行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

第一化アカタテハ

2018-05-30 20:00:36 | 昆虫
成虫で越冬するアカタテハ、
5月中旬、傷みもなく、色褪せもない個体が姿を見せていました。
越冬した個体たちから生まれた最初の成虫、第一化の蝶たちです。


タテハチョウ科アカタテハ(赤立羽)。
年に数回発生するようです。
それでも食草のカラムシが減っていることもあり、
ここ多摩丘陵では、最近は見ることの少なくなった蝶です。


春に見られる越冬個体は長い間生きていることもあり、
傷んでいるものを多く見ます。
5月中旬、花の終わったコゴメウツギに
傷みのないきれいなアカタテハを見つけました。
第一化が発生したようです。


じっととまっていたので、
逃げられない距離でまず1,2枚写し、
マクロレンズ片手にそっと近づいて見ました。
細かい毛、翅などの質感がしっかりと写りました。
肉眼ではここまでなかなか見えません。


公園のサラサウツギの花にもアカタテハ。
秋に見ることがあるのですが春に見ることは少ない蝶、
そして、発生して間もないきれいな個体です。


翅の裏側も新鮮、
白くて細い網目模様がはっきりと見えます。
このアカタテハ、花にも吸蜜しますが
腐った果実、獣糞や樹液に吸蜜しているのを目にします。


翅表、前翅の先端は黒く、白色の斑点が点在し、
後翅にも橙色の縁取りがありますが
中心部はくすんだ褐色です。
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