カクレマショウ

やっぴBLOG

本を読まない高校生

2015-04-20 | ■教育

いわゆる「不読率」。ある全国調査によると、高校生の約半数が、「1か月に1冊も本を読まない」んだそうです。ということは、高校生活3年間において、ほとんど本を読まないで卒業してしまうということか。ホントかよ! にわかには信じられない気もしますが、そうだとすれば、これは本当に由々しきことではないかと思う。一番感受性豊かで、受容能力も高いと思われる高校時代に本を読まないなんて、もったいないとしか言いようがありません。

子どもの不読率は、年齢が上がるに連れて高くなることはよく知られていますが、この報告書(「高校生の読書に関する意識等報告書」)では、高校生がなぜこれほど本を読まないのか(読まなくなったのか)について、後半で詳細に分析されていて、とても興味深い。予想どおりというか、本を読まない理由としては、やはりネットやゲーム、SNSとの関係が深そうです。あと、保護者が本を読む冊数が多いほど、また、家にある蔵書の数が多いほど不読率は低くなるし、書店や図書館が近くにある/なしによっても差が大きいんだって。 

更に、報告書では、高校生の不読率を低くする、つまり高校生にもっと本を読んでもらうために何が必要かについても、提言しています。「本を読まない理由」ごとのアプローチが必要のようですね。 

まあ、結局は、小さい頃から親が普通に本を読んでいれば、その姿を見て、子どもも自然と本好きになるのではと思ったりもします。ただ、そういう習慣のない家庭で育った子どもには、中学生、高校生の段階でも、「いい本」(その子に合った本)との出会いをつくってあげるのが大人の役割ですね。たった1冊の本との出会いが人生を変えることもありますから。


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