ属ミツバツチグリ。
林縁や草地など日当たりのよい山野に生える多年草、
花や葉は同属のキジムシロによく似ていますが、
キジムシロの茎が横に伸びるのに対し、こちらは上に伸びるように思います。


ケシ科クサノオウ。
野原や林縁によく見られる越年草、
ヤマブキソウと同じく、黄色の4弁の花です。
葉や茎に有毒成分が含まれ、「白屈菜」という名で皮膚病の生薬となっています。


キンポウゲ科ケキツネノボタン。
田んぼや湿地、あぜ道などによく見ます。
ちょうどベニシジミがとまりました。


ニガナが早くも咲いていました。
野原や林の下など里山環境に5~7月に生えるキク科の多年草です。
普通は5弁花ですが、変異が多く、6弁、7弁のものもあり、
8弁以上のものはハナニガナと呼ばれるようです。


バラ科ヘビイチゴ。
葉は黄色がかった緑色、3小葉です。
よく似たものにオヘビイチゴがあります。


キク科オオジシバリ。
ジシバリ(イワニガナ)に似ますが、
それより大型でよく見かけます。


キク科ハハコグサの花にナナホシテントウムシの姿。
マクロレンズに換えて、花とテントウムシを一枚。
マクロで写してみると、ハハコグサの花も別の花に見えます。
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ダイコンの花にアゲハチョウ

2020-05-10 20:00:33 | 花と虫
里道を歩いていたら、
ダイコンの花にアゲハチョウが吸蜜していました(4/22)。
今シーズン初のアゲハチョウです。


ダイコン。
アブラナ科ダイコン属の越年草、
主に太い根を食するダイコン、
おでんなどの煮物をはじめ、
いろいろな料理に欠かせない野菜です。


そのダイコンの花は
白または淡い紫色をしたアブラナ科特有の十字形の4弁花。
清楚できれいな花なのです。


ずいぶん昔、1970年代ですが
「だいこんのはな」という森繁久彌と竹脇無我が主演のホームドラマがありました。
森繁久彌演じる父親が加藤治子演じる亡妻を、
「だいこんの花のような、素朴だが美しく控えめな人だった」と常々語り、
竹脇無我演じる息子にも「妻を娶るならだいこんの花のような人を」と言っていたのが題名となっています。


アゲハチョウ、
アゲハともナミアゲハとも呼ばれる最も一般的なアゲハチョウ科の蝶です。


ナミアゲハ。
春3月下旬から11月ごろまで見られますが
春型は夏型に比べかなり小型で黄色味が強いのが特徴です。


これも4弁花、ダイコンの花のようです。
小さな甲虫がとまっていました。
モモブトカミキリモドキです。
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新緑に春のモズ

2020-05-09 20:00:22 | 
里山の細道、
モズの雄が新緑の木の枝で囀り、
時に秋の高鳴きのような声で鳴いていました。


春から夏の散歩道、
木の葉が邪魔して、小鳥がいても
なかなかうまく写らないので、あまりレンズを向けないのですが。


どうにか姿を捉えられる木の端にとまり、
鳴き声をあげているモズがいました。


過眼帯が黒色、雄モズです。
囀りと地鳴きそして秋の高鳴きでしょうか、
何種類かの鳴き声をあげています。


調べてみると、百舌(モズ)の名は、
様々な鳥(百の鳥)の鳴き声を真似た、
複雑な囀りを行うことが由来だそうです。


樹の繁みのなかに飛び移り顔を出しました。


シジュウカラ、
これもよく見る小鳥ですがけっこうすばしっこい、
春や夏は木の葉に隠れて全身を写すのはけっこう難しい。
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イヌザクラ、サンショウの花

2020-05-08 20:00:09 | 花,植物
外出自粛の今年のゴールデンウィークの初日、
人の少ない近くの里道を散歩、
イヌザクラとサンショウ雌花そしてニガキの雄花を写しました。


バラ科ウワミズザクラ属イヌザクラ。
こんな花でもサクラの仲間です。
花期はソメイヨシノなどに比べて遅く、
東京ではゴールデンウィークの頃になるようです。


ブラシ状の花序が
同属のウワミズサクラに似ているといわれますが、
花色はウワミズザクラが白色に比べて少し黄緑黄がかかり、
花序全体が小型です。


上2つとは異なる木、
この木のは上の木に比べて花序に丸みがあるように思えます。
前年枝の下方に総状花序が数個互生し、径5mmの白色の5弁花を多数つけます。


花序枝には葉がつかないのが特徴、
花序枝に葉がつく同属のウワミズザクラとはここでも区別することができます。


ミカン科サンショウ。
雌雄異株の木、その雌花です。
葉をもんでみると香辛料のサンショウの香りがします。 
この果実の皮を乾燥させ粉にしたのが香辛料のサンショウです。


サンショウの花、
雌雄ともに花弁は無く萼片だけの花です。
上は雌花、一つの花に2個の子房と2個の雌蕊が見られます。


ニガキ科ニガキ。
この木も雌雄異株、その雄花です。
サンショウの雄花に少し似ているように思います。
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河川敷の草の花

2020-05-07 20:00:06 | 花,植物
4月21日の多摩川河川敷、
多くは外来種ですが、草の花もいろいろと咲いていました。


オオバコ科オオカワヂシャ。
萵苣(チシャ)とはレタスのこと、
在来のカワヂシャにて大型なのでオオカワヂシャ。
近年、関東地方を中心に河川敷によく見られる外来種、
花を見るとオオイヌフグリによく似ています。


そのオオカワヂシャと並んで、咲いていたクレソン。
オランダガラシの名もあるアブラナ科植物、
肉料理の付け合わせなど、野菜としても広く使用されています。


キンポウゲ科セリバヒエンソウ。
芹に似た葉、 花が燕の飛ぶ姿に似ているいうことで芹葉飛燕草。
明治時代に中国から渡来、関東地方中心に広がっています。


シソ科カキドオシ。
少し湿り気のある野や庭の隅などに生える多年草、
いかにもシソ科らしい唇形の花、意外ときれいです。


マメ科ナヨクサフジ。
ヨーロッパ原産、家畜の飼料として導入されたものが
河川敷を中心に野生化し、増えています。
在来のクサフジに葉や茎の形状がよく似ますが、花色は濃い紫色。


スイカズラ科ノヂシャ。
ヨーロッパ原産の帰化植物、
荒れ地や河川敷など日当たりのよい乾燥地によく見られます。
欧米ではコーンサラダとよばれ、人気のあるサラダ用ハーブなのだそうです。


オオバコ科ヘラオオバコ。
道ばた、荒れ地、河川敷などによく群生している外来の大型雑草。
穂状の花序が印象的です。
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オニグルミの花

2020-05-06 20:00:19 | 花,植物
山間だけではなく、河原、河川敷によく見られるオニグルミ、
多摩川の中流域にもよく見られる落葉高木です。
昨年の台風19号の洪水で稲城側に生育していたものはほとんど倒木してしまいました。
そこで、府中側の河川敷に、こちらにはたくさん残っていました(4/21)。


オニグルミ(鬼胡桃)、
日本と樺太に分布するクルミ科クルミ属に属する落葉高木です。
雌雄同株、雄花は緑色、前年の枝にたくさんの尾状花が垂れ下がります。


雌花は新枝の先に10個ほどが穂になって咲き、
雌蕊は普通真っ赤、柱頭が二裂しています。


雌花、雄花が一画面にうまく入りました。
尾状の緑の雄花に大型の奇数羽状複葉そして紅い花、
春の河川敷に異色、よく目立ちます。


何本か並ぶオニグルミの中に、
雌花の紅色、雄花の緑色も周りのものに比べて淡いものがありました。


そこで、低い場所の花に近づいて見ました。
確かに、雌しべは橙色、そして花の周囲がより毛深く感じます。


2つ並んだ橙色の雌花を望遠で。
オニグルミ、
日本においては九州から北海道にかけて広く分布しているようです。
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マツバウンランとリナリア

2020-05-05 20:00:55 | 花,植物
散歩の道端に
可愛い薄紫色の花を見つけました(4/16、25)。


マツバウンラン。
ゴマノハグサ科の一年草または二年草です。


葉がうまく写りませんが、
葉の形が松葉、花がウンラン に似ているのでこの名があります。


北アメリカ原産の帰化植物、
造成地などの荒れ地やグランドの端など、
日当りの良い場所に生育します。


花付きのよい個体が2本並んでいたので
花を大写しに。


細長く、真っ直ぐに伸びた茎に花がつきます。


花壇のリナリア、
ヒメキンギョソウとも呼ばれます。
色とりどりに咲いていました。
マツバウンランと同じゴマノハグサ科、
花の形がよく似ています。
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ヤマツツジとヒメウツギ

2020-05-04 20:07:40 | 花,植物
4月中下旬の山道、公園道に
ヤマツツジとヒメウツギを写しました。


ツツジ科ヤマツツジ。
初夏の山野に見られるツツジです。


枝先の1個の花芽に花冠が5裂の1-3個の花を咲かせます。


花色は微妙に変異がありますが
主に朱赤色、この花色が緑の中に見える景色が好きです。


ヒメウツギ。
アジサイ科ウツギ属の落葉低木です。


比較的暖かい地域の山地などに自生していますが
庭木や公園木としてもよく目にします。


根元から枝分かれして、
広がり、ウツギに似た白い花を咲かせます。
花期はウツギより早く、4月下旬から。
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夕刻の雲、風景

2020-05-03 20:00:07 | 風景
4月18日の夕刻、
夕焼けが雲にかかってきれいだったのでカメラを持参、
ストレス解消にと近くに出て見ました。


日が随分と長くなってきました。
18時が過ぎましたがまだ空に青色が残り、
南側の大きな白い雲に西日が染まってました。


少し露出をアンダー、
ホワイトバランスを曇りにして、
雲にあたる夕日の紅色を強調して見ました。


クジラ橋の上から西の空を。
夕焼けの色はいま一つです。


ホワイトバランスを白色蛍光灯にして、
今度は東方向を。
コロナ自粛でいつもより少なめですが都心の灯かりが濃青色の空に映ります。
そして右端にスカイツリーの灯かりもわずかに見られます。


クジラ橋の上から、
尾根幹線のモミジバフウ街路樹とその横に立ち並ぶ街灯そして鉄塔。
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ライラック、ヒメリンゴ、ムベの花

2020-05-02 20:00:43 | 花,植物
緊急事態宣言、1ヶ月ほど、5月末日まで延長されました。
外出自粛、テニスもゴルフ出来ず、テレビのスポーツ中継もなし、
パチンコ、外食も我慢の生活が続きます。
ヨーロッパ、アメリカでのコロナのたいへんな感染拡大の様子を知ると、
それも必要なこと、やもなしと思う以外ありません。
このコロナウィルス、とてもやっかい。
感染が終息するには人類の60%ほどが感染して免疫を持つことが必要、
その期間は2~3年はかかるだろうと言う専門家もいますが、
そんなことではなく、なんとか感染拡大を早く抑えたいものです。
現に韓国、台湾がそのことにほぼ成功していることには勇気づけられます。
みんなでガンバロウ。

運動不足を解消するため、近くを1時間ほど散歩、
目についた花を写してきました(4/16)。


公園の垣根横にライラック。
紫色の小花が花序の下から開きはじめていました。


モクセイ科ハシドイ属。
寒冷地にも強く、桜が終わった後、
北海道の初夏の花としてよく知られています。
別名、リラ。


ヒメリンゴ。
バラ科リンゴ属の落葉高木、
別名イヌリンゴ。
花は、枝の先に5-6個がつき、
つぼみは淡紅色だが、開くと白色になります。


ヒメリンゴ、
球形で直径が2-2.5cmと小さな紅色の果実がつきます。
熟したものであっても酸味が強く、生食には向かない。


民家の垣根にムベの花。
アケビ科ムベ属、楕円形の濃紫色の実がなりますが
アケビとは異なり、実は避けません。


これも生垣。
紅い葉に白い小さな花をたくさんつけていました。
バラ科カナメモチ。アカメモチとも呼ばれます。
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