インド人が発見した0(ゼロ)は「空位の0」でした。つまり、位取りの中で、「何もない」ときに0を挿入したのです。古代ローマにおいても、また中国においても、「空位の0」の観念は存在しなかったようです。だから、漢数字やローマ数字で大きな数字を表そうとすればとてつもない長さになってしまうし、何よりも、計算がしにくいのは致命的です。
ところで、昔は「数え」による年齢の数え方をしていました。つまり生まれた瞬間に「1歳」になるのです。最初の誕生日が来ると2歳になる。これに対して「満年齢」では、産まれた瞬間は「0歳」で、そのあとは、生後○ヶ月、○年と、「生きた経過年数」を年齢とします。
「数え年」と「満年齢」の違いは、「時計」的な数え方と「暦」的な数え方の違いによるものではないかと思います。暦は、1年の最初は1月1日で、0月0日ではありません。時計は「0時0分」から始まります。時計は、その「瞬間」を示し、暦の方は、「経過時間」を示す。全く異なる概念だと思うのですが、「暦」的なカウントと「時計」的なカウントを、私たちは違和感なくごちゃ混ぜにして使いこなしています。だって、1年は、1月1日0時0分0秒から始まるのですよ。0月0日0時0分0秒からではないのです。たとえば、「2時00分」というのは、その日すでに「2時間」経過したということを示すのに対し、「2月1日」は、1年のうち「2か月と1日」が経過したことを示すわけではありません。考えてみれば、不思議な感じがしませんか?
さて、私たちにもっとも身近な位取りは十進法ですが、これはたまたま指の数が10本だったから使われているだけで、合理的だからとか計算がしやすいからという理由からではありません。その証拠に、時間に関する単位は、1年が12か月で、1日は24時間、1時間は60分というように、十二進法を使います。これは、時間を円で表すときに、円を10等分するのが難しい、ということから来ているようです。円周上のどこからでもいいから半径の長さで円周を切り取っていくと、簡単に円を6等分することができます。さらにそれを半分ずつに区切ると、12等分されます。これが「1時間」となるわけです。
今こうしている瞬間も、時計は時を刻み、暦は経過時間を積み重ねていきます。
憂いの7月の終わりまであと1時間と少し。助走の8月がもうすぐ始まります。
ところで、昔は「数え」による年齢の数え方をしていました。つまり生まれた瞬間に「1歳」になるのです。最初の誕生日が来ると2歳になる。これに対して「満年齢」では、産まれた瞬間は「0歳」で、そのあとは、生後○ヶ月、○年と、「生きた経過年数」を年齢とします。
「数え年」と「満年齢」の違いは、「時計」的な数え方と「暦」的な数え方の違いによるものではないかと思います。暦は、1年の最初は1月1日で、0月0日ではありません。時計は「0時0分」から始まります。時計は、その「瞬間」を示し、暦の方は、「経過時間」を示す。全く異なる概念だと思うのですが、「暦」的なカウントと「時計」的なカウントを、私たちは違和感なくごちゃ混ぜにして使いこなしています。だって、1年は、1月1日0時0分0秒から始まるのですよ。0月0日0時0分0秒からではないのです。たとえば、「2時00分」というのは、その日すでに「2時間」経過したということを示すのに対し、「2月1日」は、1年のうち「2か月と1日」が経過したことを示すわけではありません。考えてみれば、不思議な感じがしませんか?
さて、私たちにもっとも身近な位取りは十進法ですが、これはたまたま指の数が10本だったから使われているだけで、合理的だからとか計算がしやすいからという理由からではありません。その証拠に、時間に関する単位は、1年が12か月で、1日は24時間、1時間は60分というように、十二進法を使います。これは、時間を円で表すときに、円を10等分するのが難しい、ということから来ているようです。円周上のどこからでもいいから半径の長さで円周を切り取っていくと、簡単に円を6等分することができます。さらにそれを半分ずつに区切ると、12等分されます。これが「1時間」となるわけです。
今こうしている瞬間も、時計は時を刻み、暦は経過時間を積み重ねていきます。
憂いの7月の終わりまであと1時間と少し。助走の8月がもうすぐ始まります。
私はコンピューター関係の仕事をしているので、「1」と番号を振られたとき、「これは、先頭?それとも2番手?」と悩みます。プログラムを書くときには意外と添え字をつけるときの先頭は「0」から始まるんです。自分の業界だけかと思いましたが、日常でも結構ごちゃ混ぜで生活しているんですね。
「憂いの7月、助走の8月」って・・・?
「憂いの7月、助走の8月」はすみません、完璧にプライベートな話でした。8月に入り、いろいろな面でいい方向に向かいたい、向かわせたいという意味でした。