行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アオイトトンボとギンヤンマ

2023-12-19 20:01:08 | 昆虫
10月5日の昭和記念公園、
小さな池でアオイトンボを見つけました。


昭和記念公園を散策、
小さな池を覗いてみると、
池にせり出していたコセンダングサにアオイトトンボがとまっていました。
オスの成熟個体です。


アオイトンボのオス、
成熟すると複眼は青くなり、胸部と腹部に白粉を帯びます。
イトトンボの仲間は翅を閉じてとまるのが普通ですが、
アオイトトンボやオオアオイトトンボは翅を開いてとまります。


別のオス。
上の個体より胸部、腹部の白粉が少なく見えます。
オスの未成熟個体は白粉がないそうですが、
もう10月、未成熟個体は撮れませんでした。


アオイトトンボとオオアオイトトンボはよく似ているとされますが、
オオアオイトトンボは粉をふきません。
複眼が青いこと、粉をふくこと、
成熟オスは両者を見間違うことはなさそうです。


ピントが甘くなりましたがアオイトトンボのメス。
オスに比べて腹部がかなり太いのが分かります。
メスはオオアオイトトンボと見分けが少し難しくなりますが、
産卵管など腹部末端の形状が違います。


草陰にギンヤンマが産卵していました。
ギンヤンマは水中の水草や水中植物の茎に産卵するとのこと、
アオイトトンボを写すのをやめて、
そのまま180mmの望遠マクロで近づいて見ました。
水中の草茎に腹部末端が触れているのが写っています。


少し移動し、水に浮かんだ木片に産卵し始めました。
ギンヤンマの場合、多くはオスとメスが連結しての産卵になりますが、
近くにオスの姿はなく、このメス、珍しい単独産卵です。
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