カクレマショウ

やっぴBLOG

30年前のタイムカプセル

2006-05-08 | ■その他
実写版「ちびまる子ちゃん」は、期待以上の面白さでした。アニメのキャラクターに忠実過ぎるほどの配役、何よりもちびまる子ちゃん役の女の子の演技力には度肝を抜かれてしまいました。

最後のエピソードで、タイムカプセルの話が出てきました。ももことたまちゃんが20年後に読もうと言って、お互い宛の手紙をガラス瓶に入れて神社の木の根元に埋めるのですが、ちょっとした行き違いからケンカをしてしまうという話です。ビミョーな子ども心が、泣かせる…。

で、タイムカプセルと言えば、私も思いがけず30年前のタイムカプセルを見つけてしまったのです。

中学生の頃、毎日つけていた「生活ノート」。担任の先生のコメントがところどころに載っているのを見ると、「外向けの日記」みたいなものですね。B5判のノート1冊に約半年分の日記が、まるで自分の字とは思えない筆跡で綴られています。

テレビでよく芸能人がデビュー当時の映像を見せられてキャーやめて、なんて言ってますが、たぶんあれと同じ感覚。「過去の自分」と向き合うのがどんなに恥ずかしいことか。その時は、確かに一生懸命歌ったり踊ったり(芸能人が)、考えたり書いたり(私が)していたはずなのに。

書いてある内容は、勉強のこと、部活のこと、クラスのこと、生徒会のことなど、もちろん「学校」に関する話題がほとんどを占めるのですが、モントリオールオリンピックのことや(開会式の入場行進の順番を全部書き出してあったのにはびっくり仰天)、家族のこと、読んだ本のことなんかも書いてありました。中学生らしい?精神論、「○○しなければならないのだ」、「やるぞ!」といった言葉や、青臭い正義感むき出しの文がやたらと多いのには、恥ずかしさを通り越して、苦笑を禁じ得ません。

でも、あの頃は本当にいろんなことに心から「感動」したり深く「失望」したりしていたんだな~と思います。そしてそれをストレートにオモテに出せてもいた。そういうことを、いつ頃からできなくなってしまったんだろう。

…30年前の自分に向き合うことも、そう悪いことではないのかもしれませんね。過去の自分も、もちろん自分自身が引き受けなければならないのですから。


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