遅すぎた冬支度

考えてみたら、「冬支度」とは言うけれど、春支度とか夏支度とか秋支度とか、あんまり言わないよなあ。冬を迎える支度というのは、それだけ特別なことなのでしょう。

冬支度は、まず身に着けるものから始まる。コート、手袋、マフラーといった防寒具を引っ張り出してくる。着るものは、だんだんに替えたり枚数を増やしたりしていくので、いつの間にか冬支度になっている感じでしょうか。靴も大事。滑って転んだりしたらかっこ悪いし、だいいち危ない。ソールの滑り止めは不可欠。

毎年使う暖房器具のチェックも一応しとく。いざという時に暖が取れないのはつらいので。

それから、雪対策。スノーダンプとか雪片づけ用具を一式玄関脇にそろえておく。車の雪を払うやつも（あの道具何ていうんだっけ？）。車と言えば、忘れちゃならないタイヤ交換。雪が降る前に早めに交換しておけばいいのだけれど、つい伸ばし伸ばしで、結局毎年、雪が降ってから替えてます。

庭の木はほったらかしなので、特に雪囲いとかしません。池をつくった当初は、魚たちの冬越えのために良かれと思って落ち葉を入れてあげたことがあったのですが、これが逆効果で、ほとんど死なせてしまったことがあり、深く反省。それからは池にも特に冬支度は施さないことにしました。池の上にはもみの木があるから、そんなに雪も積もらないし。

逆に、冬の間使わない物をしまっておくのも冬支度ですね。自転車とか、そろそろ寒くて乗れない。雪が降ったら完全にアウトなので、春になるまで休んでもらいます。

あとは、チューリップを植えたり、ヒヤシンスの水栽培を始めたり、というのも冬支度といえるのかな？

そんなこんなで冬支度に力を入れる前に、今日みたいに突然吹雪になったりすると、困るんです。帰ってから暗い中であわててタイヤを出してきたり、雪片づけ道具を出してみたら壊れてたりするので。

ま、今日の雪もたぶん２～３日すればすっかり溶けて、また降っては消えて、を何度か繰り返しているうちに、いつのまにか根雪になって、いよいよ冬本番がやってきます。タクシーに乗ると、運転手さんと今年は雪が多いんですかね～？と雪予想が始まるのも、冬支度の季節ならではですね。

雪が降り過ぎるとユーウツになるので、できれば冬がなくてもいいとも思うのですが、それでも、季節の変わり目を実感できるいい言葉ですね、「冬支度」。